昨日は、久々の好天に恵まれて、ユキ(柴犬)を連れて丸黒山(1956m)に登ってきた。
近くの山では、犬連れの登山をやっているが、往復9時間のロングコースは、今回が始めてである。
いつもリードを腰に固定しているが、短いリードは、引っ張ったり引っ張られたして、お互いに窮屈だし、先日のように滑落した際には、犬もろ共落ちてしまう。
今回は、新調した5mの伸縮自在のリードを試すことにした。
犬は右に左に自由に動き回って喜んでいたが、低い枝の下をくぐったり、狭い木の間を通ったりして、コントロールするのが大変だった。
ダメ! コッチ!と、長いリードを引きながら指示を連発して、少し意味が通じるようになった。
盲導犬のように、飼い主の左脇を大人しく歩いてくれれば良いのだが、急に命令されても無理なことだろう。
犬の足は抵抗なく雪に沈むので、お腹の浮力を利用したり、吹き溜まりはウサギのように跳ねて越えている。
深い雪が長く続くときは、後ろに回って跡を辿るなど、雪山登山の要領はかなり身に付けてきた。
近くに山仲間がいないので、いつも一人で登っているが、熊除けの鈴を付けた犬が一緒だと、心強いし心も和む。
犬連れ登山は賛否があるので、穂高や上高地へ連れて行くことは無いし、登山者の多い山へも連れて行かない。
シーズンに入る前の静かな山や、人が来ないやぶ山は犬連れ登山のパラダイスだ。