カタールW杯メンバー発表

今日、あと1か月を切ったカタールW杯に向けた日本代表のメンバーが発表になっていました。ほぼ、直前の9月に行われたドイツ遠征のメンバーが中心で大きなサプライズはないですが、長年日本代表のFWを務めてきた大迫勇也選手の代表落選など、世代交代も感じる結果になりました。森保監督によれば「個人技があってチームプレーを強化できる選手」を選んだとあります。

GKは川島永嗣、権田修一、シュミット・ダニエルの3名で、湘南GK谷は落選しました。DFではベテランの吉田麻也、長友佑都、酒井宏樹が選ばれる一方、海外で活躍する伊藤洋樹も最終メンバーに残りました。MFでは遠藤航、守田英正、田中碧らが順当に選ばれますが、長年主力選手を張ってきた原口元気が落選しています。FWでは負傷で直前の遠征に帯同していなかった浅野拓磨が選ばれています。

今回は交代枠が5つあるので、本大会の登録メンバーがそれまでの23人から26人に増やされています。そのため、代表争いに絡みそうな主力選手を外すような波乱はないだろうと予想はできました。意外な選手でメンバー入りしているのは、MF相馬勇紀、FW上田綺世といったあたりが当落線上の選手と思われたので滑り込みに成功しました。

もっとも、今回のW杯は準備期間が2週間弱しかない、ぶっつけ本番に近い大会です。そのため、大会に向けた戦術などは既に完成していなければならず、唯一大会直前に組まれているカナダ戦は調整試合という位置づけです。特に、今回は欧州の強豪国などは額面通りの力を発揮できるかわからず、イランあたりが長期合宿を組んで強化してくれば波乱を起こせる可能性もある大会です。

そういう、波乱を起こせる可能性があるところは、強豪のドイツやスペインと当たる日本としては出していきたいところです。今回は日本の7大会目で最も厳しい組に入りましたが、初戦で勝ち点を確保できれば何が起こるかわからない状況にはできるので、それを楽しみに、時差的に見やすい時間に行われるドイツ戦を楽しみにしています。