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写真は大宮氷川神社の参道です。午前中の曇り空から一転、午後は陽が出たので皇后杯決勝のNACK5スタジアムに行って来ました。試合はPK戦までもつれる熱戦の末、女王INACが辛くも新潟を振り切って、皇后杯4連覇を達成しました。
しかし、INACの得点はセットプレーと相手GKのミスなので、決して戦術的に狙った形ではありません。逆に新潟の方が、引いて守ってティファニーに入れるカウンターという明確なゲームプランが機能しました。一昨日にINACが思わぬ苦戦をした、伊賀戦を新潟が参考にした可能性があります。
ティファニーは高さがある訳ではなく、スピードも驚くほどではありませんが、技術は相当のレベルです。現役なでしこジャパンを数多く揃えるINACはいろんな場所がストロングポイントですが、唯一そうでないのがCBです。ティファニーは相手CBのパスミスを拾ったり、密着したCBと体を入れ替えるのは得意なので、少ないチャンスをティファニーが決めれば新潟にも勝機がある試合でした。
試合はその通りの展開になりました。INACのCB、磯金のバックパスのミスにティファニーが追いつき、新潟にとっては唯一の勝利条件の先制点を得ました。前半を1-0で折り返す展開は予想以上で、あとは新潟の後ろ2ラインのプレスがどこまで持つかの勝負だろうと思っていました。
しかし、セットプレーで同点に追いついたINACに対し、新潟は次第に中盤がきつくなっていき、サイドハーフの帰陣が遅れたりティファニーの運動量が落ちたりと苦しくなっていました。ボール支配率が圧倒的なINACが、延長に持ち込めば有利と思いましたし、事実延長では新潟GK一谷のミスをチ・ソヨンが押し込んで2-1と一時リードしました。
これで終わりだろうとの予想は、覆されました。準決勝でベンチに下げられたことを考えると120分はきついのではと思っていたティファニーが、最後の最後で奇跡の同点ゴールを決めてみせました。結果はINACがPK勝ちしたとはいえ、INACのCBとティファニーの対決は完全にティファニーの勝利です。新潟はストロングポイントは出せたと胸を張っていいと思います。
試合がもつれたので、ブログのタイトルは新潟勝利の場合とINAC勝利の場合の2パターン考えていて、新潟勝利の場合は有名な映画をそのまま使って「ティファニーで朝食を」の予定でした。INAC勝利だったので「影武者」が出てきたのですが、その影武者とはINACトップ下、中島依美選手です。
中島は澤とポニーテールの髪型が似ているので、遠目で背番号が見えないときに澤と勘違いすることがあるのが影武者と呼んだ理由ですが、実はプレーでも影武者ができます。INACはボランチのバランスが悪いという課題を抱えているチームで、韓国代表ボランチ、チ・ソヨンがドリブルで上がりたがるので、本来は攻撃的な選手の澤がアンカーという、守備には不安を抱える布陣です。
そんなときにボランチの位置をカバーしているのが中島です。彼女の運動量の多さはINACの一つの武器で、トップ下ながらサイドアタッカーの位置にいることもありますし、澤が上がっているセットプレーなどではボランチの位置を埋めています。中島はまだ足元の技術は未完成な印象を受けますが、その運動量は是非とも磨いて欲しい武器だと期待できます。
しかし、INACの得点はセットプレーと相手GKのミスなので、決して戦術的に狙った形ではありません。逆に新潟の方が、引いて守ってティファニーに入れるカウンターという明確なゲームプランが機能しました。一昨日にINACが思わぬ苦戦をした、伊賀戦を新潟が参考にした可能性があります。
ティファニーは高さがある訳ではなく、スピードも驚くほどではありませんが、技術は相当のレベルです。現役なでしこジャパンを数多く揃えるINACはいろんな場所がストロングポイントですが、唯一そうでないのがCBです。ティファニーは相手CBのパスミスを拾ったり、密着したCBと体を入れ替えるのは得意なので、少ないチャンスをティファニーが決めれば新潟にも勝機がある試合でした。
試合はその通りの展開になりました。INACのCB、磯金のバックパスのミスにティファニーが追いつき、新潟にとっては唯一の勝利条件の先制点を得ました。前半を1-0で折り返す展開は予想以上で、あとは新潟の後ろ2ラインのプレスがどこまで持つかの勝負だろうと思っていました。
しかし、セットプレーで同点に追いついたINACに対し、新潟は次第に中盤がきつくなっていき、サイドハーフの帰陣が遅れたりティファニーの運動量が落ちたりと苦しくなっていました。ボール支配率が圧倒的なINACが、延長に持ち込めば有利と思いましたし、事実延長では新潟GK一谷のミスをチ・ソヨンが押し込んで2-1と一時リードしました。
これで終わりだろうとの予想は、覆されました。準決勝でベンチに下げられたことを考えると120分はきついのではと思っていたティファニーが、最後の最後で奇跡の同点ゴールを決めてみせました。結果はINACがPK勝ちしたとはいえ、INACのCBとティファニーの対決は完全にティファニーの勝利です。新潟はストロングポイントは出せたと胸を張っていいと思います。
試合がもつれたので、ブログのタイトルは新潟勝利の場合とINAC勝利の場合の2パターン考えていて、新潟勝利の場合は有名な映画をそのまま使って「ティファニーで朝食を」の予定でした。INAC勝利だったので「影武者」が出てきたのですが、その影武者とはINACトップ下、中島依美選手です。
中島は澤とポニーテールの髪型が似ているので、遠目で背番号が見えないときに澤と勘違いすることがあるのが影武者と呼んだ理由ですが、実はプレーでも影武者ができます。INACはボランチのバランスが悪いという課題を抱えているチームで、韓国代表ボランチ、チ・ソヨンがドリブルで上がりたがるので、本来は攻撃的な選手の澤がアンカーという、守備には不安を抱える布陣です。
そんなときにボランチの位置をカバーしているのが中島です。彼女の運動量の多さはINACの一つの武器で、トップ下ながらサイドアタッカーの位置にいることもありますし、澤が上がっているセットプレーなどではボランチの位置を埋めています。中島はまだ足元の技術は未完成な印象を受けますが、その運動量は是非とも磨いて欲しい武器だと期待できます。
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