鳥栖戦プレビュー

明後日、浦和はホーム駒場スタジアムで、サガン鳥栖と対戦します。埼玉スタジアムではないので、チケットを持っている方は間違えないように気をつけてください。鳥栖はここまで11勝8分け4敗で3位と好位置につけていますが、この中断期間でMF松岡を清水に、FW林をシントトロイデン(ベルギー)に引き抜かれて、戦力的にはダウンしています。チームトップの8得点を挙げている、FW山下が頼りです。

浦和の前節のコンサドーレ札幌戦は、1-2ながらスコア以上の完敗でした。中断期間の練習では「思ったほど積み上げられなかった」とロドリゲス監督が語っていましたが、チーム内で新型コロナウイルス感染者が出た影響で、練習を中断せざるを得なかったことが響いています。伝統の走るサッカーの鳥栖相手では、動き負けのリスクもあります。

浦和としては、途中加入の選手がいつから出られるようになるかが鍵です。札幌戦では江坂一人の出場にとどまりましたが、DF酒井宏樹がチームに合流できれば、おそらくレベルの違いを見せてくれることでしょう。DFには新外国人ショルツもいます。また、札幌戦はベンチスタートだった、チーム得点王のFWユンカーにも期待したいところです。

前節は内容の悪い試合でありながら、ロドリゲス監督の選手交代のタイミングが遅れたのも響きました。コンディション的な問題もあったと思いますが、ユンカーを投入した時点で既に2点ビハインドと敗色濃厚でした。交代枠が5つある以上、早めに選手を入れ替えて後半の運動量を持たせることが、暑さの中のこの試合では重要になってくると思われます。

鳥栖は決して相性のいい相手ではないですが、2連敗中と苦しい状態の浦和にとっては引き分けとは言わず勝ちたいです。駒場スタジアムの応援でビビらせることは、このコロナ禍でできないですが、苦しい流れを止めておけば今後の天皇杯やルヴァン杯にも生きてくるので、一味違った浦和をこの試合で見たいものです。