2024年02月05日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[日韓旋網業界団体 日韓漁業協定の再開を求める建議書を両国政府へ提出]
韓国と日本の旋網業界団体が、日韓漁業協定の交渉再開を促し、合意に基づく双方の排他的経済水域(EEZ)での操業を求める共同建議書を両国政府へ提出する。
韓国の大型旋網水産業協同組合が、2024年2月5日発表したと聯合ニュースが伝えている。
日韓間でEEZでの漁獲割当量などを定める日韓漁業協定の合意事項が期限切れになって久しい。
サバなどを漁獲する旋網漁業者で構成される韓国の大型旋網水産業協同組合は、日本遠洋旋網漁業協同組合と共に、日韓漁業協定の妥結を促す建議書を両国政府に提出すると発表した。
日韓漁業協定を巡り民間団体が政府に建議書を提出するのは初めてとされている。
日韓漁業協定は、日韓両国の漁船が互いのEEZで操業条件を守って漁業活動を行えるよう取り決めたもので、2016年に協定更新の交渉が決裂して以降は相手国のEEZ内で操業できず、韓国の水産業界は大きな打撃を受けている。
韓国の大型旋網水産業協同組合長チョン・グムソクは、両国の民間漁業間で異論のない旋網から、まず操業を開始して、8年間中断している交渉のきっかけとすべきだと訴えたとされている。
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