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だいぶ前の試合ですが、NHK-BSの映像でインテル対キエーボを見ました。キエーボはイタリア中部の都市、ベローナに本拠地を置くチームです。チームのエンブレムは豚に羽が生えたデザインです。その由来は当時強かった同じ街のベローナのサポに対し、「いつか対戦したいね」と話したら、「豚に羽が生えてきたら対戦してやる」とからかわれたので、それをそのままエンブレムにしたというエピソードです。
しかし、今はキエーボの方がベローナを上回る活躍です。この試合でも5バック気味に最終ラインを引くキエーボは正確なフィードで縦にくさびを入れて、カウンターを機能させていました。今は本田と長友の活躍で、セリエAの格下戦術をいろんなチームで見ることができますが、キエーボの格下戦術の完成度は極めて高い印象を受けます。
キエーボの名前を初めて知ったのは、2001年のセリエA初昇格のときです。当時、カリスマ監督と呼ばれたデルネリ監督のもと、豊富な運動量を武器に欧州CL圏まであと一歩に迫る活躍を見せました。ただ、こういう創意工夫でのし上がってきた地方クラブは、大抵主力選手をビッグクラブに引き抜かれ、黄金時代は長続きしないことが多いです。
しかし、キエーボは13年後の今でもセリエAにいます。たぶん、創意工夫を長時間続けてきたからこそで、イタリアらしい戦術オタクが何度か監督に座ってきたのでしょう。今回の試合は1-1で引き分けましたが、インテルDFカンパニャーロ(14番)のスピード不足を狙ったカウンターはうまく機能しました。
対するインテルは、ちょうどチーム状態がどん底の状態で、得点者も長友(55番)で攻撃の選手ではありません。失点が増え始めたチーム状態を見て、カンビアッソ(19番)とクズマノビッチ(17番)のダブルボランチに変更して落ち着かせようとしたものの、逆に攻撃力が落ちて苦戦と悪循環に陥っています。
個人の能力という意味では、コバチッチ(10番)のタッチの細かいドリブルなどの武器も見られましたが、攻撃の戦術という意味ではもっと熟成が要るのかなと思った試合内容でした。
しかし、今はキエーボの方がベローナを上回る活躍です。この試合でも5バック気味に最終ラインを引くキエーボは正確なフィードで縦にくさびを入れて、カウンターを機能させていました。今は本田と長友の活躍で、セリエAの格下戦術をいろんなチームで見ることができますが、キエーボの格下戦術の完成度は極めて高い印象を受けます。
キエーボの名前を初めて知ったのは、2001年のセリエA初昇格のときです。当時、カリスマ監督と呼ばれたデルネリ監督のもと、豊富な運動量を武器に欧州CL圏まであと一歩に迫る活躍を見せました。ただ、こういう創意工夫でのし上がってきた地方クラブは、大抵主力選手をビッグクラブに引き抜かれ、黄金時代は長続きしないことが多いです。
しかし、キエーボは13年後の今でもセリエAにいます。たぶん、創意工夫を長時間続けてきたからこそで、イタリアらしい戦術オタクが何度か監督に座ってきたのでしょう。今回の試合は1-1で引き分けましたが、インテルDFカンパニャーロ(14番)のスピード不足を狙ったカウンターはうまく機能しました。
対するインテルは、ちょうどチーム状態がどん底の状態で、得点者も長友(55番)で攻撃の選手ではありません。失点が増え始めたチーム状態を見て、カンビアッソ(19番)とクズマノビッチ(17番)のダブルボランチに変更して落ち着かせようとしたものの、逆に攻撃力が落ちて苦戦と悪循環に陥っています。
個人の能力という意味では、コバチッチ(10番)のタッチの細かいドリブルなどの武器も見られましたが、攻撃の戦術という意味ではもっと熟成が要るのかなと思った試合内容でした。
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