Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

出し抜かれる(7/17磐田対浦和)

2011-07-17 22:11:49 | 浦和レッズ
予想に反し、前田についたのはスピラノビッチでした。確かにスピラノビッチの方が人に強いタイプで、一試合通して前田を消せというノルマならスピラノビッチの方が向いているのは確かです。ただ、こういう正直なDFだと前田のような出し抜くタイプにはどこかで出し抜かれる可能性はあるのではと思っていました。

しかし、試合はそんなことを忘れさせるくらい、浦和がリズムをつかんで進みます。右サイドをカウンターで上がった高橋峻希のオーバーラップから、柏木がミドルを叩き込んで先制したあたりは、柏木に調子が戻れば浦和ももっと良くなるとチーム全体の好調さまで意識しました。

この試合は暑さの中の中3日のゲームだったので、浦和も磐田もきつそうでした。前半はDFラインでのボール回しが両チームとも目立ち、このまま両チームがリズムが出なければ浦和は逃げ切れると思ったほどです。

さすがにそうはいかず、磐田がジウシーニョという切り札を切ってくると試合はオープンゲームの様相になります。それでも、スピラノビッチは前田によく付き、前田が肘打ちをしたことでイエローカードを受け、さらに主審に注意を受けるなど、このまま前田が自滅してくれることも期待できました。

浦和の期待の新外国人、デスポトビッチはいい選手でした。高崎の出来に満足できなかったペトロの決断で予想より早くピッチに立ちましたが、まだコンビネーションは合っていないもののシュート力は高く、惜しくもポストに弾かれた強烈な左足シュートなど、FWとしての能力は高そうです。セットプレーでもターゲットになることができていて、これは面白いと期待することができました。

しかし、最後の危惧だったスピラノビッチが前田に出し抜かれる可能性は、最後に的中してしまいました。ロスタイム2分、山田大記がうまく入れたパスが前田の足元に入り、ドリブルで仕掛けたところをスピラノビッチが倒してPKになり、これを決められて浦和は目前にしていた勝ち点3を逃します。

角度のあまりないところのドリブルだったので、そのままドリブルをさせて前田が外す可能性に賭けた方が可能性はあったと思いますが、こういうのも前田の出し抜くうまさなのでしょう。見事にやられました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

磐田戦プレビュー

2011-07-17 14:45:13 | 浦和レッズ
浦和はアウェイのエコパスタジアムで磐田戦です。私はまだ今季の磐田を見ていませんが、ボランチの小林、トップ下の山田大記、FWの金園という大卒新人トリオの活躍で今季は上位にいます。

オフに成岡(→福岡)、上田(→大宮)を放出したときは今季は残留争いかと予想していましたが、世代交代に成功した以上、前よりはいいチームになっているでしょう。浦和にとっては、磐田とのアウェイ戦は勝率の良くない鬼門です。

以前は全然勝てない時期もあったのですが、2007年シーズンにポンテの出場停止で代わりに入った小野伸二の活躍で快勝した記憶もあるなど、近年は克服してきていると思います。

磐田といえば、Jリーグ2年連続得点王の前田が有名です。身体能力で勝負するよりは相手を出し抜くタイプで、点を取られたときに「なぜそのスペースが見えていた」と驚く選手です。こういうタイプにはカバーリングタイプの永田が見た方が消せる可能性は高いと思います。

浦和はデスポトビッチがこの磐田戦から出場可能になりますが、ペトロは「スタメンはない」と公言しています。しかし、帯同メンバー入りはするので、途中出場の可能性はあると思います。185cmの上背はありますが、ポストプレー型かどうかは情報がないので、短い時間でも出ればチェックしてみたいと思います。

高崎、原といったウイングには不向きなタイプはこの磐田戦でアピールしたいところです。デスポトビッチがFWの一角を占めてしまうと、彼らのアピールチャンスはかなり減ってしまうので、FWの場合点を取るというわかりやすいアピールがありますから、それを見せて欲しいです。

磐田は五輪代表の山崎、新人の金園が台頭して、ジウシーニョをベンチに追いやるほどです。柳下監督は財政危機でオール日本人で若手主体だった当時J2の札幌を率いた経験があるので、こういう若手を育てる状況には慣れているでしょう。

しかも、その若手が結果を出して自信をつけている時期ですから、磐田は想像以上に強いかもしれません。浦和としては、最初は慎重に入ってもいいですから、勝負を後半に持ち越したいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする