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何かしらの武器(永井雄一郎)

2011-07-30 14:39:16 | 浦和レッズ
今日は土曜の試合かつテレビ観戦なので、物理的には即日更新も可能ですが、ここのところ土曜の夜はあまり体調が良くないことが多いので、念のため穴埋めネタを用意しておきます。現清水、浦和ではイケメンと人気があった永井雄一郎選手の浦和時代の思い出です。

永井といえば、オジェック監督時代のACLのMVPが最大の勲章でしょう。この年、浦和はワシントンと永井が2トップを組むことが多く、ワシントンも「永井とはやりやすい」と言っていました。永井がドリブルで相手を引き付けて、ワシントンは真ん中で待つこの年のスタイルは、ワシントン自身はドリブルで個人突破したかったらしく不満を溜めていましたが、ACL優勝という大きな成果を出すことができました。

永井は不思議な選手でした。以前山田暢久にも「諦めが早い」という弱点があると触れましたが、永井もFWで起用するとボールを辛抱強く待てず、すぐに下がってきてしまうというというわかりやすい欠点がありました。エンゲルス監督がこういうタイプが嫌いだったらしく、その2008年シーズン限りで浦和を去っていますが、個人的にはフィンケ監督のサッカーに合いそうなタイプだと思っていたので、もう少し残って欲しかったと思っています。

しかし、永井の良さは山田暢久と似ていて、毎年どこかしら成長を見せて、いろんな持ち味を出しながら、どこかのポジションをものにして戦力になっていた選手でした。一番印象的だったのは、マリッチと組んでいた2005年で、右アウトサイドに置かれた永井は意外にもクロスの精度という武器を突然発揮して、マリッチが真ん中でマークを外す一瞬のタイミングに合わせられる選手でした。

2007年も1-0で勝った試合の1点は大抵永井という勝負強さを身につけていました。そんな成長を続けていた永井も、2008年にエジミウソンと高原を補強されたのはショックだったらしいです。自分のポジションが一気になくなるこの補強には、浦和に対する不満を溜めても仕方ないとは思います。

私も今でもこの補強はおかしかったと思っていますが、高原がブンデスリーガを引き払って浦和に加入できるという事実に、フロントが舞い上がってしまったと今では思っています。結局、高原にも永井にも、浦和の経営的にも、誰も得をしなかった補強でした。
コメント
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