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アップルパンチ(外崎修汰)

2021-08-18 16:44:09 | 他スポーツ
西武ドームでいろいろと選手の写真が撮れたので、ライオンズの選手を取り上げたネタを書きます。今回は開幕直後の死球で足を骨折して出遅れたものの二塁手のポジションを奪回して昨日のロッテ戦で本塁打を打った、外崎修汰選手を取り上げます。外崎は実家がリンゴ農家で、そのパワフルな打撃をファンは「アップルパンチ」と呼びます。

外崎は地元の弘前実業高校を卒業してから、岩手県の富士大学を経てライオンズにはドラフト3位で入団してきます。もともとは、中島がメジャーに移籍してからなかなか後継者が固定しなかった遊撃手候補で、プロ1年目は遊撃手を中心に出場しましたが、一軍定着はなりませんでした。彼のブレイクはその翌年で、「野球人生で初めて」という外野手へのコンバートがきっかけでした。

もともと、俊足巧打の選手ということもあって、外野手として必要な身体能力は持っており、打球に対するスタートなどを覚えれば通用する条件も備えていました。辻監督のこのコンバートの結果、右翼手のポジションをものにして、そのパワーのある打撃も開花しました。そのオフに、背番号が44から5になるなど、名実ともに中心選手の仲間入りを果たします。

外崎が優れているのは、試合の途中で内野手に回してもそつなく守備をこなしてくれることです。試合の途中で彼を三塁手や二塁手に回して、外野手に木村文紀を入れるなどの守備を固める起用も可能なので、使い勝手が良かったことも彼のレギュラー定着に役立ちました。2019年に浅村がFAで抜けたときは、外崎が右翼手と二塁手の両方の準備をしてキャンプに入り、二塁手の山野辺と右翼手の木村がポジションを争うことも可能でした。

便利屋として、侍ジャパンにも入り、プレミア12での優勝にも貢献しましたが、今年は不運な負傷で代表入りはなりませんでした。今、外崎が二塁手に入ることで守備力は上がっており、彼の復帰は待望されていました。打撃の調子は復帰直後は上がっていませんでしたが、ようやく昨日本塁打が出るなど当たりが戻ってきており、今後のライオンズの上位進出には彼の力が必要です。

今やライオンズに欠かせない選手にはなれたので、今後は打撃がもう少し上向くことを期待したいです。本塁打こそ20本を超えた経験はありますが、まだ打率3割の経験はなく、リーグを代表する選手にはあと一歩です。こういう才能には、是非とも日本シリーズを経験して、もっと伸びていって欲しいと願っています。
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