Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

鹿島戦プレビュー

2008-04-12 18:48:02 | 浦和レッズ
明日は、浦和にとっては鹿島を止める絶好の機会で、前半戦最大の大一番です。鹿島情報は今週、再三ブログネタにしてきましたが、また追加情報があります。鹿島の右SB、内田篤人が北京国安戦で腰椎突起部を骨折し、浦和戦には間に合いません。代役は北京国安戦ではMFの増田を入れましたが、浦和戦では慎重に、守備的なポジションならどこでもこなす伊野波を入れると思います。

実は、鹿島は強気に攻めてくるより、慎重策の方が怖いチームです。セットプレーに抜群の強さを誇るので、一瞬のチャンスで1点取られて、そのまま逃げ切るシナリオも用意していると思います。その強さを知ったのは、天皇杯決勝の広島戦です。内田篤人が前半8分という早い時間に先制すると、あとは徹底的に相手の長所を潰すサッカーに徹し、しっかり守り切りました。

立ち上がりのまずさが、ここ2試合で現れている浦和にとっては、鹿島に慎重策を取られないように戦わないといけません。こちらも慎重策で、闘莉王をリベロで起用する可能性もあります。ただ、鹿島を撹乱するためか、練習の紅白戦では闘莉王が3トップの左に入ることをしていたようです。

闘莉王はどこで出るか、スタメン発表を聞いてもわからず、実際にピッチに立っている姿を見るまではどのポジションか分からないでしょう。スタメンFWも低い可能性ですが、ありえます。オフサイドに引っかからないような基本的な動きはできますし、パスを出しても結構いい精度で出せます。

ただ、闘莉王を前で使うと、守備ラインに頼れる砦がなくなってしまうのも事実で、FWはないと思います。ただ、ボランチは考えられます。闘莉王のところで、相手ドリブルを止められるので、闘莉王と鈴木啓太がいればDFの負担はだいぶ減ります。闘莉王がボランチの場合、相手は堤を徹底的に狙ってきそうですが、そこは堀之内が経験を活かしてカバーして欲しいです。
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家の芝桜

2008-04-12 17:27:37 | 雑記
秩父の有名な芝桜の丘は、GWの頃が見頃で、今はテレビの映像ではまだまばらでした。しかし、自宅の芝桜は秩父よりはだいぶ気候が違うらしく、今が見頃です。芝桜は先日の武蔵浦和の桜祭りで売られていましたが、ビニールに土をつけた状態で、100円でした。生命力が強くて、きれいならば土の庭には良い彩りです。

ただ、秩父の芝桜の丘は、そのじゅうたんのように見える色合いと、遠くまで見渡せるところが売り物ですから、こちらはこちらで良さがあります。もし、お出かけになられるようでしたら、西武線経由ならあらかじめ特急券を買っておくことをおすすめします。当日券はまずないと言っていいと思います。快速急行は混みますし。
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同世代最後のヒロイン(岡崎朋美)

2008-04-11 21:20:36 | 他スポーツ
自分と同世代で、唯一現役で頑張っている女性アスリート、岡崎朋美さんのネタです。このブログの普段のネタとはまったく違う分野の方なので、補足説明すると、冬期五輪のスピードスケートの選手です。長野五輪で銅メダルを獲得して、朋美スマイルで有名になった方です。

岡崎は、当時の女子スピードスケート界のカリスマだった橋本聖子選手のいた富士急に入社しました。高校時代は無名選手だった岡崎はなかなか練習についていけず、出てくるまでには時間がかかりました。しかし、それでも橋本聖子と一緒に練習することによる効果は大きく、岡崎は橋本聖子と一緒に、1994年リレハンメル冬期五輪の代表になっています。

ただ、まだこの大会の時点では岡崎に注目する人はほとんどいませんでした。岡崎が有名になり始めたのは、長野五輪を控えたW杯で、ライバル島崎と二人で上位に入ることができたからです。吉井妙子さんの記事によれば、島崎は繊細なレーシングマシンで、岡崎はパワフルなオフロード車と、まったくタイプの違う走り方の評価でした。

二人とも全盛期で迎えた長野五輪は対照的な結果に終わりました。岡崎が銅メダルを獲得して、一躍有名になったのとは違って、島崎はメダルを逃し、不完全燃焼のまま現役を引退しました。この結果で、岡崎のところには芸能界転身や、スポーツキャスターなど華やかな話が次々舞い込みました。

しかし、本人が、「自分は田舎者だから華やかな話には興味はない」と断り、現役続行となりました。ただ、次のソルトレーク五輪は岡崎にとっては苦難の道になりました。椎間板ヘルニアで、戦線を離脱した岡崎は、腰を手術した選手が現役に復帰した前例がないことを知ります。

しかし、それなら自分が第一号になると決意し、手術を受けて驚異的な回復でソルトレーク五輪に間に合わせました。岡崎のすごいところは、不十分な状態で迎えた五輪にもかかわらず、6位入賞ときっちり結果を残したことです。この時点で30歳だった岡崎は、今度は引退と誰もが思いましたが、まだやり残したことがあると、4年後のトリノ五輪にも出場して4位とまたも結果を残しました。

今季は不振だった岡崎ですが、来季の現役続行は明言しています。その不屈の魂で、バンクーバー五輪に出てくれることを、ファンの一人として期待しています。
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マルキーニョスの動き(4/9鹿島対北京)

2008-04-10 21:03:47 | 他チーム
昨日は途中からでしたが、敵状視察も兼ねて鹿島対北京国安戦を見ました。テレビなので、浦和の選手とは違ってどうしても遠めではわかりにくいですが、マルキーニョスの動きは面白かったです。

運動量の多いFWということは知っていましたが、中盤に下がってくることも目立ちます。一回、中盤で軽くさばいてから、前線に出ていってリターンパスをもらおうという動きが多いです。おそらく、1対1で相手DFを抜くような個人技は苦手なのでしょう。ただ、それを相手の隙を突く的確な動きと、パスの精度の高さでカバーしています。

現在J1得点王なのも、この隙を突くうまさと、味方が正確にボールを供給できるからでしょう。マルキーニョスは最初にJリーグに来たのは東京Vで、それ以降多くのチームを渡り歩きましたが、鹿島は待遇面でも、もらえるパスの質でも、一番良いチームでしょう。

ただ、この試合は鹿島の弱点を見るには、あまり良い試合ではありませんでした。北京国安に退場者が出て、鹿島のオリベイラ監督はすぐさま最終ラインを3バックにして、サイドに開いているMFを中央に集めました。これでは、相手のボランチにプレッシャーが掛かりやすくなるので、闘莉王のボランチが良いかどうかを見極めるのは難しいです。

ただ、鹿島はリードすれば3バックがありうるというのは、昨年は浦和との直接対決以外の鹿島戦を見ていなかった私には発見でした。それを出させない展開にしたいところですが。

ただ、この北京国安戦では、今までとは違う鹿島の弱点も見えました。それはDFラインの裏のパスへの対応です。確かに、鹿島のCBは高さの岩政とカバーリングの大岩のコンビで、スピードに強いタイプはいません。浦和だと、エジミウソンを走らせたら面白いなと思えました。

この裏へのパスで、PKを一つ、GKとの1対1を一つ献上しているのですから、走れば何か起こると信じて浦和の前線の選手は走りたいところです。昨日の北京国安戦は鹿島にとっては良くない試合でした。それをもう一度出させるような、浦和の策が望まれます。
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オリエンテーリングの思い出

2008-04-09 21:05:14 | 他スポーツ
運動部経験者だと、勝つことに生活のすべてを注ぎ込むという経験があると思います。私はオリエンテーリングをやっていたのですが、これが野山の激しい斜面を気力で駆け上がることもある、激しいスポーツです。ただ、地図と現地を正確に対応できないと、とんでもない方向へ行ってしまうので、気合いを入れるのは上り斜面だけで良く、あとは醒めた心を持っていることが大事なスポーツです。

この勘所が、若い頃はわかりませんでした。闇雲に気合いばかりを強調しては、変な方向へ行ってしまう悪循環で、成績は一向に上がりませんでした。また、オリエンテーリングのスタートは、冬期五輪で行われる、距離スキーのスタートに似ていて、1分間隔の時差スタートです。

箱根駅伝のように、前にいるライバルを抜けばよいというものではなく、時間が相手の孤独な戦いです。ただ、不調に陥ると、10分以上も後にスタートした選手に追い付かれたりします。まさか、この選手に追い付かれるとはという思いは、ランナーの心に微妙な影を落とします。

また、人間とは弱いもので、後ろから有力ランナーが来ると、チェックポイント(オリエンテーリングでは何箇所かチェックポイントがあって、これを全部回らないと完走にならない)を探す手間を省こうと思い、思わず後をつけてしまうこともあります。成功することもありますが、失敗例も多く、途中でしっかり地図を見ていないと相当復活は厳しくなります。

こんな、微妙な心理戦が毎週山の中で繰り広げられているのですが、私は体力面は後からついてきましたが、心理戦には負けてばかりでした。そのため、大した選手にはなれなかった私ですが、一度だけ活躍したことがあります。

それは、最後の最後、大学4年の大学選手権でした。大学界の頂点を争う、選手権そのものへの出場を目標にしていた私にとっては、無念の一般クラスでしたが、この日は変なプレッシャーに打ち勝つことができて、表彰台に上がることができました。

この日のために、月間走行距離を延ばし、規則正しい生活を送っていた成果は出たのです。努力は報われると、多くの仲間が励ましてくれたことも思い出です。会社の仕事が忙しくなって、体調をベストにもっていけなくなってやめましたが、28歳まで走り続けたのは自分の財産です。今は病気でだめですが、いつの日か、またどこかを走ってみたいものです。
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鹿島の弱点

2008-04-08 20:10:49 | 他チーム
鹿島にとっては、明日のACL北京国安戦が大事な試合ですが、浦和は既に週末の鹿島戦に意識を集中させているでしょう。勢いなら5戦全勝の鹿島に分がありますが、浦和は鹿島より時間を掛けて調整できるメリットを生かしたいです。ちょっとプレビュー記事には早いですが、鹿島の弱点を見つけたと予告したので、今日書きます。

鹿島はあまり布陣をいじらないチームで、ほとんどの試合で4-4-2で中盤をボックス型に組んできます。全盛期の鹿島は、この4-4-2で磐田と2強時代を築き、このシステムには弱点はないと当時の私は思っていました。しかし、去年の天皇杯準決勝の川崎F戦で、結果はラッキーなゴールで1-0で勝ちましたが、王者らしくない隙がいろいろなところに見られました。

まず、4-4-2で中盤をボックス型に組むと、サイドハーフとSBの間に縦のスペースが空きます。3-5-2もしくは3-6-1で戦う浦和にとっては、このスペースに両アウトサイドがぴったりはまります。川崎F戦では、相手左アウトサイドの村上に、右MFの野沢がつくか、右SBの内田がつくかが徹底していませんでした。

そのため、村上は序盤から好クロスを連発し、完全に川崎Fのペースでした。そのため、浦和は両アウトサイドをうまく使いたいところです。また、これはボックス型4-4-2の一般的な弱点ですが、トップ下を置かないので、相手のボランチにプレッシャーを掛けにくいです。同じ理由で、3バックのリベロのオーバーラップにも比較的弱いです。

もし、鹿島が今の布陣でこれを解決しようとするなら、FWのマルキーニョスの運動量を利用して下がらせてチェックするしかありません。しかし、それでは鹿島の攻めの駒が一枚少なくなってしまうので、FWの田代に掛かる負担は大きくなります。ただ、闘莉王がリベロだと、鹿島はマルキーニョスが完全にストヤノフのオーバーラップを封じた、天皇杯決勝の広島戦の成功例もあります。

闘莉王はボランチに置いて、ロングキックで攻撃を組み立てる方が良さそうに思えますが、鹿島も闘莉王がボランチならばDFでスタメン出場する堤のところを集中的に仕掛けてきそうなので、どちらにもメリットとデメリットがあります。闘莉王の置き方で、浦和は積極策か慎重策かがわかりそうです。
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ボランチのプレー(田中マルクス闘莉王)

2008-04-07 20:38:40 | 浦和レッズ
ここ3試合、ボランチに入って浦和の3連勝に貢献している、田中マルクス闘莉王選手の話題です。闘莉王は、これまではリベロかパワープレー時のFWのどちらかというイメージでした。闘莉王と言えばヘディングの強さが売り物ですから、普段はDFで相手の長身FWを消し、負けているときにパワープレーで前線に上げるという役割をやっていました。

しかし、DFで出ているときの闘莉王は、ロングキックも売り物でした。なかなか前線が連動していることは多くないですが、通ればチャンスになりそうなボールを蹴ってきます。浦和の新監督のエンゲルスは2004年のブッフバルト監督の就任と同時にコーチとして浦和にやってきましたから、闘莉王のプレーの特徴は知り尽くしているでしょう。

そんなエンゲルスのアイディアは、サポーターは皆驚いたボランチ起用でした。確かに今の浦和のチーム事情を考えると、長谷部と小野伸二が抜けて攻撃的なボランチがいません。阿部勇樹も内舘も細貝も、皆守備的なボランチです。

そのため、闘莉王はそんなに足は速くないため、守備範囲は決して広くないという欠点に目をつぶっても、キック力のある闘莉王にパスを回してもらおうという意図だと思います。また、闘莉王のようにDFとして良い選手は、守備範囲の問題を除けば、高いキープ力と1対1の強さで、ボランチとしても水準以上はプレーしてくれます。

シジクレイ(京都)がボランチで使ってもいいプレーをするのと同じです。ただ、どうしても鈴木啓太が後ろをうまくフォローしてやらないと、特に闘莉王は前に出たときの帰陣に課題がありますから、バランスが保てなくなります。新潟戦で鈴木啓太がいなくてもうまく行ったのは、新潟がトップ下を置かないチームだったことと、新潟にとって予想外の策だったことが考えられます。

ただ、このまま固定するとは私は思っていません。今の浦和の最終ラインがさほど強くないからです。次節の鹿島戦で、もし慎重策を取るなら、闘莉王をリベロに戻し、細貝をスタメンで起用してくることも十分考えられます。

ただ、鹿島はトップ下を置かないチームなので、ボランチで出場するとすれば、闘莉王の位置にプレッシャーを掛けようとすると、FWのマルキーニョスが下がってくるしかありません。そのあたりは、相手の出方を読んだ駆け引きが、試合直前まで続くと思います。
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フッキ効果出る(4/6神戸対東京V)

2008-04-06 21:37:16 | 他チーム
今日はJ1の2試合が16時キックオフと同時刻だったので、どちらを見るか迷ったのですが、前半は柏対新潟にチャンネルを合わせました。しかし、前線でキープできず攻撃の形が作れない新潟に、チャンスで決められない柏と両チームとも決め手のないサッカーで、一度見た試合を途中で回すのは気がひけたものの、後半から思わず神戸対東京Vに変えてしまいました。

東京Vが前半に河野のゴールで1点を先制して、ホームの神戸が追う展開でしたが、東京Vのフッキが目を引きました。どうやら、フッキは東京Vにとって、どうしても欲しかった選手らしく、最初の試合から自由と権限を与えられていることが映像からも伝わってきました。

まず、個人技で一人抜けますし、シュート力も強烈です。先制ゴールの河野の点にフッキは絡んでいませんが、フッキは数多くのチャンスに絡んでいて、東京Vが優勢に試合を運ぶ原動力になっていました。去年のJ2時代は、ボールを持ったらゴールしか見ていないFWで、強引に持ちすぎるところを相手に狙われる場面もありましたが、今はチャンスメークもできています。

そんな神戸にとって苦しい展開の試合は、大久保が肘打ちは確かにしていましたが、それほど悪質ではなく、疑問の残る判定で退場を命じられたことで、神戸はまったく攻撃を組み立てられなくなりました。中継を最初から最後まで見ていなかったのでわかりませんが、神戸はレアンドロがいなかったです。

代役は甲府から獲得した須藤ですが、数的不利の展開を打開できる役割を期待するのはちょっと厳しかったようです。結局、試合は1-0で東京Vが勝ち、残留争いを抜ける可能性すら感じる試合ではありました。それほどフッキのインパクトは強烈でした。やはり、主役に据えてくれるチームなら活躍できるのでしょう。かつてのエメルソンを思い出します。
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サクラソウ

2008-04-06 18:18:36 | 雑記
今日はサクラソウを見に、荒川の土手沿いの自生地に行ってきました。桜草祭りは今年は4/20ですが、今日の時点で写真のレベルまで開花していますから、桜草祭りの時点では盛りを過ぎている可能性があります。もし、サクラソウを見に出かけられる予定の方がいらっしゃいましたら、お気をつけ下さい。

桜草自生地ですが、種をまいたりスプリンクラーで水をやったりなどはまったくしておらず、自然に生えています。かつては、「日本唯一の桜草自生地」というのが売り物でしたが、今は園芸品種が野生化したものもあるらしく、他にも桜草が咲く場所はあるようです。

桜草にとって、ライバルといえるほかの草を取ったりはしていませんから、黄色い花が目立つノウルシや、つくしなども見られます。そのため、桜草は他の草の成長で桜草が隠されることで、終焉を迎えます。
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拾った試合(4/5磐田対浦和)

2008-04-05 22:07:29 | 浦和レッズ
今日の試合、開始3分で失点し、内容も良くなかったと思います。どうやら高原ではなくエジミウソンを軸にするらしいということはわかったのですが、脇役に据えるなら据えるで、高原に何をさせたいかは少なくともこの試合からは見えてきませんでした。

また、梅崎は永井と組んでの梅崎というイメージが定着してしまいそうです。今日、永井は腰痛で90分は無理ということでベンチスタートだったのですが、梅崎はポンテと違いサイドに流れるのが売り物ですから、しっかり真ん中を埋めてもらわないと機能しません。前半から後半の途中でエンゲルスが細貝、永井を同時投入するまでの時間、浦和のちぐはぐさはテレビ観戦の私にも伝わってきました。

しかし、高原をあきらめてエジミウソンの1トップにしてから、チームが回り出すようになりました。闘莉王のトップ下には、正直驚きましたが、これは事実上のFWで、頭で起点を作る意図がありました。同点ゴールのシーンはセットプレー崩れで、平川のクロスを闘莉王が頭で合わせて、走り込んだ阿部勇樹に合った形です。

正直、同点ゴールが決まるまでの展開は点が入る気がせず、この試合は引き分けなら御の字と思っていました。ただ、相馬を下げて左サイドに回った平川がまたもクロスを上げて、今度は闘莉王の頭に合って浦和は逆転しました。勝てるとは思っていなかった試合で見事に拾った勝利です。

しかし、闘莉王はインタビューであまり満足した表情はしていなかったという情報もあります。2試合連続で試合の入り方が悪かったという、同じ課題が出たことや、トップ下の位置でボールがキープできなかったことなど、課題の方が多かった試合であることが理由と思えます。

ただ、闘莉王は自らオプションになれることをこの試合で証明しました。自らがピッチに立つことで、監督に様々な選択肢を与えることができる選手の存在は貴重です。次節の相手は強敵鹿島ですが、サッカーは11人しかピッチに立てない以上、どんなチームにもどこかしらスペースはあります。

昔は鹿島があまりにも強かったので、4-4-2の中盤をボックス型に組む布陣には弱点はないのではと思っていましたが、昨年の天皇杯で鹿島の弱点はわかりました。その内容は後日紹介しますが、その辺の研究は浦和も十分やっていると信じたいです。
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