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面白いように取れたリバウンド(女子バスケ日本対フランス)

2021-08-06 23:33:38 | 他スポーツ
男子サッカーの3位決定戦は仕事で間に合わなかったですが、代わりに見た女子バスケットボールの準決勝、フランス戦で元気が出てきました。正直、女子のバスケは体格的なハンデをカバーするのが難しいという先入観があり、大会前はまったくのノーマークでしたが、期待しないで見ていた準決勝のフランス戦が会心のゲームになりました。

日本女子代表は、世界一の練習量から来る運動量と、確率の高い3ポイントシュートで勝負すると、解説者は言っていました。実際、どちらも体格的なハンデを埋められる可能性がある特徴です。しかし、それ以上にこの日は光った武器がありました。それは高い確率で取れたリバウンドです。リバウンドはNBAあたりでは激しい肉弾戦で奪うイメージがありますが、女子のバスケだとポジショニングの上手さで取れるようで、体格的には勝てないフランス相手に面白いように取れていました。

これが効いて、フランスに連続攻撃を許さなかったという意味で、大きくこのゲームを優位に運ぶポイントになりました。40分間を10分ずつ4クオーターに分けるバスケの場合、何度か流れを変えるチャンスがあるのが面白いところで、第一クオーターは売り物の3ポイントシュートが入らず、解説者が「3ポイントが入らないと日本の勝利はない」と苛立っていましたが、第二クオーターから3ポイントが決まる日本の流れになってきました。

個人で良かったのはポイントガードの町田瑠唯(るい)選手です。彼女はサッカーで言えば岩渕真奈さんに似ているルックスの美人選手ですが、1試合18アシストという五輪新記録を樹立しました。アシストの数は普通は10アシストあれば多い方と聞くので、彼女のゲームメークの技術が、この試合を優位に運べた理由の一つだったでしょう。彼女自身が点を取ることも、もちろんできていました。

こういう、普段見ないスポーツを見るときは、ルール的なところもチェックします。マイボールにしてから24秒以内にシュートしないと、オーバータイムで相手ボールになるルールがあります。それは守備的な試合運びをして時間稼ぎをされないようにするという狙いのルールでしょうが、ルールはぎりぎりを狙うこともできます。この日の日本は、試合終盤でこの24秒をぎりぎりまで使って、フランスに攻撃を許さない試合運びもできていました。

決勝戦の相手は、バスケの母国アメリカです。女子プロリーグもある国で、予選でも負けている日本にとっては苦しい戦いを強いられる相手でしょう。それでも、日本が決勝に出ているだけでも快挙なので、彼女たちが決勝戦も楽しんでプレーできるよう、願わずにはいられません。
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