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2018年01月26日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[サケマス大不漁・規制によりアニワ地域経済が衰退]
昨年2017年漁期の太平洋サケマスの大不漁と伴った規制により、アニワ地域の経済が一気に衰退した。
地域経済当局によると41の漁業会社の内、現在なんらかの形で事業を行っているのは、わずか10社となっている。
例えば、“Ника”(ニカ)社は、少量のコンブを生産し、“Альтаир”(アリタイル)社は、ウバガイ(Spisula sachalinensis:ホッキガイ)を採捕して経営をつないでいる。
これらのことから、地域の財政運営も非常に困難な状況に追い込まれている。
昨年2017年下半期だけで4社が破産申請をしており、この中にはサハリン州漁業界で良く知られている“Таранай”(タラナイ)社も含まれている。
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