![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/01/d73deb7cac7e0103cd2e0e8d9854cdbe.jpg)
よく、大相撲で「関脇の強い場所は面白い」と言われます。横綱が圧倒的な強さを演じるより、関脇クラスが波乱を起こし、優勝争いをもつれさせることが面白い理由です。セリエAで関脇に当たるのが、今日話題にするフィオレンティーナ(以下フィオ)だと思います。フィオが強い年は優勝争いがもつれ、面白くなる傾向があります。
フィオは悪い年は残留争いをするなど、決して安定した強豪ではありませんが、フィオと聞けば今でも名が思い出せるバティの時代などはよく波乱を演出していました。フィオの監督はイタリア代表監督の登竜門になる傾向も見られ、トラパットーニ、プランデッリはフィオの監督から代表監督になっています。
今回見たフィオは、ローマでストライカーだった39歳のモンテッラが監督ですが、4-3-2-1のいわゆる「クリスマスツリー」戦術で戦っています。この戦術はポゼッションのチームが採用する布陣で、確かにボランチのアンブロジーニ(21番)やアクイラーニ(10番)がボールを多くタッチして1トップのロッシ(49番)に一発スルーパスを通すサッカーでミラン相手に内容で上回りました。
試合は2-0でアウェイのフィオの勝利に終わりましたが、FKから66番のキックが壁に当たってコースが変わった得点と、途中出場のホアキン(17番)の個人技で抜いたクロスを真ん中のバレロ(20番)が合わせて取った得点の2点で決着がつきました。ポゼッションの面白さは見せましたが、フィオはオフにエースFWヨベティッチをマンCに引き抜かれて前線はスケールダウン気味で、この関脇はうまく行って欧州CL圏内が手一杯かなという印象は受けます。
逆にミランは、バロテッリ(45番)があまり運動量の多い方ではないという欠点が出てしまった試合でした。サイドまではボールが出せるものの、4バック3ボランチでしっかり固めるフィオの守備を崩せず、バイタルエリアの突破はまったく機能していませんでした。カカ(22番)がサイドに起点を作っても、CKを取るのが精一杯で、勝てる内容の試合ではありませんでした。
また、オランダと日本が親善試合で対戦するので、ミランのオランダ代表ボランチ、デヨングのプレーは見てみました。基本はアンカーで、短いパスを散らすプレーを確実にこなす堅実さが売り物です。過去記事を調べたら、2010年W杯の決勝にも出ていた実績十分の選手で、出てくれば間違いなく日本の脅威になる存在です。
フィオは悪い年は残留争いをするなど、決して安定した強豪ではありませんが、フィオと聞けば今でも名が思い出せるバティの時代などはよく波乱を演出していました。フィオの監督はイタリア代表監督の登竜門になる傾向も見られ、トラパットーニ、プランデッリはフィオの監督から代表監督になっています。
今回見たフィオは、ローマでストライカーだった39歳のモンテッラが監督ですが、4-3-2-1のいわゆる「クリスマスツリー」戦術で戦っています。この戦術はポゼッションのチームが採用する布陣で、確かにボランチのアンブロジーニ(21番)やアクイラーニ(10番)がボールを多くタッチして1トップのロッシ(49番)に一発スルーパスを通すサッカーでミラン相手に内容で上回りました。
試合は2-0でアウェイのフィオの勝利に終わりましたが、FKから66番のキックが壁に当たってコースが変わった得点と、途中出場のホアキン(17番)の個人技で抜いたクロスを真ん中のバレロ(20番)が合わせて取った得点の2点で決着がつきました。ポゼッションの面白さは見せましたが、フィオはオフにエースFWヨベティッチをマンCに引き抜かれて前線はスケールダウン気味で、この関脇はうまく行って欧州CL圏内が手一杯かなという印象は受けます。
逆にミランは、バロテッリ(45番)があまり運動量の多い方ではないという欠点が出てしまった試合でした。サイドまではボールが出せるものの、4バック3ボランチでしっかり固めるフィオの守備を崩せず、バイタルエリアの突破はまったく機能していませんでした。カカ(22番)がサイドに起点を作っても、CKを取るのが精一杯で、勝てる内容の試合ではありませんでした。
また、オランダと日本が親善試合で対戦するので、ミランのオランダ代表ボランチ、デヨングのプレーは見てみました。基本はアンカーで、短いパスを散らすプレーを確実にこなす堅実さが売り物です。過去記事を調べたら、2010年W杯の決勝にも出ていた実績十分の選手で、出てくれば間違いなく日本の脅威になる存在です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます