名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

春を迎える山里の風景

2010年04月11日 | セカンドルーム

 

傘を差すほどではないが、久しぶりに小雨が降った。
春の雨は乾燥した大地を潤し、木々の芽吹きを促してくれる。
今朝の雨は少し物足りない降り方で、すぐに止んでしまった。

田畑の雑草は、日に日に伸びていくし、山の芽吹きも間もなく始まる。

 
渓谷沿いの「だんこうばい」が、雨にくすんで咲いていた。
このあたりでは、桜やこぶしに先立って咲く花で、春の到来を感じる風景の一つである。


日陰の汚れた残雪も、めっきり少なくなり、ここ数日で無くなるだろう。

安房峠や野麦峠道路などは、まだ冬季通行止めだが、一般道路の積雪は無くなったし、これから降っても大したことは無いので、今日は冬用タイヤの交換をした。
年2回のタイヤ交換で、厳しい冬の到来と、春の開放感を味わっている。


近所の家では、休日を利用して三世代で椎茸の菌打ちをやっていた。
息子さんが「ほだ木」にドリルで穴を開け、おじいさんが駒を穴に入れ、おばあさんが木槌で打ち込んでいた。
ほほえましい分業を、孫は珍しそうに見学している。
山里にも遅い春がやって来て、今日も日常的な風景が、毎年変わることなく繰り返されている。

コメント (6)
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