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横浜FM戦マニアック分析

2014-04-30 10:03:50 | 浦和レッズ
昨日の浦和は、肉離れの槙野に代わって永田充が出ていたので、浦和の最終ラインは多少モディファイされていました。普段は槙野がSB的に開き、ボランチの阿部勇樹がまっすぐ下がってCB的な位置に入るのですが、昨日は永田充がスピードに難があるらしく、永田はCBに残り、阿部勇樹は斜めに引いてSB的な位置でした。

ドリブルで積極的に仕掛け、1試合に1本は決定的なシュートを放ってくれる槙野の攻撃力がないのは、確かにちょっと寂しく、いつもよりは浦和の攻撃力が落ちるのは仕方ないです。それでも、永田が入るとロングボールで展開を変えてくれるメリットがあります。この試合では相手の横浜FMの4バックがスライドして守るので、空く浦和のアウトサイドをロングボールで機能させる、狙い通りの展開に持ち込むことができました。

横浜FMでは、中村俊輔の運動量の多さが驚きでした。昨年の横浜FM戦は両方とも平日だったのでテレビ観戦で、中村俊輔を中心に試合を見ることはできませんでした。今回、生で見ると中村俊輔がボランチの位置まで引いて、DFラインからボールを引き出していたのは驚きでした。私の少年時代は35歳といえば走らずに技術で勝負する年齢と思っていましたが、中村俊輔は逆に肉体改造して力をつけ、代表に入っていた頃の輝きを取り戻した印象です。

浦和勝利の要因は、攻撃時の4-1-5をあまり長い時間使わなかったことだと思っています。4-1-5は確かに攻撃では威力を発揮しますが、守勢に回ると長時間はもたないことが既に証明されています。宇賀神、平川、原口、興梠あたりに守備意識を持たせて、守備時の5-4-1をできるだけ早く作ることを、ミシャは今季のコンセプトにしているようです。久しぶりにレッズを見た旧友が、その組織力を評価していたほどでした。

その結果の1-0勝利です。1-0で勝つのは難しいですが、しっかり守備の組織を整備できた証明です。派手な打ち合いこそミシャサッカーという期待もされていましたが、去年の終盤の失速で、広島時代はほとんどやらなかった守備の練習を、今季のミシャは取り入れました。その成果が出た勝利だったかなと、評価しています。

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