昨日の夕方、雪の降りしきる中を除雪車が道路の雪をかいていった。
早朝から夜まで、連日大活躍をしている。
寒波はひとまず去ったようで、今朝は久しぶりに青空を見た。
放射冷却のせいなのか、冷え込みだけは相変わらず厳しい。
少し太陽が高くなって、7時半ごろに東の山から顔を出すようになった。
西や北の山の尾根を照らしていた陽光が田畑にも届くようになり、立春を境に我が家の庭や部屋にも陽射しが少しずつ入ってくる。
山里に暮らす人たちは、部屋に差し込む陽射しを畳の目を数えながら春を待つと言われるが、その気持ちがよく分かる。
朝夕の散歩は、余ほど悪天候でない限り行くことにしているが、今朝のようにマイナス10度を越していても、青空を見ると気分的に暖かく感じる。
犬は寒さや冷たさを体感だけで感じるようで、震えたり体を丸めたりして寒さに耐えている。
散歩をしていて、足が冷たくなると片足を交互に上げては休んでいる。
辛そうだったので、古靴下を輪ゴムで止めて履かせてやったが、すぐに外してしまうし、コートを着せても器用に脱いでしまう。
人間が思うほど、犬はひ弱ではないのだろうか。
散歩から戻ってくると、両足の肉球を盛んに舐めて手入れをし、小屋の藁布団は鳥の巣状にして寒気を防いでいる。
ヒビやアカギレが出来ている様子も無く、きれいな足の裏をしている。
食欲も旺盛で、冬は少し量を増やしているが、飲み込むようにして一気に食べ尽くし、いつまでも食べ終わった食器を舐めている。
少しメタボ気味だが、防寒用の皮下脂肪を貯め込んでいるようだ。
犬なりに寒さ対策をしているので、余計なお節介は迷惑なのかもしれない。