内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

Perfume を讃えて ― 祝ベスト・アルバム Perfume The Best“P Cubed” 発売

2019-10-09 23:59:59 | 私の好きな曲

 このところ雨が多い。多少の雨なら大学まで自転車で行くが、それが少し躊躇われるほどの降りのこともある。そんなときは路面電車を使う。大学まで自転車の倍以上時間がかかるから、それは嬉しくない。でも、ヘッドホンで音楽を聴きながら行けるのは、ちょっと嬉しい。
 9月18日、Perfume のメジャー・デビュー15周年を記念する三枚組のベスト・アルバム Perfume The Best “P Cubed” が発売された。アップルミュージックでもCD発売と同時に配信が開始された。以来、大学の行き帰りに何度も聴いている。冒頭の新曲 「Challenger」を除いて、2005年のメジャー・デビュー曲「リニアモーターガール」からリリース順に配列されていて、最後はこのベスト・アルバムに初めて収録された新曲「ナナナナイロ」。全52曲(個人的には、「23:30」の落選がちょっと残念)。
 最近の曲もいいのだが、どの曲も鮮度が落ちていないのに驚く。彼女たちがいつも時代の先端を走り、進化・洗練・成熟を続けているのは、本人たちの努力と才能によるのはもちろんのことだが、曲だけを聴いていると、やはり作詞・作曲・編曲をずっと手掛けてきた中田ヤスタカの圧倒的な才能に感嘆しないではいられない。最近の曲には英語がかなり入っている曲も多いが、初期のは日本語のみか日本語が主で、その語感と音の響きとリズムが生み出す独自の音楽世界に私は魅了されている。
 特典付初回限定盤を発売の一月前に予約しておいた。今月初めに日本から送ってもらった。付録のブルーレイには、今年の Coachella Valley Music and Arts Festival のライブ映像や「EテレEうた♪ココロの大冒険」からの二曲、「Perfume のただただラジオが好きだからレイディオ!4」などが収録されていて、それはそれで楽しめる。