冬型の気圧配置が居座って、今日も真冬日の寒い一日だった。
いったん春を思わせるような暖かい日が続いた後なので、ひな祭り寒波はけっこうこたえる。
時々青空がのぞくこともあるが、すぐに黒い雲が流れてきて粉雪が舞う。
水際の小枝は飛沫が凍結し、重みに耐えている。
冷凍状態の冬芽もよく見ると、いくらか膨らみ赤みを帯びている。
陽射しのある田んぼの氷も、終日解けることなく日暮れを迎えた。
この寒さの中で、飛騨地方も花粉の飛散が観測されるようになった。
裏山の杉花粉は、まだ飛んでいないようだが、実は大きくなって今にも弾けそうだ。
寒波が去れば、本格的な飛散が始まるだろう。
少々の寒さは我慢が出来るが、くしゃみと鼻水の鬱陶しさは、想像しただけで憂鬱になる。