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前後分断(CSKAモスクワ対マンチェスターC)

2013-10-24 18:24:29 | ワールドサッカー
今日はフジテレビで夜中に放送された、CSKAモスクワ対マンチェスターC(以下シティ)の欧州CLの試合を見ていました。CSKAの試合はなかなか日本では放送されないので、本田圭佑(7番)のクラブチームでのプレーを見るのはおそらく初めてだと思います。CSKAは4-2-3-1で本田圭佑はトップ下と彼が生きるベストポジションでの起用です。

しかし、この試合の力関係ははっきりしており、世界中からビッグネームを集めるシティが攻め、CSKAが守る試合展開でした。そのため、CSKAは前の4人と後ろの6人が「前後分断」の状態で、トップ下の本田圭佑にはいいボールが入らない、苦しい展開になりました。

それでも、ロングボール中心のCSKAの攻撃がつながってCSKAに先制点が入っています。アシストはなんと本田圭佑で、彼にしては珍しい、ヘディングでのアシストでトシッチ(21番)がゴールを決めています。CSKAがロングボールの攻撃を選択したのは、本拠地のピッチ状態の悪さも理由で、夏の大雨の影響で芝生の生育が悪く、欧州CLをやるグラウンドとは思えない条件でした。

対するシティは、ベルギー代表CBコンパニーが負傷で離脱して、ナスタシッチ(33番)、ハビ・ガルシア(14番)の急造CBコンビでした。解説の清水さんからはナスタシッチが酷評されていましたが、ハビ・ガルシアの方が不出来は目立ち、本田圭佑にヘディングで競り負けたのはハビ・ガルシアです。

それでも、シティは新任のペジェグリーニ監督がポゼッションサッカーを志向していて、ボール支配率の高いサッカーは消化しています。もちろん、バルセロナあたりと比べるとボールを失ったときの帰陣の速さには課題も見られますが、この日印象的だったのは左MFのシルバ(21番)でした。

シルバは背もあまり高くなく、黒髪に黒い瞳と日本人的風貌をしていますが、実際はスペイン人です。有名な選手に例えるなら中田英寿で、ボールを持ったときの技術の高さと運動量の多さで勝負するMFです。ボールを持っていないと生きないタイプらしく、逆サイドやボランチの位置で受けることもありますが、右MFのヘスス・ナバス(15番)がスピードでかっ飛ばすタイプなので、タイプの違うMFが逆サイドにいた方がいいという監督の判断でしょう。

試合はアグエロ(16番)の2ゴールでシティが勝って2位を守り、CSKAのグループリーグ突破はアウェイのシティ戦の勝利が絶対条件と難しくなりました。本田圭佑が世界を驚かすことはできませんでしたが、契約の切れる1月の移籍市場でどんな結果が出るか、楽しみにしたいと思います。

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