今朝方まで激しく降っていた雨も上がったので、堆肥を一輪車で畑まで運んだ。
近所の牛舎から、2トン 7.000円で買った牛糞の完熟堆肥で、有機栽培に欠かせない肥料である。
半分畑に入れて、残りを田んぼに使うが、化成肥料と違って、土壌改良の効果もあり、ふっくらとした土が出来る。
一輪車でピストン輸送して畑にすき込み、霜の心配がなくなる連休明けに、夏野菜の苗を植える。
天気も回復したので、まわりの田畑も急に賑やかになり、田を起こすトラクターのエンジン音が、あちこちから響いてくる。
近所の老夫婦もいつものスタイルで、畑を耕し、畝たてをして植え付けの準備をしていた。
庭の桜もようやくピンクの蕾が膨らみ、開花も間近になってきた。
山菜も少しずつ種類が増えて、野山も賑やかになっていく。
裏山の行者にんにくの緑が瑞々しい。
タラの芽も赤みを帯びて、間もなく弾けそうだ。
わさびの白い花も摘み頃になってきた。
今夜の夕食は春の素材を集めて作ってみた。
わさびの花と行者にんにくのお浸し、クレソンのサラダ、焼き椎茸、あさつきとホタルイカの味噌和えにアサリ汁で、肉体労働者にはちょっと上品過ぎる献立になってしまった。
それでも春の香りをいっぱい集めた、贅沢料理はおいしかった。