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本田圭佑、ブーイング(ミラン対ボローニャ)

2014-02-19 21:32:43 | ワールドサッカー
先日、スポーツ紙で「本田ブーイング」の見出しがありました。それを確かめるために、BS12chで放送されたミラン対ボローニャを映像で確認しました。確かに、本田(10番)が交代するときに、ホームのサンシーロのファンからブーイングが飛んでいるのは聞こえました。

ただ、これはもちろん本田が下手になったわけではなく、どうも本田にチームの救世主的な、過大な期待をしているからではないかと、試合内容を見れば思います。この日のミランは、前節ナポリ戦でボールがつながらない完敗を喫したことから、パスセンスのあるモントリーボ(18番)をボランチに置いて、早めにサイドに回してクロスで勝負するサッカーに変えてきました。

これに対し、ボローニャは5バック3ボランチ気味に真ん中を固め、最悪ドローでいいと粘る戦い方を選択しました。この展開では、いくらクロスを上げても難しく、本田のポジションもタッチライン際に固定されて持ち味は出ませんでした。本田を生かすには、内側にポジションを取ってショートパスをつなぐ展開が必要で、カカ(22番)やバロテッリ(45番)といったテクニックのある選手を短いパスで生かす展開ができないことが苦戦の要因でした。

逆にボローニャの方が、アウェイとはいえ狙い通りの戦い方をしていて、アーリークロスかミドルシュートに攻撃を絞り、決定機の数ならボローニャの方が多い試合でした。絶対的トップ下のディアマンティが不在だったボローニャですが、格下戦術に徹して粘り抜き、勝ち点1を取れる寸前まで来ました。

そんな試合ですが、結果だけ見ればミランが勝っています。バロテッリの目の覚めるようなロングシュートがぶれ球になってGKが反応できず、ネットに突き刺さってミランが1-0で勝利しました。チームとしてのサッカーは感心できなくても、バロテッリの個人技という予測不能な芸が出て、結果だけは勝っている試合でした。

しかし、このサッカーには未来がないように思えます。いつまでも個人技だけで勝てるほどセリエAは甘くないはずで、どうすれば戦術的に機能するかの正解を早くセードルフが見つける必要があります。ポゼッションをやりたい、高い最終ラインを引いてコンパクトに戦いたいなどの意図は見えますが、まだチームとして機能はしていないのが正直な印象です。

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