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岡崎朋美、現役引退

2013-12-29 18:40:54 | 他スポーツ
最近のスポーツニュースでは、長野五輪銅メダルのスピードスケート選手、岡崎朋美の現役引退が目を引きました。今回の日本選手権で4位以内に入ればソチ五輪代表の可能性がありましたが、岡崎は6位に終わり代表の目がなくなったのが引退の理由です。

岡崎は42歳で、過去には椎間板ヘルニアを患い、腰を手術したスケート選手の前例が当時はないという逆境を経験します。しかし、岡崎はそれなら自分が第1号になると誓って地道なトレーニングを積み、奇跡の五輪出場を果たしたエピソードを今でも思い出します。

また、長野五輪銅メダルのときは「朋美スマイル」で日本を沸かせました。外国の男子選手が憧れたり、オランダにファンクラブができた美人ぶりも有名です。このときはスポーツキャスターなどの誘いもありましたが、「自分は田舎者だから華やかな世界には興味がない」と断り、現役続行を選びました。

今回は42歳という年齢に出産からの復帰という、これもまた前例のないことに挑戦しました。出産当時は強化選手から外れていましたが、椎間板ヘルニアからも復帰したという執念で、またスケートを滑れる体に戻してきたのは、結果こそ良くなかったとはいえ称えたいと思います。

私は長野五輪で岡崎が銅メダルを取った女子500mを生で見ました。スピードスケートの生観戦はこのとき一度きりですが、この競技で日本人がメダル争いに絡めるのはコーナーワークで勝負できるからだと思います。スピードスケートは時速60kmと、競馬の馬並みのスピードが出ます。

長野五輪の会場、エムウェーブに足を踏み入れた印象は、(改修前の)駒場スタジアムくらいというものでした。つまり、陸上トラック並みの曲率を競馬の馬並みのスピードで走るわけで、馬にそんなことをさせたら故障してしまいます。

人間だから、その曲率を回れるトレーニングが可能なので、スケート選手が驚異的な太ももをしているのは遠心力に打ち勝つためです。昨日見た岡崎の足もそんな足をしていました。42歳でここまでできるのは、様々な世界のアスリートに勇気を与えたはずです。

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