高校のクラス会で知多半島の内海へ行ってきた。
あいにくの雨模様であったが、特に観光をする予定も無く、送迎バスで会場の旅館を往復し、昼食と歓談を楽しむという会である。
男女20数名の参加者は、やや女性が多かったが、時間の経つのを忘れて会話が弾んだ。
われわれの世代は、母校やクラス、部活などを通して集まる機会が結構多く、今回は隣のクラスと合同の会であった。
戦後の復興期から高度成長期へと、激変する時代を過ごした仲間は、貧しかったが心豊かな青春を送ったという共通の意識を持つ人が多い。
僅かな時間の差であるが、団塊の人たちにはこうした意識は少なく、ライフスタイルもクールでスマートな行動を得意とする人が多いようだ。
ひとたび集まれば、半世紀前の青春を取り戻せる最後の世代かもしれない。
世話役が挨拶で、年1回やるとしてあと何回できるかと言っていたが、元気な間に、うたかたの青春を楽しんでおこう。