名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

椎茸栽培用「ほだ木」の運搬

2010年07月16日 | セカンドルーム

 

朝は久しぶりに、東の山から太陽が昇るのを見た。
各地に被害をもたらした豪雨も、ようやく勢いが衰えて、小雨がぱらついた程度で、まずまずの天気になった。
時々薄日が差すと気温が上がり、蒸し暑さは相変わらず続いている。
デスクの上には、やるべき仕事がメモ書きしてあり、毎朝それを見て動いている。
本業の家具製作の注残4件をはじめ、草刈り、薪割り、ほだ木の天地返し、ほだ木の運搬、枝打ち、下草刈り、作業場の清掃、集塵機のおが粉の処理等などが列記してある。
1つが終わると、また2~3加わるので際限が無い。
これが結構プレッシャーになるので、メモは止めようと思ったこともあったが、楽なほうに流れそうなので、何となく今も続いている。
今日はメモの中から、「椎茸のほだ木」を裏山まで担ぎ上げることにした。
雨降り続きや名古屋で飽食と惰眠をむさぼり、ぼつぼつワークアウトしておかないと、体が鈍ってしまうので、それにふさわしい仕事を選んだ。


4月にナラの原木に椎茸菌を打ち込み、コモを被せて寝かせておいたが、菌も活着して木口も駒の周りも菌糸で白くなっていた。

 
ほだ木の本伏せをする場所は、笹やシダ類がかなり茂っていたので、まず鎌で刈ることから始めた。


平地であれば、枕木を介して交互に並べる「むかで伏せ」をするが、傾斜地なので立木の間に枕木を渡して、そこへ「ほだ木」を立て掛ける方法で並べた。


1本10~20キロほどの「ほだ木」を、担ぎ上げるのは結構きつい仕事で、湿気の多い裏山では、すぐに全身が汗まみれになってしまう。
熱中症になりかねないので、薄めたスポーツドリンクのがぶ飲みで、16本を運び終わった。
これで来年の秋から、原木栽培の椎茸が収穫できる。
往復200メートルほどの斜面を、1本ずつしか運べなかったが、以前は両肩や両脇に抱えて登ることが出来た。
体力の衰えを感じるミストサウナの筋トレであったが、1本運ぶごとに山里モードに切り替わっていくことを実感できた。

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高山へ

2010年07月15日 | セカンドルーム

 

朝早く名古屋を出て、お昼前に高山に着いた。
飛騨地方も黒い雲が低く垂れ込め、時々雨が降るという不安定な天気だ。
道すがら、田んぼが冠水していないか、裏山が崩れていないかなどと気がかりだった。
家も畑も異常はなく、裏山も崩落した個所はなく安堵した。


田んぼの稲は順調に育ち、一見問題は無さそうだったが、畦が削られ大量の水が流れた跡が残っていた。
13日に、この辺りは猛烈な豪雨が襲い、谷から溢れた水が田に流れ込んで、稲が水をかぶっていたとのことだ。


近所の人が、水の流れを丸太や鉄板などで止めたり、溝を掘って本流へ落としたりしてくれた。


今は水も引いて事なきを得たが、雨の中の作業が大変だったろうと、感謝の気持ちでいっぱいだ。


畑は雑草ばかりが目立ち、野菜の生育は芳しくない。
数日間留守にすると、育ち過ぎた野菜で困るほどだが、長雨のせいか今年はそんなことは無かった。
キュウリやナスの実も少なく、落ちた花ばかりが目立った。
午後は薄日が差したので、畑の草刈をしていたら、突然バケツを引っくり返したような雨が降ってきた。
家に駆け込む間に、全身ずぶ濡れになる程の大粒の雨は、まるで熱帯のスコールのようだった。
シャワーを浴びている間に雨はやんだが、その後飛騨地方に大雨警報が出た。
まだまだ油断が出来ない。

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高校クラス会で知多半島の内海へ

2010年07月14日 | セカンドルーム

  

高校のクラス会で知多半島の内海へ行ってきた。
あいにくの雨模様であったが、特に観光をする予定も無く、送迎バスで会場の旅館を往復し、昼食と歓談を楽しむという会である。
男女20数名の参加者は、やや女性が多かったが、時間の経つのを忘れて会話が弾んだ。
われわれの世代は、母校やクラス、部活などを通して集まる機会が結構多く、今回は隣のクラスと合同の会であった。
戦後の復興期から高度成長期へと、激変する時代を過ごした仲間は、貧しかったが心豊かな青春を送ったという共通の意識を持つ人が多い。
僅かな時間の差であるが、団塊の人たちにはこうした意識は少なく、ライフスタイルもクールでスマートな行動を得意とする人が多いようだ。
ひとたび集まれば、半世紀前の青春を取り戻せる最後の世代かもしれない。
世話役が挨拶で、年1回やるとしてあと何回できるかと言っていたが、元気な間に、うたかたの青春を楽しんでおこう。

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雨の休養日

2010年07月13日 | セカンドルーム

今日の名古屋は相変わらずの蒸し暑さで、一日中断続的に雨が降り続いている。
納屋橋河畔の栴檀(せんだん)の木に、青い実がたくさん付いていた。
栴檀の木は、幹や樹皮を削ると香気がただよい、双葉が芽生える幼木のころからその兆しがあることで、「栴檀は双葉より芳し」と、大成する人は幼いときから優れたところがあることの喩えとして使われてきた。

何も予定が無いので、本を読みながらうたた寝をしたり、テレビを見てごろごろしているうちに日が暮れてしまった。
与党が惨敗したことによって、ねじれ国会で与野党の対決姿勢が強まると、テレビ報道や新聞見出しが躍っている。
「ねじれ」は大いに結構で、数の論理で押し切る与党や、何でも反対する野党の姿を見たいと思う国民は一人も居ない。
政策課題や法案を真剣に議論し、面子やしがらみを越えた審議が展開されれば、参議院の存在感が増し、二院制本来のあり方が実現する。
そんな期待もあって、今後の国会審議に少なからず興味を持つが、党利党略が先行して、国民不在の議論が続けば、次の衆院選は今回以上に明快な答えが出るだろう。
国民の見る目も様変わりしてきた。
見せかけの心地良いマニフェストの言葉に惑わされたり、促成のタレントになびく事も少なくなったように思う。
国民の政治を見る目が一段と厳しくなっていく中で、緊張感を持った国会審議が行われることを期待したい。

暇を持て余したせいか、日頃考えない真面目なことまで、頭の中をよぎっていった。

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パソコンサークルに出席して

2010年07月12日 | セカンドルーム


今日の名古屋は、雨が降ったり止んだりの、すっきりしない一日だった。
昨夜は遅くまで選挙速報をテレビで見て、早朝からはサッカーのスペイン対オランダの決勝戦を観戦した。
民主党がここまで大敗するとは思わなかったが、スペインが接戦を制して勝つことは、予言タコの「パウル君」より先に予想していた。


今日は、もと会社OB会のパソコンサークル例会があったので出席してきた。
午前10時から午後3時まで、部屋にこもってのデスクワークは、昨夜の寝不足がたたって結構疲れた。
この程度の時間は、いつも炎天下で野良仕事をしているのでこたえないが、脳細胞の長時間活動から遠ざかっていたので、頭だけがパンクしそう。
それでも、パソコン関連のハードやソフトの情報交換で新しい知識を得る以外に、同世代の仲間がパソコンを通してセカンドライフを楽しむ姿を知ることで、刺激になったり参考になることも多々ある。
今話題の「iPad」や「スマートフォン」がテーマに取り上げられたが、まだ購入したメンバーは居なかった。
ショールームでの体験者の話にとどまったが、購入予定の人もいるようで、次回の例会では話が聞けそうで楽しみだ。

最近、ネットブックを買った人の商品説明があった。
小型軽量で、どこでも気軽にインターネットが接続できるので、以前から購入を考えていた。
「スマートフォン」の話を聞くと、こちらの方が使用目的に適っているように思えてきた。
都会のショールームで、ハイテク商品に食指が動いたり、PCサークルが刺激となってアクセルを踏み込んだり、ブレーキがかかったりしながら、情報の渦に巻き込まれる。
過疎の山里へ戻れば、関心の対象がガラッと変って、明日の天気ぐらいになってしまうが、たまには欲望を駆り立てる刺激も必要だと思ったりしている。

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芝犬の行動

2010年07月11日 | セカンドルーム

 

昨日の好天と打って変わって、朝から細かい雨が降っている。
朝の日課になっている田畑の見回りに困るような降り方ではないので、いつものように田んぼを一周して、畑で朝食用のキュウリとエンドウ、パセリを取ってきた。
途中にあるくるみの木は、ピンポン玉ほどに大きくなった実をたわわに付けていた。


枝には大きな毛虫がいて、盛んに葉っぱを食べている。
遠くからは目立たないが、近づくと無数の毛虫がたかっていた。
葉っぱや小枝の色と似ているので、天敵の野鳥も見つけ難いことだろう。
毛虫も好みがあるのか、木によって集まってくる種類が違うようだ。
お互いに侵すことなく、テリトリーを守っているのだろうか。

最近ユキは毎晩烈しく吠えて、庭を動き回っている。
昨夜は、あまりの烈しい吠え方に、夜中に2度も目が覚めてしまった。
人や車が通ることはないので、裏山から夜の訪問者が近づいて来たのかも知れない。
真っ暗闇で外の様子はわからないが、夜目が利き、嗅覚や聴覚の鋭い犬は、異状を察知して反応しているのだろう。


庭も山裾も雑草がすっかり伸びてしまったので、動物も安心して侵入してくるようだ。田畑の草刈が優先して、後手に回ったのがいけなかった。


昨日のように天気の良い日は、寝不足をカバーするためか、朝から風通しのいい所で昼寝をすることが多い。
湿気を除くため、小屋の屋根を外して外気を当てているので、日が陰ると小屋の中へ戻ってくる。


こんなしどけない姿で寝ているのは珍しいが、昼間は安心するのか、おばさん犬になってしまったせいだろうか。
飼い主も寝不足で昼寝をするが、寝相はこれほどひどくないと思う。
これから一緒に名古屋へ行くが、どんな行動を取るのか観察してみよう。

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今日の野良仕事

2010年07月10日 | セカンドルーム

 

昨夜の7時ごろ、夕食の後片付けをしていたら、窓の外が赤く染まっていた。
外を見たら山火事のように、西の山の一角だけが、炎のように燃えあがっていた。
いつも見る夕焼けは、空全体が茜色に染まる爽やかさがあるが、昨日は原色のオレンジが不気味だった。
昔の人は、日ごろ見かけない現象に、天変地異を予感していたが、そんなことが起こらないことを願いたい。


今日は朝から太陽が眩しいほどの天気で、外の仕事は暑さがこたえた。


先日、畦の周りや農道で刈り取った草が乾いたので、集めて干し場へ運んだ。

それほどの量はないので、わら縄で束ねて担いで運び、湿気のない日当たりの良い場所へ積み上げていった。
こんな作業を夏の間に、後3~4回ほどはしなければならない。
干草は来年の春に田んぼに漉き込むと、有機質を含んだ軟らかい泥が出来るといわれている。
このあたりでは化成肥料は少なめにして、大量の堆肥を使うので、草刈りが盛んに行われている。


集落のあちこちで干草を積んだ「草にご」を見かけるが、形や大きさは様々で、使う量や体力に応じて作っている。


基本は、真ん中に支柱を1本立てて、下を3本の棒でで支えて倒壊と地面からの湿気を防いでいる。
上部はビニールシートで覆ったり、わら屋根を葺く要領でススキやカヤで覆っている。
山里の夏の風物詩で、見た目は風情があるが、炎天下の作業はかなり大変だ。

 
農道がある場所は運搬車などで運べるが、ほとんどの草刈り場は、傾斜地や足場が悪い場所なので人力頼りが多い。
いちど「草にご」作りに挑戦してみたが、風で倒れてしまった。


下の支えの組み方と、バランスよく積んでいく技は、簡単には覚えられないので、風物詩には程遠いが、平積みでお茶を濁している。

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田んぼの中干し

2010年07月09日 | セカンドルーム

 

田んぼは常に水を張った状態ではなく、時々水を抜いて土中に酸素を供給し、不要なガスを抜いて丈夫な稲を育てている。


特に暑い盛りの今頃行われる「中干し」は、天気の良い日に水を落として、ヒビが入るまで田が乾かすことである。
この割れ目から土中に酸素を補給し、ガス抜きをして根腐れを防ぐと同時に、水を求めて根が深く強く張ると云われている。
これ以外に、田植えの時は3本前後の苗が、今は20本前後に増えているが、これ以上分けつすると1本当りの実入りが少なくなるので、余分な分けつを抑える効果もある。


天気にも恵まれて、3日間ほど中干しをしたが、直径1センチほどのヒビ割れが深く入り、細い根が無数に露出して新鮮な酸素を吸っているようだ。
中干しによって、田んぼの中もいろいろと変化していた。


浮き草が枯れ始める一方で、水を嫌う草が勢いよく出始めて、田んぼそのものが生き物のように感じる。


たくさん泳いでいたイモリは、近くの池や水路へ移動し、まだ尻尾を残した小さなカエルが稲で休んでいた。


中干しとは関係無いが、「ドロムシ」が発生して、養分を吸い取られて白茶けた葉っぱが目立つようになった。
姿は濡れた泥粒そっくりで、うまく擬態して天敵から身を守っている。
身を覆う黒い粘膜は、稲の養分を吸収した残りの糞だと言われている。
ウンチを塗りたくった虫を食べに来るものはいないので、ひたすら稲の養分を吸い続ける厄介者だ。
殺虫剤は使いたくないので、今は百姓魂を発揮して、田の草を取りながら一匹ずつ潰している。
中干し後は、3~4日間隔で湛水と落水を繰り返す「間断かんがい」をしばらく続けて、最後に「土用干し」をして水管理の締めくくりをする。
水が無ければ育たない稲も、与え過ぎれば丈夫な稲は育たないと教わったが、なんだか身につまされるようで耳が痛かった。
稲作文化は奥が深く、毎日が新しい発見で興味が尽きない

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安房トンネルを通って中の湯温泉へ

2010年07月08日 | セカンドルーム

 

早朝は深い霧が立ち込めていたが、7時過ぎには青空が広がり、久しぶりに快晴の朝を迎えた。
たまっていた洗濯をし、布団を干して家の大掃除もした。
毎日使う居間は、それなりにきれいにしているが、そのほかの部屋はあまり掃除をしていない。
今日は居間のほかに、日ごろ使っている玄関と台所、トイレの掃除をした。
今は虫が活発に動く時期なので、その死骸が散らばり、蜘蛛の巣もあちこちに張り巡らされ、ねずみの糞も散らばっている。
掃除機とハタキ、雑巾で、狭い隙間や隅までピカピカとまでは行かないが、少しはきれいになった。
その他の部屋はほとんど出入りしないので、風を通すぐらいで、あとは季節の変わり目に掃除をしている。
古い民家は広いばかりで、隙間も多く虫や小動物の出入りを遮断することは出来ないので、掃除のポイントは町の住宅とは全然違う。
借家だから手直しをしてまで住む気はないが、掃除をする度に古家を維持するのは大変だとつくづく思う。

主夫の仕事が終わり、気分がすっきりしたところで、体もすっきりしようと平湯温泉へ向かった。


予定していた温泉施設の駐車場が混んでいたので、中の湯温泉へ行くことにした。
中部縦貫道「安房トンネル」が、無料化の社会実験中で、750円の通行料が無料だった。


「中の湯温泉」は、トンネル工事のため、峠の中腹に移ってきた一軒宿で、上高地や穂高、焼岳登山のベースとして利用する人も多い。
露天風呂や宿のロビーから穂高連峰や霞沢岳が望め、森に囲まれた岩風呂は深山の秘湯の雰囲気で、鶯の鳴き声以外に音は無かった。
温泉を独り占めした後は、旧安房峠道路を通って帰ることにした。


峠からは、噴煙を上げる焼岳や穂高連峰が眺望できた。


途中にある篠原無然の遭難碑に立ち寄り、平湯温泉まで下ってきたが、すれ違う車は1台も無かった。


無料のトンネルも早くて快適だが、時間に余裕のある人は、見所の多い緑のトンネルの通り抜けがお勧めだ。

 

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今日の農作業

2010年07月07日 | セカンドルーム

 

今日は久しぶりに薄日が差し、農作業にはちょっと暑い一日だった。


朝の涼しいうちに田んぼの畦と、のり面の草刈りをした。
田んぼや山の際だけは鎌を使うが、大部分はエンジン刈り払い機を使うので仕事は早いし、屈むことは少ないので、手作業に比べればうんと楽だ。
それでも重い機械を振り回すので、汗もかくし長時間すると腕が痺れる。

草刈りが終わった後は、スイカとメロンのツルがかなり伸びてきたので、絡まないように整枝した。
花や小さな実が付いたツルを切り落とすのは忍びないが、密集すると全体の生育が悪くなる。


実がもう少し大きくなった頃、1株に2~4個を残して他を摘果する作業があるが、これも何だかもったいない気がする。
残したツルや実を保護するために、わらを一面に敷いて作業は終わった。
大きく育った実が、イノシシの餌食になったら、余分なツルや花を犠牲にした甲斐がない。


農道の脇に自生している、オオマツヨイグサ(宵待ち草)の黄色い花を見かけるようになった。


朝露に濡れた花は、清々しくて美しいが、日が差し始めると萎んで見る影もない。
夜だけ美しく装う花は、ネオン街では見かけるが、自然の野山ではめったに出会わない。
この花は、甘い蜜の香りを放ち、夜行性の蛾を誘って子孫を増やしているとのことだ。
隠花植物のような隠微な生態は、早朝の清楚な姿からは想像できない。
人間の世界にもありそうで、なんだか興を引く花の一つである。

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田んぼの草取り

2010年07月06日 | セカンドルーム

 

朝8時から田んぼに入って草取りをした。
日差しもなくて、比較的涼しかったので、作業は楽だった。
田植えの時は、小さな4~5本の苗が、ぶんけつして20本ほどの稲株になっている。
ここまで稲が成長すると、「中耕除草機」を通せないので、手で抜き取るしかない。
タベ(稗科の草)は抜いて腰のざるに入れ、その他の雑草は掻き取るようにして、泥の中へねじ込んでいく。
腰を屈めると、ちょうど稲の先が顔に届くくらいに伸びたので、ギザギザの鋭い葉先が頬やおでこに触れて鬱陶しい。
屈んだ拍子に目を突くこともあるので、気を付けなければならない。

午前中の4時間で終わり、ざる7杯分のタベを取った。


広い田んぼの草取りをしているおばあさんは、午後もひたすら草取りを続けていた。


昼寝の後、林道を散歩していたら、「またたび」の花が良い香りを放ち、小さな青い実も付けていた。


またたびは蔓が高い木に絡まっているので見分けがつかないが、今の時期は葉っぱの一部が、白いペンキを塗ったように変化するので見付けやすい。
この地方では、血行促進や滋養強壮の効果があると言われ、焼酎に漬け込んで飲んだり、茎や葉を乾燥して入浴剤に利用する人もいる。
またたびの語源は、旅で疲れた人が、実を食べたところ元気が出て、「また、旅ができた」ことから来たと言われている。
猫は実を喜んで食べ、陶酔状態になったり、興奮することは良く知られている。
実をユキ(柴犬)に食べさせてみたが、すぐに吐き出してしまった。
どうも興奮するのは、猫科の動物だけのようだ。

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菜園は日照不足と青虫被害で苦戦中

2010年07月05日 | セカンドルーム

 

今朝の飛騨地方は、青空に入道雲が湧き上がり、梅雨明けのような明るい朝だった。
このまま晴天が続くかと思ったが、すぐに雲に覆われて、蒸し暑さだけが残った。

日照不足と長雨で夏野菜の生育が悪く、菜園のレタスが、玉が大きくならないうちに、半分解けてしまった。


キャベツもネットをかけておかなかったので、青虫の餌食になっている。
モンシロチョウが卵を産みつけ、留守中に孵化して食い荒らしていた。


すさまじい食欲で、外側の葉は穴だらけにされ、玉まで入り込んでいる。
丸々と太った青虫に、テントウムシまで加わって、食い争っている。
5日間も、名古屋で遊び呆けていた代償は大きい。

話は変わるが、先週、読売・日経の世論調査を電話で受けた。
内容はマスコミ各社が発表している項目と同じで、選挙への関心度、重視する政策、支持政党、誰に投票するかなど等である。
今日、新聞やテレビで、各社が一斉に調査結果を発表していたが、同じような傾向の数字が並んでいた。
特に興味深いのは、選挙行動が決まっていない人たちが多いことであった。
先日期日前投票をしてきたが、前回の選挙では支持政党も候補者も迷うことなく選べたが、今回は投票場へ行くまで迷いがあった。
今さら自民政権には戻りたくないし、もたもたして意思統一が出来ない現政権も頼りない。
歯切れの良い「みんなの党」にも託しきれないし、その他の新党も結党の志が何も見えない。
そんな逡巡の中で投票してきたが、今の状況では、無党派層が投票日まで増えていくだろう。
世論調査は、世の中の動きや傾向を読む手法として評価できるが、危うい一面を持っているような気がする。
少数の人と、特定のマスコミだけの調査結果を判断材料や指標にして、無党派層の人たちが行動したら、偏った方向へ一斉に雪崩れていくだろう。
政治の世界も劇場型とか世論迎合型ばかりになってしまったら不安だ。

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高山へ

2010年07月04日 | セカンドルーム

 

今朝名古屋を出て、ユキ(柴犬)と一緒に高山へ戻ってきた。
雨に降られることは無かったが、どんよりと曇った梅雨空は、今にも降ってきそうだった。
お昼ごろ家に着いた時の気温が24℃で、朝の名古屋より涼しく感じる。
さっそく田畑の様子を見てきたが、どこも異常は無く先ずは一安心した。
つい先日草刈りをした庭は、早くも雑草が伸びて、成長の早さにびっくりする。

稲もここ数日で一回り大きく成長して、その後動物の侵入も無く、緑のじゅうたんが色濃くなっていく。


畑のキュウリは、名古屋へ行く時には、手土産にするほど育っていなかったが、大きくなり過ぎたのが何本もぶら下がっていた。

スナックエンドウも、実が弾けそうなくらい大きくなっていた。

野山の花も主役が変わって、笹ゆりが萎み始めて、山アジサイがあちこちで咲いている。
栽培種に比べると、地味で小振りだが、梅雨時に似合う花の一つだ。

薄紅色のホタルブクロもたくさん咲きはじめた。
つぼみの形が蛍に似ているから名付けられたと言われるが、筒状の花の中へ蛍を閉じ込めて楽しんだからとの説もある。
いずれにしても蛍に関わりのある花で、この花が咲くと、蛍が飛び交うといわれている。
今年はまだ見ていないが、田んぼの周りでは、既に乱舞しているかもしれない。

夕食の材料に、育ち過ぎたエンドウとキュウリを取ってきた。
畑で収穫しながら、エンドウは茹でてマヨネーズをかけ、キュウリはスライスして酢の物にしようと決めた。
これからは、毎日野菜に追いかけられそう。

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二元会の絵画展を見て

2010年07月03日 | セカンドルーム

 

今朝も蒸し暑い中をユキ(柴犬)を連れて散歩に行ってきた。
4日目の名古屋に、少し飽きた様子で、いつもタイルの上で寝そべっている。飼い主も、午後のひと時を昼寝などして過ごしている。


愛知県美術館で開催中の二元展を見てきた。  
この展覧会には、高校時代のクラスメートが毎年油絵を出展しているので、時間が取れたときは見に行っている。
関東在住の作者が会場に来る日に、同級生が集まって絵画鑑賞をし、食事をしながら旧交を温めている。
絵を見るよりは、歓談を楽しみに集まってくる人も多く、七夕でもないが、年に1度の再会を楽しんでいる。

ここ数年間、作者は一貫して人生の黄昏時をテーマに描いているように感じているが、今回も老教授が研究室で午後のひと時を過ごしている風景を描いていた。
絵に込めた思いを聞くことは出来なかったが、いままでの作品より深い悩みを抱えているように感じた。
次はどんなドラマが展開されるのか、期待を持たせてくれる作品であった。
だんだん物事が億劫になり、制作意欲も衰えがちな年齢で、毎年大作に挑むエネルギーもすごいが、こんな機会を作ってくれた人も、マメでエライと思う。
珍しい人との出会いもあり、絵からも刺激を受けて、高山から出てきた甲斐があった。

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今日も名古屋でのんびり

2010年07月02日 | セカンドルーム

 

今朝のテレビは、岡田ジャパンへの賞賛の嵐が渦巻いていた。
出発のときの、雨霰の様な批判のつぶては、霧のように消えてしまった。
善戦したのだから当然のことかも知れないが、変わり身の速さと、すべてが同じ方向に向かう姿に唖然とする。
一般のファンはともかくとして、プロの解説者やコメンテーターは、もう少し違う角度から評価したり、批判があってもいいように思う。
ベスト4を目指して叶わなかったことを冷静に分析し、世界で戦ったことの無い人の批判は気にしないと言い切る監督や、「応援してくれた人も、批判してくれた人へも感謝したい。」と、精一杯抑えたコメントしている本田選手の一言が光っていた。
マスコミを通して世論に擦り寄る解説者や、金太郎飴みたいなコメンテーターに、世論が形成されるようでは情けない。

話は変わるが、アウトドアショップで面白い商品を見つけた。
いま流行りの、吸汗速乾、UVカットに加えて、防虫効果のあるスポーツウェアである。

帝人とアースが共同開発した防虫繊維「スコーロン」は、アースの防虫剤を帝人のナノ技術で繊維に固着し、洗濯を30回しても防虫効果が100%維持されるという。


この素材を使って、アウトドア衣料の「Foxfire」が、シャツやベストのほかにもキャップ、パンツ、アームシェード、フェースガードなど、色々な商品を発売している。
沢登りや渓谷沿いの山道は、ブヨや蚊に悩まされることが多いが、これを身に付けていれば、止まった虫が刺さずに逃げていくという。
登山には願っても無い商品だが、日焼け、汗かき、虫刺されの野良仕事三重苦から開放されたら、さぞかし能率が上がることだろう。
いつも田畑で仕事をするときは、防虫スプレーや携帯蚊取り線香を使っているが、それでも先日はおでこをブヨに刺されて、顔がお岩さまのようになってしまった。
虫も寄り付かないことを期待して、さっそく来週は試してみよう。

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