今
朝は久しぶりに、東の山から太陽が昇るのを見た。
各地に被害をもたらした豪雨も、ようやく勢いが衰えて、小雨がぱらついた程度で、まずまずの天気になった。
時々薄日が差すと気温が上がり、蒸し暑さは相変わらず続いている。
デスクの上には、やるべき仕事がメモ書きしてあり、毎朝それを見て動いている。
本業の家具製作の注残4件をはじめ、草刈り、薪割り、ほだ木の天地返し、ほだ木の運搬、枝打ち、下草刈り、作業場の清掃、集塵機のおが粉の処理等などが列記してある。
1つが終わると、また2~3加わるので際限が無い。
これが結構プレッシャーになるので、メモは止めようと思ったこともあったが、楽なほうに流れそうなので、何となく今も続いている。
今日はメモの中から、「椎茸のほだ木」を裏山まで担ぎ上げることにした。
雨降り続きや名古屋で飽食と惰眠をむさぼり、ぼつぼつワークアウトしておかないと、体が鈍ってしまうので、それにふさわしい仕事を選んだ。
4月にナラの原木に椎茸菌を打ち込み、コモを被せて寝かせておいたが、菌も活着して木口も駒の周りも菌糸で白くなっていた。
ほだ木の本伏せをする場所は、笹やシダ類がかなり茂っていたので、まず鎌で刈ることから始めた。
平地であれば、枕木を介して交互に並べる「むかで伏せ」をするが、傾斜地なので立木の間に枕木を渡して、そこへ「ほだ木」を立て掛ける方法で並べた。
1本10~20キロほどの「ほだ木」を、担ぎ上げるのは結構きつい仕事で、湿気の多い裏山では、すぐに全身が汗まみれになってしまう。
熱中症になりかねないので、薄めたスポーツドリンクのがぶ飲みで、16本を運び終わった。
これで来年の秋から、原木栽培の椎茸が収穫できる。
往復200メートルほどの斜面を、1本ずつしか運べなかったが、以前は両肩や両脇に抱えて登ることが出来た。
体力の衰えを感じるミストサウナの筋トレであったが、1本運ぶごとに山里モードに切り替わっていくことを実感できた。