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社会人野球の9番打者(源田壮亮)

2021-05-06 22:00:27 | 他スポーツ
昨日のライオンズは、オリックス先発のエース山本由伸から10安打で6点を奪う頑張りを見せて、6-2と勝利しました。2打点の中村剛也選手については既に書いたので、好守とタイムリー三塁打の源田壮亮選手を取り上げます。源田は愛知学院大学から社会人野球のトヨタ自動車を経て、ドラフト3位で西武ライオンズ入りしていますが、トヨタ自動車時代の打順は9番でした。

社会人野球の9番打者の打撃がプロで通用するか?と思うのは当然の発想ですが、西武ライオンズは源田について「走と守は持っている」と即戦力の評価をしていました。課題の打撃も、新人の年のキャンプで、同じように社会人野球から入団した辻監督から、当てて走る「走り打ち」から、右方向に強く引っ張る打撃への改造を仕込まれます。

この改造が当たりました。左打者の源田の場合、進塁打の右方向の打球を飛ばすには、強く引っ張る打撃が必要なので理に適っていました。オープン戦で3割近い打率を残して開幕スタメンを勝ち取ると、辻監督も源田については親心を見せて、負け試合の終盤でもあえて代打を出さず、相手の抑え投手の球筋を見てもらいたいと配慮しました。

その結果、ライオンズで長年課題だった遊撃手のポジションが固定できたのは大きく、源田はほぼ全試合遊撃手を守れる選手になります。打順も2番に上がり、当時の1番秋山と名コンビを見せるようになってきました。また、源田といえばその好守は入場料の元が取れます。打球に対するスタートの良さと正確な送球を誇っており、地肩が強いので普通の遊撃手より守るポジションが後ろ気味です。

並みの選手なら内野安打になる、三遊間の深い位置で捕球しても、相手打者が俊足でなければ1塁でアウトにできるほどで、この守備がライオンズの投手を救った場面は多いです。今や走攻守全てにおいてレベルの高さを誇り、チームキャプテンにもなって周りにも目配りができる存在になっています。大分での高校時代からのライバル甲斐(ソフトバンク)とは、盗塁を巡って争う今でもライバルです。

これからは、打点が増えてくれるともっといい打者になれると思います。塁に出ると効果が大きいのは既に知られていますが、今は打点がちょっと少ないです。それでも、遊撃手としては日本でも有数の選手で、侍ジャパンの期待もしたいところです。
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