名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

イノシシ除けの柵作り

2010年07月25日 | セカンドルーム

 

今朝、畑を見回っていたら、ムジナらしき動物に荒らされていた。
トマトの皮を残した食べ方や、青い実には見向きもしない手口は、彼らの仕業に違いない。


トウモロコシやスイカは、まだ熟していないので無事だった。

ウリの熟れ具合を調べたのか、爪痕が残っていた。
山の動物たちは食べ頃を知っていて、その頃になると必ずやって来るので、ぼつぼつ手を打たないと先を越されてしまう。
田んぼの近くには、イノシシの掘った跡があちこちに残っており、既に2度も田に入られている。
下見に来ただけで、大事には至らなかったが、間もなく出穂の時期が来るので、今日は防御柵を作ることにした。


去年と同じで、古トタンを杭で固定して、田を囲む方法である。
見慣れない異物があると警戒して避ける習性があると言われているが、空腹のときは柵を蹴破ったり、飛び越えて進入してくる。
そのため、外側を網で地面を覆ったり、トタンを2段にしたり、爆竹や爆音発生器などを併用して防いでいる人も多い。
それでもイノシシは学習して、人間の知恵をあざ笑うかのように侵入して来る。
出始めた稲の穂は、柔らかくて水分や甘みもあり、イノシシにとっては年に一度のご馳走なので、命を懸けてもやって来る。
脱穀機のように籾を歯でしごき取って行くので、群れで入られたら小さな田は全滅状態になる。
残った稲も踏み倒されたり、糞尿や体臭が残って食べられないという。
山里では、病害虫や天候不順以上に恐れられ、度重なる被害で耕作を止めてしまった家も少なくない。


最近は電気柵が普及して、この集落でも利用する家が増えてきた。
今までのトタンやネットに比べて効果があるようで、電気柵を破って侵入したという話は聞かない。
イノシシが電線を、鼻先で探ったところ、ビリッと来て1m以上も飛び上がって退散したという。
ビリッと来ないトタン柵を狙われたら、暑さを我慢して作った甲斐が無い。

コメント (4)
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