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打ち合いのダービー(インテル対ACミラン)

2013-12-26 18:14:33 | ワールドサッカー
NHK-BSのテレビ中継で、インテル対ミランのミラノダービーを見ました。普段は満員にはならない8万人収容の巨大なサンシーロが、ダービー戦では必ず満員になるという熱い戦いです。ミランの本田圭佑は移籍完了が1月なので、出場できませんが、インテルの長友(55番)は当たり前のようにスタメンでした。

インテルは今季就任したマッツァーリ監督が、カンビアッソ(19番)の1ボランチでポゼッションを目指すサッカーを展開しています。以前の長友のポジションだった4バックの左より、3バックの左アウトサイドの方が思い切って攻撃参加できる位置で、実際長友は今季4得点と結果を出しています。

ただ、このインテルの布陣はカウンターに弱い課題があります。あまりにもカンビアッソの負荷が大きく、カウンターを食らうとカンビアッソと3バックしか残っておらず広大なスペースを相手に狙われるシーンも目立ちます。そのため、序盤は好調だったインテルも格下相手の引き分けが響き、現在5位です。

相手がミランという、出てくるチームなのは悪くないと予想していました。打ち合いならインテルの攻撃力が前面に出るはずで、長友ももっと目立つはずと思っていました。事実、長友は何度もスペースに走りシュートも3本放ちました。それが可能になったのはトップ下が40歳の大ベテラン、サネッティ(4番)だったことも理由です。

サネッティは守備的なポジションならどこでもできる万能選手で、献身的にチームを支えることができる選手です。そんなサネッティは、長友が上がりやすいようにボールをキープして縦にパスを出すなど、影の役割を当たり前のようにこなします。それが効いて、試合はインテルペースで進みますが、最後のクロスにFWが触れないという、じりじりする展開で終盤まで来ます。

スコアレスドロー決着を予想した86分、右サイドを抜け出したグアリン(13番)のクロスを、パラシオ(8番)がヒールで合わせるテクニカルなシュートが決まり、試合は1-0でインテルの勝利に終わります。

この試合では、一時的とはいえ、長友がキャプテンマークを巻いたことも面白い事実でした。最初のキャプテンはサネッティ、次がカンビアッソとなり、たまたまカンビアッソが途中交代するときにそばにいた長友にキャプテンマークを反射的に巻いたようにも思えますが、今度は実力でキャプテンマークを巻ける選手になって欲しいと期待しています。

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