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DFとしての長谷部

2020-06-10 22:27:53 | ワールドサッカー
今、フランクフルトに在籍する長谷部誠選手は、3バックの中央で起用される試合が多いです。最初にブンデスリーガに移籍したときに、相手選手の強力なフィジカルを「岩のよう」と表現した長谷部なので、相手FWとの肉弾戦が避けられないDFとしてはどうなのか?と最初は思っていました。

しかし、ビデオで長谷部の動きを見ていると、明確に長谷部のDF起用には意味があります。それは、もともとMFの選手なので、DFラインからのフィードが安定するメリットがあります。長谷部が相手FWから奪ってから、速攻につながる場面もあり、DFといえど攻撃の第一歩という考え方で長谷部をDFで起用したのでしょう。

また、長谷部自身も、ブンデスリーガでDFをやるということに対し、事の重大さを認識して準備していました。フィジカル勝負になっても大きくは崩されておらず、どうしても上背のある相手とのヘディング勝負は厳しいですが、それでも相手に体をつけて、少しでも相手がヘディングをやりにくくするように工夫しています。

長谷部のDF起用のメリットに、3バックの両サイドのDFを動かせるというものもあります。長谷部はドイツ語で指示を出せるほどの語学力があり、サイドのDFで守れる形を作って、長谷部自身があまり相手FWと直接対峙しないようにしています。もちろん、カバーリングも長谷部の役割で、こぼれ球の処理は得意です。

このCB起用で、長谷部のやったことのないポジションはGKを除けば、左SBとFWだけです。それだけ、ブンデスリーガというレベルでも、どこのポジションで起用してもそれなりにこなせることが、彼の長いキャリアを支えていたのでしょう。契約の1年延長も決まりましたし、おそらく引退するまでドイツにいることになるのでしょうね。

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