Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

球際が強い(愛斗)

2021-08-15 21:16:44 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、楽天先発涌井の立ち上がりを攻略して、2回で6点を先制したのが効いて10-2と大勝しました。プロ初先発の渡邉勇太朗投手も5回1失点でまとめて、中継ぎ投手陣の助けこそ借りたもののプロ初勝利を挙げました。渡邉については、まだネタを持っていないので、今日走者一掃のタイムリー三塁打を放ってチームを勢いに乗せた、(大瀧)愛斗外野手をネタにします。

愛斗は大阪府の出身ですが、高校は埼玉県の花咲徳栄高校に越境入学していました。当時の愛斗は4番センターが定位置で、高校通算本塁打も30本を超えていましたが、当時映像で見た限りではセンターとしての広い守備範囲が印象的でした。西武ライオンズにはドラフト4位で指名され、高卒でプロの門を叩くことになります。プロで通用するためには、まずはその守備力でアピールするのが良さそうに見えました。

もっとも、去年までの愛斗は打力に課題がありました。一軍に上がるときは、当時右翼手で出ていた木村文紀に代わって起用されることが多かったですが、打率が1割台と結果を残せずに木村を乗り越えることはできませんでした。また、当時の愛斗は木村よりは守備範囲が狭かったこともあって、守備では木村の方が上という評価を崩せないでいました。

そんな流れが変わってきたのは今年です。今季、右翼手の木村が腰痛で離脱し、緊急時に右翼手を代わりに守れる外崎も死球を受けて足を骨折して、右翼手を守れる選手が一軍にいなくなるピンチがありました。必然的に、このポジションには二軍から上げた選手を起用せざるを得なくなり、二軍で3割5分を超える打率を残していた愛斗が代役の右翼手として一軍に昇格することになります。

そこからは、持ち味のパンチ力で本塁打も打てるようになり、右翼手としての守備でも、追いつけるかどうかギリギリの当たりに強いという長所が出てくるようになってきました。守備でも不安がなくなれば、木村より8歳若い愛斗を起用するのは自然の流れで、木村は腰痛が治っても一軍に呼ばれなくなり、日本ハムにトレードされることになりました。

もっとも、まだ愛斗の打順は8番です。打率が2割3分台と、まだまだ高くはないからです。いいところで打てて打点が多いというもう一つの長所も生かして、下位にいると怖い打者を目指したいところです。将来的には、オールスターに出られるくらいまで成長して、ライオンズを代表する選手になって欲しいものです。
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天皇杯京都戦プレビュー

2021-08-15 15:46:09 | 浦和レッズ
お盆休み明けの、今週水曜日に浦和レッズは天皇杯の4回戦でJ2京都と対戦します。J3富山やJ2相模原に苦労しながら勝ってきた浦和ですが、今度の相手京都はJ2でも上位(2位)のチームでそう簡単な試合にはならないでしょう。もっとも、ここを勝てばベスト8なので、この試合を勝てばJ1相手の、本当の真剣勝負にACL出場権を賭けることができます。

ここは、リーグ戦の間に挟まった水曜日の試合なので、浦和としては戦い方が難しい試合です。前節の鳥栖戦でFWユンカーをベンチからも外した、ロドリゲス監督の謎の采配に思えたのは、この京都戦で使うためならば納得いきます。浦和というチームは決して選手層の厚いチームではないので、前節出なかった選手を中心に構成するとしても、ベンチスタートだった関根や汰木にはフル出場が期待されるでしょう。

(注)ユンカーは練習中に頬骨を骨折して出られる状態でなかったことがあとで判明しています。

もっとも、特に層が薄かったCBに新外国人ショルツが加わったのは大きく、この京都戦での出場は期待されます。ショルツはデンマーク人で代表歴もありますが、前所属チームのミッティランが国際的に有名なチームではなく、欧州では誰でも知っている選手ではないでしょう。それでも、鳥栖戦でロスタイムにちょっとだけ出場した限りではパワーはありそうで、セットプレーの守備強化への期待は高いです。

対戦相手の京都は、J2で2位という位置につけており、今季はJ1昇格がかかります。もっとも、京都にとっては天皇杯の優勝よりJ1昇格の方が大事なので、この浦和戦は大きくメンバーを落としてくる可能性があります。京都は元浦和の選手が多く在籍するチームで、DF森脇、FW李忠成、MF荻原、GK福島、FW武富がいます。もっとも彼らの中で、前節の町田戦でスタメンなのは荻原だけです。

有名な選手には元広島でJ1得点王のピーター・ウタカがいます。ウタカは12得点でJ2得点ランキングトップタイにつけています。このウタカを出してくるかどうかにも京都の本気度が出るでしょう。もちろん、ウタカも37歳で広島時代より運動量は落ちていると思われますが、いいボールが入れば点を取れる力はまだ維持しているでしょう。

この試合は、浦和のサブ組にとっては最後に近いアピールチャンスです。ここで試合に出て活躍することが、スタメン定着への第一歩にはなるはずで、彼らの力をこの試合で発揮することを期待したいです。
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限界だった久保と堂安(8/6U-24日本対メキシコ)

2021-08-15 14:47:36 | ワールドサッカー
今更ですが、五輪サッカーのU-24日本対メキシコのビデオを見ました。メキシコは日本とは予選リーグで一度対戦して、日本が2-1で勝利しています。もっとも、メキシコはこのときとは微妙に戦い方を変えてきました。ロモをアンカー気味に置いていた4-3-3から、ロモとロドリゲスでダブルボランチを組ませる、4-2-3-1気味に布陣を修正してきました。

この布陣の狙いは、日本のストロングポイントである久保建英と堂安のところを抑えに行くものです。これに対し、日本はほぼいつものベストメンバーで臨みましたが、やはり毎回中2日が続く連戦の6戦目ということで、選手の疲労感は隠せない試合になりました。序盤に、メキシコ左MFのベガのドリブルに誰もついていけず、ペナルティエリア内に入り込まれて遠藤航のファウルでPKを与えて失点します。

日本はメキシコの狙い通り、久保建英と堂安はゲームの流れから消されてしまいました。その分、左MFの相馬のところが空くということに気付いて、左サイド中心に仕掛けた日本ですが、相馬はなかなか有効なプレーを出すことができず、それも日本苦戦の要因になりました。また、日本苦戦の理由はセットプレーもあります。日本がゾーンで守っている外側にいた、バスケスが中に入っていくプレーに、遠藤航が後ろを取られてヘディングシュートで痛すぎる2失点目を食らっています。

さすがに何か流れを変えないといけないと気付いた森保監督は、後半頭にまず左MFを相馬から旗手に交代させてきます。それでも、やはりこのチームは久保建英と堂安のチームでした。彼ら二人が、連戦の間ほぼ出ずっぱりだったことも、このゲームの苦戦の要因でしょう。今回の日本代表は確かに強いチームでしたが、スタメンとサブ組に力の差があったという、表に出にくかった課題がありました。

また、思惑通り予選リーグを2連勝しながら、最終戦のフランス戦が消化試合にならなかったという、小さな不運もここにきて効きました。ベストメンバーを全試合で並べ続けた日本は、最後は限界状態で、相手MFライネスが負傷で倒れていた中断の後のCKという、ちょっとしたエアーポケットでの3失点目でこのゲームは終わってしまいました。

最後、ドリブルで三笘が1点を返しますが時すでに遅しで、日本はロンドン五輪に続いてまたも目前のメダルを逃す痛恨事に終わりました。オーバーエイジで呼んだ3人を守備で機能させ、前に置いた久保建英と堂安で攻める森保監督のプランは間違っていなかったと思いますが、ちょっとしたところが味方してくれなかった、残念な思いはあります。
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