2024年11月05日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[“またがり資源”イワシ・サバ ロシアEEZ 2025年北海道接続南北クリール海域漁獲勧告が発表される]
ロシア漁業庁は、日本EEZとの“またがり資源”となるイワシ・サバの南北クリールEEZにおける来年2025年の漁獲勧告量を、今般、別表のとおり発表した。
ロシアは、資源特性からイワシ・サバをTAC魚種から除外、漁獲勧告量の設定により管理している。
主要、南クリール海域のイワシは前年となる今年2024年当初設定の2.1倍の約98万トンとなる。
今年2024年春、ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、北西太平洋におけるロシア(ソ連)漁業者の40年前のイワシ漁獲量のダイナミズム等を比較し、その多くの類似性から、今後、似たシナリオをもって当該操業が期待できると別図の発表をしている。
また同時に、サバの漁獲量が減少しており、背景の複雑さも指摘している。