今日の名古屋は快晴で、初夏を思わせるような天気だった。
こんな穏やかな休日の一方で、餓えや渇き、寒さに苦しむ人、肉親の安否を求めて探し続ける人、大勢の犠牲者のいることは、理解をはるかに超える現実である。
高山市役所のホームページで新着情報を見ていたら、東北地方太平洋沖地震に関する記事が出ていた。
・3月12日付で、「3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、電力供給設備に大きな被害が出ており、被災地域では電力の供給力不足が生じることが見込まれています。周波数変換の関係で、この地域から被災地域へ供給できる電力には限りがありますが、市民のみなさまには災害支援のひとつの取組みとして、節電に努めていただくようご理解とご協力をお願いします。」
・3月13日付で、「今回の地震をきっかけに携帯電話などで、救援物資を募る出所不明のチェーンメールが広がっているようですが、被災地への救援物資の提供については、ルートが確保できていない状況です。 市としても、そのルート確保について情報収集に努めているところですので、ご案内できるようになりましたら、 あらためてみなさまのご協力をお願いします。 市民のみなさまには、正しい情報に基づいた行動をお願いします。」
・3月13日付で、「3月11日に記録的な震度を観測し、家屋の倒壊や津波により被災された東北・関東地方の方を支援するために、義援金募金箱を設置します。皆様のご協力をお願いいたします。
設置場所 市役所本庁および各支所
なお、集められた義援金は日本赤十字社岐阜県支部に送金します。
など等、東北地方太平洋沖地震に関して、市民に対するお願いや協力依頼が、素早い対応で載せられている。
こうした動きは、愛知県や名古屋市の公式ホームページでは見当たらない。 大きな組織でのきめ細かい対応は難しいのだろうか。
13日現在の日本赤十字社のホームページは、
〈義援金について〉
このたびの義援金につきましては、関係機関と調整中ですので、ご案内できる段階になりましたら、日本赤十字社のホームページ等でご案内させていただきます。
なお、原則として個人の方からの物品の寄贈は受け付けておりませんので、ご了承ください。
〈ボランティアについて〉
ボランティア活動へのご協力のお申し出につきましては、現在、被害状況の把握に努めているところですので、現時点ではご案内できる情報はありません。
ご案内ができる段階になりましたら、日本赤十字社のホームページ等でお知らせする予定です。
などの記載があり、義捐金は行政機関などを通して受け付け、ボランティア活動も体制が整い次第案内があるようだ。
出来ることは限られているが、小さな善意が積もれば被災された人たちに少しは役に立つだろう。
前回も書いたが、この国難とも言える大災害は、国民全員が等しく受け止めなければならない。
被災者の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。