高山祭りが終わると、飛騨路にも遅い春がやって来ると言われるが、今朝も横殴りの雪が降っていた。
どこの家も、農作業の準備を始めているが、低温と雪で気勢をそがれている。
裏山の椎茸も、本格的に発生する時期を迎えて期待していたが、凍結して育たないのも出ている。
趣味でやっているので、がっかりする程度で済むが、出荷する人たちは深刻だ。
これだけ寒暖の差が激しすぎると、他の作物の生育や人の体調なども影響が大きいだろう。
野山に自生する花や雑草は逞しく、少々の寒さは平気なようだ。
先日の暖かさで一斉に出てきたつくしは、少々の雪に負けずぐんぐん成長している。
やがて雑草の王者スギナに変わるが、取っても取っても生えてくる畑の強敵で、生命力の強さには、いつも驚かされる。
蕗のとうも花になったが、これも雪や低温にびくともせず伸びていく。
日ごろつくしや蕗を食べているので、少しは耐性が身に付いたかと期待しているが、効果はあまり無い。
相変わらず季節外れの寒さが身にしみるし、春の雪を見ると、気持ちまで萎えてしまう。
それでも、雪に耐えて、凛と咲く水仙に励まされたりして・・・