穏やかな春の陽射しを浴びながら、名古屋を出て高山に向かった。
東海北陸道の長良川SAは、桜やタンポポが咲き乱れ、清流もキラキラと輝き、すっかり春の景色に変わっていた。
ひるがの高原を過ぎて、飛騨に入る頃から雪が降りだし、道路標識には「ユキ注意」の表示も出た。
家に着く頃には、雪は止んでいたが、風が強くて冬のように寒い。
それでも、雪の解けた庭には、蕗のとうがたくさん出て、雑草も伸びていた。
裏山の椎茸も、あちこちのほだ木から出始めて、少し育ち過ぎた椎茸も混じっていた。
数日留守にしている間に、まわりの雪はすっかり消えて、春を随所に目にするが、体感的には冬だった。
暖かかった名古屋から来たので、余計に寒さが身にしみるのかも知れない。
桜のつぼみも固く、飛騨の本格的な春は、未だ先のようだ。