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女子ジャンプ

2022-02-06 16:05:29 | 他スポーツ
昨日は北京冬季五輪の女子ジャンプ、ノーマルヒルを見ていました。男子のノーマルヒルは今では差がつきにくい競技になり、ヒルサイズ近辺に10人ほどがひしめいていますが、女子ジャンプではちょうどトップクラスがヒルサイズのジャンプを飛ぶ、競技らしさを保っています。五輪の場合、海外選手も含めて全員分の内容をテレビで放映するので、今の勢力地図が見えるところも面白いです。

今の女子ジャンプは、トップレベルでヒルサイズ付近まで飛べる選手は4,5人です。男子ジャンプと同様に、1回目で30位以内が2回目に進めるルールですが、ギリギリで2回目に進める選手は明らかに失敗ジャンプです。午前中の公式練習では、スロベニア選手が絶好調で、3人がヒルサイズ(100m)を飛んでおり、高梨沙羅選手は94mでした。

女子ジャンプといえば高梨沙羅選手ですが、彼女はちょうど女子ジャンプがメジャーになった17歳のときにこの競技が五輪正式競技になったという、ちょっとした運があります。W杯での勝利数でも話題になったことがありますが、今は以前ほどは順調に勝てなくなっています。それでも世界ランキングは6位と、うまく流れに乗ればメダル候補という位置です。

高梨沙羅選手にとって、痛かったのは1回目の飛躍でした。98.5mと、距離的には悪くないようにも見えますが、テレマーク姿勢を入れられなかったことによる飛形点の減点が響き、1回目を終えて5位と出遅れました。スロベニア勢が3人とも100m越えのジャンプを出して、ここからの逆転はベストのジャンプを飛び、さらに運も必要という位置になってしまいました。

それでも、高梨沙羅選手は2回目に意地を見せました。2回目は順位の逆順に飛ぶので、自分を終えた時点でトップに立っておくのは最低限ですが、皆が風が複雑に舞うコンディションで苦しむ中、100mをしっかり飛んで残り4人の位置でトップに立っておきました。結果的に、スロベニア選手2人とドイツのアルトハウスがしっかりジャンプを飛び、4位とわずかにメダルに届かない結果になりましたが、できることはやれた印象もあります。

もっとも、高梨沙羅選手が29歳になる、次の五輪まで気持ちを保てるかは微妙です。今回の五輪は、自分のジャンプを「ゼロから作り直した」とありますが、結果にはつながりませんでした。それをもう一度できるか、もうやれないという結論を出しても仕方ないかなと思います。

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