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機能したアウトサイド(4/29浦和対横浜FM)

2014-04-29 22:19:25 | 浦和レッズ
横浜FMは、ミシャサッカーが攻略しやすい4バックでありながら、去年は浦和に2連勝、よく似たサッカーをする広島にも2連勝と相性の良さを誇っています。天皇杯決勝で観察した限りでは、ドゥトラが思い切ってミキッチに付いていたのが理由と思い、今日も横浜FMの両SBを中心にみてみました。

しかし、この日の横浜FMはダブルボランチがいつもの富沢、中町でなく、小椋、三門のコンビでした。最終ラインとうまく出たり入ったりができた富沢の柔軟性は見られず、平川のマークについていたのは守備の選手でない兵藤や中村俊輔でした。「これはアウトサイドをうまく使えば勝てるな」というのが序盤の感想です。

実際、浦和はそのゲームプランでした。横浜FMの4バックがスライドして守る逆を、うまくロングボールで左右に振り、宇賀神や平川はフリーでボールを受けられました。点数こそなかなか入りませんでしたが、プラン通りに試合を運んでいるのは浦和という確信を強く持ちました。

横浜FMは1トップの藤田のところにボールが収まっていませんでした。永田充が藤田との1対1に負けなかったので、圧力に負けた藤田がトラップミスしてくれて助かったプレーもありました。ここが去年までのマルキーニョスだったらここまで順調な試合にはならなかったかもしれません。

それでも、唯一のゴールはセットプレーでした。最近、柏木のCKは調子が良く、前節の柏戦でも阿部勇樹が相手DFの背後をうまく取ったフリーランニングに正確に合わせています。今回も李忠成がゴール前で空いたタイミングを逃しませんでした。見事なヘディングシュートで浦和が先制します。

この展開になれば、ミシャサッカーの理想、鈴木啓太と阿部勇樹のダブルボランチに柏木がトップ下という、無難に逃げ切る形に変更できます。相棒が柏木だと、どうしても後ろを気にしてしまう阿部勇樹が、鈴木啓太の存在で安心して前からプレスに行けるなど、本当は最初からこの形がいいのではと思うほどです。

細かく見れば、永田のバックパスがミスになってあわやオウンゴールのような危ない展開もありましたが、全般的には浦和が意図通りに試合を運んでいたので満足です。We are diamondsも歌わせてもらいました。GWは次のFC東京戦でも歌いたいものです。

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