Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

木村文紀、現役引退

2023-09-21 22:34:22 | 他スポーツ
昨日は、西武ライオンズで長くプレーし、昨年から日本ハムに移籍していた木村文紀外野手の引退試合でした。木村はプロ17年目の35歳ですが、今季は一軍出場がなく、彼なりにもうプレーするのは無理と感じたのでしょう。木村は4番ライトでスタメン出場し、最後の打席になった2打席目で2塁打を放って引退試合に花を添えました。

木村の思い出はいろいろあります。一番のものは、2018年の西武ドームでの楽天戦で放ったサヨナラ本塁打です。ちょうど、この試合は生で見ていました。宋家豪から打ったバックスクリーンに飛び込む特大アーチで、ヒーローインタビューで「自分が打つとは誰も思っていなかったでしょうね」と言った、代走から出場していた意外なヒーローの誕生でした。

木村はもともとは投手として高校生ドラフト1位で2006年に西武に入団してきました。渡辺久信氏がつけていた41番をつけるなど期待を集めていましたが、投手としてはなかなか芽が出ず、外野手に転向することになりました。俊足で肩が強いという、外野手向けの特徴を持っていたので、まずは代走や守備固めで出番を得るようになります。

木村の課題は打撃でした。最多で11本本塁打を放つなどパンチ力はありましたが、三振が多く年間100三振を記録したシーズンもあります。これがたたり、打率は2割2分前後なので、どうしても上位打線には置けず9番打者が定位置でした。それでも、辻監督が積極走塁を目指した就任1年目に代走要員で一軍定着し、浅村がFAで楽天に移籍した2019年には右翼手のポジションをものにした時期もあります。

それでも、投手から転向した野手なので、人よりも努力しないといけないと感じて、手の皮がむけるほどバットを振り込むなど頑張りました。17年もプロでプレーできたのはその努力があったからでしょう。引退した今は、ご苦労様としか出てきません。
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土壇場の一撃(9/20ACL武漢対浦和)

2023-09-21 22:16:29 | 浦和レッズ
昨日の浦和のACL武漢戦は、2-2の引き分けに終わりました。浦和としては敗色濃厚だった試合をロスタイムのカンテのゴールで追いついた貴重な勝ち点1です。武漢のピッチ状態は相当悪く、見た目は綺麗ですがピッチはめくれ上がり、浦和の選手は普段なら簡単にトラップできるようなボールを処理できないような、アウェイの環境の悪さに苦しんだ試合でした。

武漢は5-4-1で引いて守る戦略でした。浦和はボールを持てましたが、敵陣でも相手に当たってこぼれたボールがちょうど武漢に有利なように転がることが多く、何度もカウンターを食らって自陣に帰らざるを得ない展開でした。そんなちょっとしたエアポケットから、武漢12番のミドルシュートが決まって先制点は武漢に入ります。

前半の浦和の問題点ははっきりしていました。それは、普段左MFで出ることが少ない小泉と、久しぶりの試合になった左SB大畑の守備における連携でした。大畑が上がること自体は悪くないですが、パスミスなどボールを奪われた際に、小泉と大畑が同時に置いて行かれるピンチを作られました。また、大畑が左SBの位置から釣り出されて、小泉がSBの位置まで帰るなどバランスの悪さも見られました。

そのため、ハーフタイムにスコルジャ監督は動き、高橋、大畑、岩波を下げて関根、明本、ホイブラーテンを投入してきました。明本は右SBに入り、右SBにいた荻原が左SBに回りました。左サイドの守備は、SBが荻原、MFが関根と何度も組んだコンビになり、しかもCBがホイブラーテンの投入で強化されたこともあって、バランスの悪さは改善し、安居のクロスをリンセンが頭で合わせて同点にするまでは計算通りでした。

しかし、勝負はもつれます。相手FWに明本が後ろからクリアしようとしたプレーが、VARの結果PKと判定され、このPKをエドゥアルドが決めて2-1と武漢リードとなります。このゴールで武漢は一層引いて守り、5-4のラインを自陣に引いてクリアを続けます。決して強くない相手に思えた武漢に、こんな形で負けてしまうのかと、不安感もサポとしては出てきます。

最後は武漢が苦しくなって、5バックのDFのうち二人を交代させてきました。しかし、興梠の投入でDFラインの裏が狙えるようになった浦和が、最後右からのクロスを途中出場のカンテが押し込んで、何とか2-2の引き分けに持ち込みました。アウェイの戦いが難しいことはこの試合に早速表れており、ターンオーバーして若手の力で勝ちに行こうとしたことで、苦しみました。それでも、取れた勝ち点は大きく、前向きに考えたいです。
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