昨日は、西武ライオンズで長くプレーし、昨年から日本ハムに移籍していた木村文紀外野手の引退試合でした。木村はプロ17年目の35歳ですが、今季は一軍出場がなく、彼なりにもうプレーするのは無理と感じたのでしょう。木村は4番ライトでスタメン出場し、最後の打席になった2打席目で2塁打を放って引退試合に花を添えました。
木村の思い出はいろいろあります。一番のものは、2018年の西武ドームでの楽天戦で放ったサヨナラ本塁打です。ちょうど、この試合は生で見ていました。宋家豪から打ったバックスクリーンに飛び込む特大アーチで、ヒーローインタビューで「自分が打つとは誰も思っていなかったでしょうね」と言った、代走から出場していた意外なヒーローの誕生でした。
木村はもともとは投手として高校生ドラフト1位で2006年に西武に入団してきました。渡辺久信氏がつけていた41番をつけるなど期待を集めていましたが、投手としてはなかなか芽が出ず、外野手に転向することになりました。俊足で肩が強いという、外野手向けの特徴を持っていたので、まずは代走や守備固めで出番を得るようになります。
木村の課題は打撃でした。最多で11本本塁打を放つなどパンチ力はありましたが、三振が多く年間100三振を記録したシーズンもあります。これがたたり、打率は2割2分前後なので、どうしても上位打線には置けず9番打者が定位置でした。それでも、辻監督が積極走塁を目指した就任1年目に代走要員で一軍定着し、浅村がFAで楽天に移籍した2019年には右翼手のポジションをものにした時期もあります。
それでも、投手から転向した野手なので、人よりも努力しないといけないと感じて、手の皮がむけるほどバットを振り込むなど頑張りました。17年もプロでプレーできたのはその努力があったからでしょう。引退した今は、ご苦労様としか出てきません。
木村の思い出はいろいろあります。一番のものは、2018年の西武ドームでの楽天戦で放ったサヨナラ本塁打です。ちょうど、この試合は生で見ていました。宋家豪から打ったバックスクリーンに飛び込む特大アーチで、ヒーローインタビューで「自分が打つとは誰も思っていなかったでしょうね」と言った、代走から出場していた意外なヒーローの誕生でした。
木村はもともとは投手として高校生ドラフト1位で2006年に西武に入団してきました。渡辺久信氏がつけていた41番をつけるなど期待を集めていましたが、投手としてはなかなか芽が出ず、外野手に転向することになりました。俊足で肩が強いという、外野手向けの特徴を持っていたので、まずは代走や守備固めで出番を得るようになります。
木村の課題は打撃でした。最多で11本本塁打を放つなどパンチ力はありましたが、三振が多く年間100三振を記録したシーズンもあります。これがたたり、打率は2割2分前後なので、どうしても上位打線には置けず9番打者が定位置でした。それでも、辻監督が積極走塁を目指した就任1年目に代走要員で一軍定着し、浅村がFAで楽天に移籍した2019年には右翼手のポジションをものにした時期もあります。
それでも、投手から転向した野手なので、人よりも努力しないといけないと感じて、手の皮がむけるほどバットを振り込むなど頑張りました。17年もプロでプレーできたのはその努力があったからでしょう。引退した今は、ご苦労様としか出てきません。