名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

恵比寿之湯に入って丹生川ダムの見学

2012年02月22日 | セカンドルーム

 

今朝は小雪が舞っていたが、陽が昇ると気温が上がり、いつものような肌を刺す冷たさは感じなかった。
居座っていた寒気もようやく去って、日向に居ると春の暖かさを感じる。
高台から見る乗鞍岳も、厳しい表情も和んでやさしく見えた。


薪の運搬や作業場周りの除雪を終えて、久しぶりに高山市丹生川町の「恵比寿之湯」へ行ってきた。


地元の人たちが管理組合を作って運営している小さな温泉で、質素な木造平屋トタン葺きは、むかしの湯治場や銭湯の雰囲気がする。


緑がかった白濁湯はナトリウムやカルシウム、石灰などを含み、浴槽も床も温泉成分がびっしり付着して、源泉かけ流しを実感できる。
源泉を飲むと、甘味を抜いたサイダーのようで、鉄の匂いがした。
温泉の適応症に病後回復と健康増進がうたってあったので、これで風邪も完全に抜けるだろう。


温泉のすぐ上流に、完成間近な「丹生川ダム」があるので寄ってきた。


水をたたえたダムの水面は雪と氷で見えないが、ほぼ満水のようだ。

 ダム上部から下流側を見る


昭和50年の着工以来、紆余曲折はあったが、現在は工事施設の撤去や、周辺の整備が進行中で今年の6月に完成する。

 ダム上部


当初の建設目的であった水道用水や農業用水の確保も、過疎化が進んだ現在に、どれほどの需要があるのだろうか。
八ッ場ダムと同様に、いったん始まった公共事業は見直されることはない。

コメント (4)
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