Kobby loves 埼玉&レッズ

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サウジアラビア対バーレーン

2024-10-24 22:44:02 | ワールドサッカー
試合後1週間しか映像を見られないDAZNで、期限ぎりぎりで見ることができた、アジア最終予選のサウジアラビア対バーレーンの感想です。この試合はサウジアラビアのジッダで行われ、ホームのサウジとしては勝利して2位以内に入りたいところでしたが、0-0の引き分けに終わりました。ホームの日本戦を敗れたのに続く誤算で、サウジのマンチーニ監督に解任の噂が出始めています。

サウジはいつもと同じ、4-2-3-1の布陣で、1トップにスピード型のブリカンを置き、トップ下にサレム・アルドーサリを置いてきました。もっとも、この布陣には多少疑問を感じました。アルドーサリが日本戦で、左サイドからのドリブルで日本の脅威になっていたからです。トップ下に置いてしまうと、どうしてもボールを受けてさばくプレーを要求されるので、「彼はゲームメーカーではないな」とトップ下でサウジは苦しんでいる様子でした。

それでも、この試合はバーレーンが自陣に4-4の2ラインを引いて我慢する戦術を選択したので、サウジとしてはボールは持てる展開でした。サウジにはチャンスがあり、左サイドからのブリカンのクロスに右MFの12番が追いついてシュートを狙ったところ、相手DFの2番の足がわずかにかかったという判定になってPKになります。微妙な判定ですが、サウジのホームゲームというところも多少作用したかもしれません。

このPKはアルドーサリが蹴ります。ゴール右を狙った弾道でしたが、相手GKがコースを読み切ってこのPKを止め、バーレーンは決定的なピンチを逃れることができました。それからもサウジはサイドを使うことはできたものの、なかなか中央に合わせることができず、ハーフタイムにブリカンと左MFの23番を交代させる荒療治に出ることになります。

バーレーンは自ら格下と認めた戦いに徹しました。攻撃の際は、2トップと片方の攻撃的MFの最大3枚でしか攻めないと割り切っていました。サウジの4バックが引いている時間では攻められないに近いですが、サウジがSBを上げているときはチャンスで、左MFがオーバーラップしてフリーになるなど決定機も作れていました。何かサウジにミスがあれば、番狂わせもある展開にすることはできました。

最後はサイドから次々とクロスを入れて決勝点を狙ったサウジに対し、バーレーンは最後まで粘り抜き、試合は0-0の引き分けに終わりました。バーレーンとしてはやるべきことはできた試合でしたが、点が取れなかったサウジの方が、次節以降に課題を残した試合になりました。
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カバーリングで得た勝利(10/23浦和対柏)

2024-10-24 21:10:21 | 浦和レッズ
昨日の浦和レッズのホーム柏戦は、1-0で浦和の勝利に終わりました。この試合はJ1残留争いの裏天王山の試合で、浦和と柏が勝ち点39で並び、降格圏の18位磐田とは勝ち点4差という厳しい条件の試合でした。前節の東京V戦でひどい内容のサッカーをしてしまった浦和としては、このままの内容が続いたらJ2降格がちらつく、崖っぷちの試合でした。

さすがにこの大事な試合で、浦和は多少動きの質が整理されてきました。トップ下に入った渡邉凌磨がうまくDFラインとボランチの間の位置に入り込んでいて、そこにグスタフソンからパスが出て何度かチャンスを作れました。また、サイドの大畑や石原を使う攻撃もでき始めており、クロスを入れるところまではできるようになっていました。

それでも、この試合はスタメンFWが身長170cmのリンセンということもあって、単純なクロスではなかなか合いにくいです。リンセンはできるだけ前で動いて、相手DFを消耗させたところでベンチのチアゴ・サンタナと交代するのはわかっており、必死で走っていた印象はありました。また、鼻骨骨折の重傷から復帰のCBホイブラーテンはフェースガードをしての出場で、どうしても足元のボールが見えにくいデメリットを柏に狙われ始めました。

そんな試合を勝利に持って来られた理由は、もう一人のCB井上のカバーリングでした。ホイブラーテンは昨年J1ベストイレブンのDFではありますが、この日は相手FW細谷にドリブルで抜かれる決定的なミスもありました。そんなピンチに、足を投げ出した井上は2度ほどピンチを救い、また相手の攻めの際にトップ下の渡邉凌磨が戻ってきてピンチを未然に防ぐ場面も作れました。

チームとしての戦いは良いとは言えない試合でしたが、皆が運動量を増やして少しでもチームを救うという意思が、この日の浦和からは伝わってきました。それでも、スコアはロスタイムに入っても0-0で、引き分けそうな展開です。もちろん勝ち点1でも残留争いでは大きな勝ち点になりますが、最後の最後で関根のクロスをシュートしたチアゴ・サンタナに対し、相手DF立田がハンドで止めたという判定になりPKになります。

このPKは残留争いを決める、プレッシャーのかかるものでしたが、チアゴ・サンタナは自らキッカーに名乗り出て、相手GKが取れない上側を狙ってゴールとなり、浦和は1-0でこの試合を勝利しました。この勝ち点3は大きく、次節の横浜FM戦を勝利すればかなり残留が確実になります。試合前はちょっと緊張したゲームでしたが、勝利したことでだいぶ安心できます。
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