今夜の月

今夜の月(十七夜)です。私の世代だと、レベッカの「ラズベリードリーム」の「今夜も月が見てるわ　鏡の前のstep and step」が今でも頭に浮かびます。

突然動けなくなった浦和(9/2新潟対浦和)

今日の浦和レッズのアウェイ新潟戦は、1-1の引き分けに終わりました。新潟が試合前に15位と低迷していたことを考えると、痛い引き分けです。この日はアウェイのビッグスワンの芝生の状態が悪く、パスを回すサッカーは出しにくい条件で、新潟はアンカーの岩尾のところを狙って仕掛けていた印象を受けます。そのため、浦和としては確実に計算できる、ロングボール主体の攻めになりました。

浦和にとって、最初の誤算は前半20分の大久保の負傷交代でした。彼が、サイドから上げてくれるクロスが浦和の一つの攻撃パターンだっただけに痛いです。大久保は足を痛めて試合続行不可能となり、安居と交代して担架に乗ったまま退きました。これで安居がトップ下に入り、トップ下の小泉が右MFに回りますが、ドリブラーの大久保と同じ動きは小泉には難しかったです。

それでも、先制点は浦和に入りました。岩尾が蹴った右CKから、関根がダイビングヘッドで狙ったシュートが、VARとなり相手MF長倉の手に当たったという判定になりPKとなります。このPKは、ショルツが蹴り、相手GK小島が先に跳ぶ動きを見て真ん中に蹴り込む大胆なゴールで、思惑通り先制点を得ておくことはできました。

この試合は暑さの中の厳しいコンディションの試合で、飲水タイムが前後半で1度ずつ設けられていました。先週、他チームがやっていないACLプレーオフという試合が入っていた浦和のコンディションは良くなかったようで、次第にパスがつながらなくなってきます。それでも、このゲームが動いた原因は、後半の飲水タイム明けの対応でした。

新潟はここが勝負の時間と見て、一気に二人を交代させてきました。これに対し、浦和の交代は後手に回り、それまで新潟に与えていなかったCKを献上したあたりからおかしくなってきます。後半の最後の20分間、浦和の攻撃は機能しなくなり、新潟に連続してクロスを上げられる劣勢は明らかになってきます。小見の同点ゴールはそういう流れからの失点でした。

この引き分けで、上位追撃は厳しくなったかに思えた浦和ですが、首位横浜FMが敗れ、3位名古屋も引き分けと上位の勝ち点は止まっています。ここはまだ流れはあると見て、ルヴァン杯G大阪戦も上手く使いながら、チーム状態を戻してもらいたいものです。