Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

回収の正確さ(5/28日本対ミャンマー)

2021-05-29 23:10:45 | ワールドサッカー
昨日の日本対ミャンマーは、本来3月の予定が、ミャンマーの軍事クーデターの影響で昨日に延期されていました。急に決まった試合ということで準備が間に合わず、千葉県のフクダ電子アリーナで無観客で開催されていました。アウェイでの対戦では、雨の中の試合ということで日本は苦しみ、2-0と勝利という結果は得たものの苦戦でした。

昨日の試合は、その苦戦を忘れさせるような、10-0の圧勝でした。もちろん、相手のミャンマーが軍事クーデターの影響で練習が足りずにコンディションが悪かった影響はあります。それでも、この日の日本には全く危なげがなかったです。日本とミャンマーでは、選手の個人の能力に圧倒的な差があり、スピードも技術も運動量もすべて日本が上という力関係でした。

特に日本が良かったのは、相手ボールになったときの高い位置からの「回収」でした。ミャンマーも攻めに行こうとボールをつなごうとしましたが、日本が取りに行くと比較的簡単にボールが奪えました。ミャンマーのシュートは、日本のパスミスを拾って遠目から強引に打った1本だけで、ミャンマーのチャンスになりそうな場面はまったくありませんでした。

こうなれば、日本の持っている個人のスピードでゴール前にちょっとだけスペースを作って、そこからパスやシュートで崩す手が使えます。ミャンマーの4-4で自陣に引いているブロックが全く役に立たないほど、日本の攻撃は常に冴え続け、南野の先制点の形は鎌田との連携だけで取れたものでした。あとはゴール前までパスをつなぎ続ければ、最後に大迫が決めてくれる必勝パターンでした。

この勝利で、日本は6戦全勝となりグループ1位が確定し、残り2試合の2次予選は消化試合にできました。この効果は大きく、日本はその2次予選の間にジャマイカとセルビアと親善試合を組んでいますが、これで親善試合が4試合あるのと同じになりました。どこまで、日本の持っている連携力を高めていけるか、今後はJリーグ組も交えてチーム力を上げていって欲しいものです。
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名古屋戦プレビュー

2021-05-29 21:54:57 | 浦和レッズ
明日、浦和レッズはホーム埼玉スタジアムで、名古屋グランパスと対戦します。名古屋は今季好調な相手で、現在11勝3分5敗の成績で2位につけています。もっとも、GWに行われた首位川崎との首位攻防戦に連敗したのがたたり、現在川崎とは勝ち点13の差をつけられています。好成績ではあるものの、首位追撃は厳しく、当面は2位キープが目標になってくるでしょう。

名古屋を率いるのはイタリア人監督のフィッカデンティ氏です。最初に来日したときはFC東京を率いていましたが、鳥栖に移り名古屋で3チーム目の指揮です。フィッカデンティはイタリアではセリエAの下位チームを指揮しており、トップリーグの上位争いの経験はそれほど豊富ではありません。それでも、名古屋では攻撃と守備を明確に分けて、4-2-3-1の3シャドーに自在に攻撃を発揮させることで上位につけています。

チーム得点王はMFマテウスの6得点ですが、得点者は分散しておりいろんな選手が点を取れます。ボランチの稲垣の5得点も光り、攻撃力は1試合平均1得点を超えており首位川崎に次ぐ力はあります。守備も13失点と19試合を消化した現時点では少ない失点に抑えています。このデータを見る限りでは総合力が高そうな相手に見えます。

浦和は前節の広島戦で、後半ロスタイムに失点して目前の勝ち点3を逃しています。それでも目下8位と、チームを若手主体へと移行する過渡期にしては健闘しています。ロドリゲス監督の戦術を選手が消化できるようになってきており、そこに新外国人ユンカーの加入で点が取れるようになりました。特にユンカーの4試合連続得点で計5得点の結果は、勢いではなく点の取り方を知っている強みが出ています。

ユンカーはノルウェーリーグでシーズンを終えての来日ということで、コンディション的には疲れているでしょう。浦和もそれは理解しており、ユンカーを早めにベンチに下げることで対応しています。途中から出てくるのが興梠慎三になるので、相手にはそれなりに脅威で、ようやく浦和も選手を使い回して総合力を上げることができるようになっています。

この名古屋戦は、浦和としては上位グループに食い込めるかどうかの試金石の試合です。この名古屋戦に勝てば、3位鳥栖とは勝ち点差5ということでACL圏も不可能ではありません。相手も強いので厳しい試合ですが、神戸戦のように不利な時間を我慢して、いい時間を作って畳みかけて欲しいものです。
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