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ダイヤモンドの中盤(インテル対カリアリ)

2014-03-01 13:33:50 | ワールドサッカー
今日はNHK-BSで放送された、イタリア・セリエAのインテル対カリアリを見ました。インテルは課題のボランチにラツィオからブラジル代表のエルナネスを補強して2連勝とチーム状態が上向きになっていました。しかし、このカリアリ戦はそのエルナネスが負傷欠場で、クズマノビッチ(17番)の1ボランチでした。

インテルの課題は1ボランチにしたときの守備で、前にかかっているときには3-1-6のような布陣になることもあります。浦和が4-1-5で守備が持たない例から想像すれば、この布陣では守備が持たないのは明らかです。セリエAの多くのチームは、しっかり自陣に引いてカウンターを仕掛けることで、インテルの守備が整わない隙を狙っていました。

しかし、カリアリの策はちょっと違っていました。カリアリはここ数試合チーム状態が下降気味で、思い切ってスタメンを入れ替えた試合でしたが、そんな急造布陣とは思えない組織を見せました。カリアリはテクニシャンのコッス(7番)をアンカーに置いて、4-3-1-2の積極サッカーでインテルと互角の攻め合いを見せる強気な策を取りました。

この手がうまく機能しました。中盤をダイヤモンドに組むカリアリの策は、サイドハーフの戻り具合の調節が難しく、なかなか機能しない戦術ですが、この試合では両サイドハーフのエクダル(20番)と27番のポジショニングが絶妙で、格上インテル相手にもうまくバランスを取ってパスを散らすことができていました。

前半を0-1で折り返したインテルは苦しい展開でしたが、後半頭から登場したイカルディ(9番)が効きました。長身のターゲットマンと役割が明確なイカルディは、長友(55番)にとっては狙いやすい味方で、長友からイカルディを狙って上げたクロスからロランド(35番)の同点ゴールが出ることになりました。

後半に入ってから、インテルがパラシオ(8番)が引いてボールを要求したり、長友とジョナタン(2番)の両ウイングがうまくフリーになってクロスを上げたりと流れが出てきました。もう少し早くこの形ができていればと、インテルにとっては悔やまれる1-1の引き分けでした。ただ、長友が得点に絡んだところを見ると、調子はよさそうです。日本代表でもそんな長友を見られればと期待しています。

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