Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

当たってきたばくち性(スパンジェンバーグ)

2021-05-16 22:15:43 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、相手ロッテの先発がプロ初先発の佐々木朗希だった注目の一戦で、2点ビハインドを写真のスパンジェンバーグの2点タイムリーで追いついて引き分けに持ち込みました。今日はそのスパンジェンバーグを取り上げます。彼の登録名9文字はプロ野球史上最長の登録名で、愛称のスパンジーでも良さそうに見えますが、本人がそのままを希望したのでしょう。

スパンジェンバーグは30歳とベテランの域に入ってきていますが、プロ入り当時はサンディエゴ・パドレスのドラフト1巡目指名だった過去があります。それだけ、期待されてのMLB入りでしたが、なかなかメジャー定着はできなかった選手です。それでも、一時はメジャーでレギュラーとなり、打率2割7分をマークした年もありましたが、やはり30歳目前でマイナーでは苦しいとみて、日本からのオファーを受ける決断をします。

もっとも、スパンジェンバーグには一つ大きな武器があります。それは、三塁手でも左翼手でも起用できる便利さです。守備ではそれほど名手ではないものの、中村剛也や栗山をDHに回しても良い起用法の柔軟性が出る彼の便利さは、記録には表れないものの彼の強みです。もっとも、今日の試合直前は29打席無安打が続き、打率も1割台にまで落ちていました。

スパンジェンバーグは思い切って振りに行く打者で、当てに行くバッティングは決してしません。そのため、走者を進めて欲しい場面で空振り三振をする場面もあり、バントのサインも出しづらい打者です。そのため、彼を起用するためにはその「ばくち性」を我慢する必要があります。1割台ではそのばくちは当たったとは言えませんが、昨日はスタメンから外れるなど起用が減っている中で、今日はようやく2安打と結果が出ました。

もちろん、今日の2点タイムリーは1塁走者の呉念庭が思い切ったスタートを切っていたプレーも効いていました。そういう、この結果のためにはチーム内の助け合いも効いていますが、スパンジェンバーグにはばくち性は我慢するとしても、それならばその確率を上げてほしいものです。メジャーのドラフト1巡目なら、当然そのポテンシャルはあるはずで、これから打つことでチームを助けて行って欲しいものです。
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堅守速攻が当たる(5/16G大阪対浦和)

2021-05-16 21:55:27 | 浦和レッズ
今日の浦和のリーグ戦のアウェイG大阪戦は、3-0と浦和の勝利に終わりました。もっとも、序盤ゲームを支配しようとしたのはG大阪で、FWの宇佐美と一美を縦関係にして、宇佐美を下がった位置で使ってミドルシュートを狙わせる策は見えました。実際、前半のボール支配率はG大阪58%、浦和42%とボールを持っていたのはG大阪の方でした。

そんな試合を勝ちに持って来られたのは、浦和の速攻狙いが機能したからでした。G大阪が攻めている展開からのドリブルによるカウンターは非常に冴えており、特に急造左SBで起用されている明本が前に行くと、G大阪の戻りが間に合わない場面も見られました。また、新外国人ユンカー自身によるドリブルからのカウンターもあり、パスを出した小泉のシュートこそGK正面だったものの攻撃を完結できていました。

こうなれば浦和に点が入るのは必然でした。左サイドからの展開で、ユンカーが一旦シュートに行ったもののボールは右サイドに流れます。そこをフォローした田中達也の折り返しが、上手いことユンカーの頭に合って16分に浦和に先制点が入ります。その4分後、今度は明本が長い距離をドリブルで上がり、そこから入った左足クロスを田中達也が合わせて2-0と差を広げます。

攻撃が機能した浦和ですが、守備でもいい動きをしていました。右SBの西は相手のカウンターを食らいそうな場面で確実に頭に当てて流れを切り、ボランチの柴戸も前で浦和が失った場面で確実に回収していました。3点目は田中達也の右クロスを、ユンカーが今度は足に当てて決めて、前半で安全圏とも言える3点のリードを奪って後半に入ります。

G大阪もこのままではジリ貧と見て、FWの一美と右MFのチアゴ・アウベスを下げて、レアンドロ・ペレイラと塚元を入れて前にターゲットを置きます。後半は浦和としては確実に時間を進めればよく、結果を出したユンカーと小泉を下げて杉本と山中を入れて、急造左SBの明本のところに手当てをすると、興梠を投入して前でボールを収めて相手のカウンターを防ぎます。

そういう、戦い方の上手さを見せた浦和は、無観客で気持ちの持っていき方の難しい試合を、確実に3-0で勝ち切りました。確実に自陣には4-4のブロックを引く、好調のユンカーにいいボールを入れるなど、基本を徹底できた勝利でした。次はルヴァン杯の横浜FC戦ですが、この戦い方ができればプレーオフステージ進出も十分可能でしょう。
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