Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

大宮戦プレビュー

2008-09-21 11:35:05 | 浦和レッズ
普段は試合前日のプレビュー記事ですが、すっかり忘れていて当日になってしまいました。多くの浦和サポと同様、私もチケットが取れずテレビ観戦の予定ですが、大宮は隣町のチームでよく見に行っていますから、特徴はある程度わかります。

まず、今年の大宮は、かなり前目からプレスを掛けるサッカーをしています。ただ、このサッカーはコンディションに大きく依存することも確かで、もし調整をミスすると、とんでもなく動きが鈍い可能性もあります。また、前回の対戦のときにいなかった、スロベニア代表歴がある長身FW、ラフリッチの存在も脅威です。

ラフリッチは最初の時点では、オフサイドラインをうまく抜けられなかったようですが、前節のFC東京戦でもゴールを決めていますし、浦和で一番ヘディングが強い闘莉王が競り負ける可能性のある相手です。(闘莉王が仮に欠場すると、誰もラフリッチに勝てない可能性もあります。)

大宮は4-4-2の中盤ボックス型の布陣を、一貫して崩していません。また、前回の対戦のときにドリブルで再三崩されたデニス・マルケスも健在です。ただ、前回はドリブラーに弱い堤のところを徹底的にデニス・マルケスに狙われましたが、今回はスピードのある坪井が復調しましたから、浦和としてはある程度抑えられるという計算があると思います。

ただ、今回は大宮の最終ラインが急造です。レアンドロが出場停止で、片岡、冨田のCBが予想されていますが、パワー系の冨田の裏を片岡がどこまでカバーできるかは未知数です。

ようやく当たりの出てきたエジミウソンを、今回もスタメンで行くのではと思いますが、永井をどこで使うかは予想が難しいです。永井が、完全にFWに専念して、前線で動き回ってくれればいいですが、永井をFWに置くと次第に下がってきてしまう悪い癖があるので、前回のアル・カディシア戦のように右ウイングに置く可能性もあります。

ただ、いろいろ予想はしていますが、浦和が相当疲れていることは否定できない事実です。半分くらいメンバーが入れ替わっても、決しておかしくはありません。特に、去年のACLの戦いをコーチとして生で見ているエンゲルスですから、選手がどれだけきついかはわかっていると思います。
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Jリーグ最大の出世物語?(マルキーニョス)

2008-09-20 22:49:51 | 他チーム
大抵、Jリーグで成功する外国人は、たとえ無名の存在でも、最初から物が違うという才能を見せつけるケースがほとんどです。日本人だと、地域リーグからJ1に這い上がった鈴木慎吾(大分)、若林学(当時大宮、現愛媛)らのケースがありますが、即戦力が要求される外国人選手で、少しずつ力をつけて、タイトルに絡む主力選手になれたケースは稀です。

そんな稀なケースの一人が、現鹿島のマルキーニョス選手です。マルキーニョスは、残留争いで苦しんだ東京Vが、リーグ後半戦の主力として2001年に獲得した選手です。ただ、最初の時点では、無名選手だったこともあってか、エジムンド獲得の際に「こんな大物と組めるとは」と感激の言葉を漏らしていた記憶しかありません。

マルキーニョスは、今年で日本は8年目ですが、その間東京Vから、横浜、千葉、清水、鹿島と渡り歩きます。記録を調べたら、千葉時代に14試合で12得点を挙げた実績がありますが、清水の1年目(2005年)まで二桁ゴールはこれ1回です。そんな成績で、よく残っていられたなとも思いますが、マルキーニョスには一つの大きな武器があります。

それは、うまいけど動かない選手もいるブラジル人の中で、比較的珍しいハードワーカーということです。日本の運動量の多いサッカーでは、たとえ点は取れなくても、しっかり前線で守備をしてくれたというところは監督も良く見ています。あとは得点感覚だけでしたが、それが目覚めたのは清水時代の2006年でした。

運動量が多いなら、スペースを突けということを、長谷川監督が教え込んだのかもしれません。当時のマルキーニョスは、トップ下を置かない清水の布陣で、空いているトップ下の位置でボールを受けて、そこからFWの位置に出て行くプレーを得意にしていました。その結果、ついに好待遇で鹿島に引き抜かれる、30歳にしての遅咲きの成功を手にします。

今のマルキーニョスも、相変わらず運動量が武器ですが、清水時代に比べて走る距離が長くなった印象を受けます。ボランチの位置でボールを受けて、一目散にスペース目掛けて走り出すプレーは、相手にとってマークしにくい選手でしょう。

得点感覚に目覚めたマルキーニョスは、相手にとって常に警戒を怠れない選手になりました。現在得点ランクトップで、今季、J1得点王に輝けば、大器晩成と大いに注目を集めることになると思います。
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3バックのバランス(9/17アル・カディシア対浦和)

2008-09-19 18:47:42 | 浦和レッズ
浦和のスタメンを見ると、一見普段の3-5-2で、普通のやり方でアル・カディシアに勝てると判断したゲームプランに見えます。しかし、この3-5-2には微妙なバランスの変化が加えられていました。どうやら、大分戦で永井をFWで起用すると、いつの間にかトップ下になってしまうのをエンゲルス監督は修正したかったようです。

そのため、前線はエジミウソンの1トップ気味にして、永井を右ウイングに置いてきました。トップ下に下がってくるくらいなら、サイドアタッカーとして働けというのが永井に出したメッセージのように思えます。

たまには右アウトサイドもやることがある永井は、攻守両面に絡み、同点ゴールのアシストもしましたから、この起用は失敗ではなかったと思います。ただ、浦和の敗因はボランチから後ろのラインでした。

まず、右アウトサイドのはずの山田のポジションが完全にボランチでした。どうやら、浦和は相手の中央の攻撃を警戒したらしく、トップ下のベン・アシュールを消そうとしたのかもしれません。しかし、アル・カディシアが狙っていたのは、3バックでは一般的な弱点と言われている、両ストッパーの脇のスペースでした。

最初は相馬や山田がある程度対応していましたが、この日の浦和は3バックのポジションのバランスが悪く、相手にスペースを与えてしまいました。特にひどかったのが、PKで失点した3点目の場面で、闘莉王、坪井、堀之内が縦に並ぶ最悪のポジショニングでした。結果的には抜かれた坪井に責任がありそうですが、本来なら坪井が抜かれても、後ろに2枚残っていないといけません。

堀之内の退場は、一人しか残っていなかった状況では仕方ないと思います。ただ、映像を見る限り、ファウルしたのはエリアの外で、FKが妥当だったように見えますが、相手のホームではこれくらいの不利な判定は覚悟しておかないといけません。

ただ、闘莉王が個人技で持ち込んでエジミウソンが決めた2点目の効果は想像以上に大きいです。アウェイでの2-3の負けは、0-0の引き分けとほぼ同等の価値があります。アウェイゴール2倍ルールで、ホーム埼玉スタジアムで1-0、もしくは2-1で勝てば勝ち抜けです。

必ずしも2点差をつける必要はないという状況なら、浦和は普段のサッカーを崩さなくてもいいと思います。アル・カディシアが10人で引いてきたりすれば話は別ですが、まだまだ希望はつながっています。今年も未知の相手が本気で浦和対策を立ててくる、ACLの面白さを味わいたいです。
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鉄人も人の子(巻誠一郎)

2008-09-17 18:19:39 | 他チーム
今日の夜のアル・カディシア戦は、日本時間では未明になりますから、即日更新は物理的に不可能です。そのため、ちょっと古いネタになりますが、日曜にテレビで見た、千葉対東京Vからネタにします。

千葉は、現在17位と自動降格圏内にいます。さしあたり、自動残留の15位より、入れ替え戦の16位を狙わないといけない立場です。また、16位の磐田との勝ち点の差は8で、この東京V戦に勝てば、前日敗れた磐田との勝ち点差を5にできる一戦でした。

そんな一戦は、最初は東京Vのペースで始まります。大黒のポストプレーに、トップ下の広い範囲を動くディエゴと、キーマンたちも好調で、前半のシュート数は東京V10本、千葉3本と大差がつきますが、スコアだけは0-0でした。

そんな中、千葉のFW巻誠一郎選手は、前半はボールが入らずほとんど存在感がありませんでした。しかし、ポストプレーヤーにしては運動量が多いのが巻の長所です。一回、良い形があればゴールは十分狙えるFWです。

そんな形は、後半から途中出場した工藤のフリーランニングから出ました。うまく右サイドのスペースを突いた工藤から、この日最大のチャンスになるクロスが入ります。そのワンチャンスに、巻はうまく相手DFのマークを外して、得意のヘディングシュートを決めます。

このプレーを境に、巻は徹底的に削られることになります。普段は痛みに強く、「巻に担架はいらない」と言われているのですが、この日はついに担架に乗ってしまいます。ただ、それだけこの一戦の重要性を理解して、体を張ってプレーしていた証明でしょう。

それでも、倒れる度に立ち上がってきた巻ですが、最後は運動量が多すぎて足がつり、途中交代します。あの巻が途中交代ということは、千葉にとってはこの試合で勝たないと残留はないくらいの気合いを入れていた証明だと思います。

残留争いの試合は、時としてラフプレーの目立つ「格闘技」になってしまうことがありますが、この試合は千葉の気合いがうまく表に出た、いい試合だったと思います。次は札幌相手で、次も熱い試合になりそうです。
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アル・カディシア戦プレビュー

2008-09-16 17:54:32 | 浦和レッズ
現地時間の明日午後10時に浦和はクウェートでアル・カディシア戦です。浦和の試合の前日は、恒例のプレビュー記事で相手チームの情報を流すのですが、今回はほとんど情報がありません。もちろん、浦和の関係者は映像でアル・カディシアを分析しているでしょうが、サポーターレベルでアル・カディシアの映像を手に入れるのは不可能です。

しかも、クウェート代表はW杯で3次予選で消えましたし、アジアカップにも出場していませんから、クウェート代表選手のことを知っている日本人は皆無でしょう。そのため、唯一の手がかりは、メンバー表に書いてあった外国人選手3人の国籍です。

それによれば、外国人選手はコートジボアール人のボランチ、チュニジア人のトップ下(ベン・アシュール)、セルビア人のMFです。ただ、セルビア人のMFは第一戦は出場停止で、明日は出ません。世界的に名が知れている選手は、チュニジア代表でドイツW杯に出たベン・アシュールくらいです。

ただ、ベン・アシュールはチュニジアのジダンという異名も持っているらしく、一番警戒しなければならない相手でしょう。ただ、浦和はセパハンと対戦した昨年の決勝戦で、ドイツでプレー経験のあるナビドキアと対戦して特徴を読み切ったことがあります。

あまり、ベン・アシュールのことを極端に恐れる必要はないと思います。ただ、問題は浦和内部にあります。浦和で最も頼れる、欧州CL出場経験のあるポンテがエンゲルス監督の途中交代に激高してしまったことです。

この問題を、クウェートに出発する前の短い時間で解決できたかは、残念ながら情報がありません。もし、ポンテがアル・カディシア戦でベンチにも入っていなかったら、この問題がこじれてしまったと、少なくとも私は推測します。

もし、ポンテ欠場の場合は梅崎が代役に入ることになるでしょうが、梅崎はACLに出るために浦和に移籍してきたと明言しているので、ここで頑張らないでどこで頑張るくらいのつもりで、意地を見せてほしいものです。

ただ、中東のアウェイゲームの厳しさは、昨年のセパハン戦で十分わかっています。芝生も良くないでしょうし、移動でベストコンディションではない浦和は相当苦しむと思います。

そんなときは、一人のスーパープレーがチームを救うことがあります。昨年、ゴールを決めている永井雄一郎の個人技に期待します。
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2度降格危機を救う(エジミウソン[大分])

2008-09-15 11:58:46 | 他チーム
J2降格の危機を、強力な助っ人外国人で救ったケースは、2001年の東京Vのエジムンドのケースが有名です。ただ、エジムンドはブラジル代表で1998年フランスW杯決勝に出場したほどの超大物でしたから、ある程度は活躍するだろうと多くの人が予想していたでしょう。

しかし、代表歴もなく、ブラジルではビッグクラブでプレーした選手ではなくても、降格の危機を、しかも2度救った優良外国人が大分にいます。その選手は、ボランチのエジミウソンです。2005年、大分は前半戦で大きく出遅れ、いろいろな補強に着手しました。このときに、ダブルボランチを両方外国人にするという発想が出てきました。

ボランチはチームの要ですから、一人は言葉の通じる日本人を置きたいというのが日本人監督なら出てくるでしょう。しかし、このとき大分は当時39歳の若手ブラジル人監督、シャムスカの招集を決めていました。シャムスカサッカーの軸を、ダブルボランチのエジミウソン、トゥーリオのブラジル人コンビにしたいと判断した大分の判断は思い切ったものでした。

しかし、2005年の埼スタで、おとといの試合と同じような暑さの中で行われた浦和とのアウェーゲームで、このダブルボランチの威力をまざまざと見せられました。普通、ダブルボランチはどちらが攻め、どちらが守るという役割分担が決まっているケースがほとんどです。

この、エジミウソン、トゥーリオコンビは、どちらが上がってきても、どちらが守備に回っても大丈夫という強力な二人でした。ボランチの位置から、戻りの遅れるネネの裏を徹底的に狙われた浦和は、優勝争いの中で痛い黒星を喫することになります。対照的に大分はその後連勝街道を進み、残留争いを早々と抜け出します。

しかし、2007年シーズン、メインスポンサーなしという厳しい状況に置かれた大分は、資金難からかこの二人を放出してしまいます。その結果、またも残留争いに巻き込まれた大分は、どうしてもエジミウソンを呼び戻したいという結論を出します。シーズン半ばで大分に戻ったエジミウソンは、新たに元福岡のホベルトと組んで、今度は攻撃的ボランチにカラーを変えてまたも残留争いを抜け出します。

今、上位争いをしている大分ですが、引っ張っているのはエジミウソンです。前線に弱点がある大分で、エジミウソンの攻撃参加は大きな武器になっています。シャムスカサッカーを知り尽くすエジミウソンが、シャムスカマジックのキーマンであることは疑いの余地がありません。もし、シャムスカ監督がJリーグの他チームに引き抜かれたりしたら、一緒についてくる可能性もあるのではと思っています。
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王者を沈めたカウンター(9/14浦和対日テレ)

2008-09-14 17:22:32 | レディース
選手の写真は失敗してしまったので、布陣の写真で失礼します。首位日テレとは、勝ち点7の差がある浦和は、逆転優勝を狙うにはこの試合は勝ち点3が絶対条件でした。日テレは初めてじっくり観察するチームですが、なでしこリーグのチームの中で一番代表とサッカーが似ています。

ボランチに澤がいて、FWに永里優季、CBに岩清水、右SBに近賀と同じメンバーがいるから当然ともいえるのですが、澤のキープで落ち着かせて縦に速いサッカーをしてくる、なでしこリーグで見た相手では最強でした。そんな相手に、浦和の取った策はロングボールからのカウンターでした。

負傷した堂園の代役が、走るMFの若林だったところもそういうサッカーを意図したように見えましたが、前半はあまりやりたいサッカーができていなかったように感じます。それは、守備の際の安藤のポジショニングが理由でした。噂によれば、安藤は相当五輪で消耗しきったらしく、コンディションは良くないように見えました。

確かに、安藤にボールが入ればいいパスは出てきますが、安藤が守備の際にFWの位置にいたことが大きな理由です。コンディションの良い安藤なら、トップ下という自分の長所を理解して、セットプレーのこぼれ球を拾える位置にいるでしょう。それが戻って来れないというのは相当消耗していると理解しました。

しかし、浦和の村松監督は、そんな安藤のポジショニングは意識の問題と、修正を指示しました。後半に入ってから、安藤はクリアボールが拾える位置にしっかり下がってきて、カウンターの起点になることができるようになりました。安藤を起点にしたカウンターが機能し始めたことが、安藤自身のゴールを呼ぶのですから、サッカーは面白いです。

安藤の2ゴールは、1点目が右45度からの技ありのミドルシュート、2点目は得意のドリブル突破です。あれほど、今日はきつそうだから途中交代も視野にと考えていた安藤でしたが、やはり安藤と北本と高橋彩子は替えのきかない選手と、改めてその存在感の大きさを思い知りました。

柳田や土橋のように他チームから補強したり、堂園のように成長したりと、他のポジションは少しずつ層が厚くなってきています。しかし、先ほど挙げた3人のところは、負傷したりしたら誰に任せたらいいんだ?と名前が出てこないほどです。彼女たちの元気なうちに、是非初タイトルをと願います。
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カウンターはまらず(9/13浦和対大分)

2008-09-13 18:03:37 | 浦和レッズ
携帯カメラでついにズームができるようになったので、調子に乗って試合前の闘莉王のオーロラビジョンの写真を載せます。

以下翌日追記。

昨日は先週の残業続きの影響か、帰宅後にブログをアップできる余力がなく、更新が遅れたことをお許し下さい。昨日の大分戦ですが、大分というチームはJ1最小失点のチームですから、どこに最小失点の要因があるかを最初にチェックしてみました。その秘密は、ボランチのホベルトの動きです。

ホベルトは基本的にはポンテについているのですが、最終ラインが手薄になっているときは素早くカバーに入りますし、後ろから上がってきたドリブラーにもしっかり対応が効きます。このホベルトの守備があるから、本来攻撃力のあるエジミウソンを前目に出すことができて、大分が安定してボールをさばけるチームになっていると思います。

しかし、弱点は前線が薄いことです。トップ下の金崎はゲームメーカータイプではなく、梅崎(現浦和)と同じようなサイドプレーヤーです。そのため、ウェズレイが下がってしまい前線がデカモリシ(森島康仁)一人になってしまうことです。このサッカーでは格上相手に善戦できても、格下相手に確実に勝ち切れるかどうかは難しいというのが私の印象です。

そういう意味では、今回のスコアレスドローは、大分の策略に見事にはまったしまった感があります。帰り道で周りのサポーターの会話を聞いていると、田中達也の不在を嘆く声が多かったです。事実、代役の永井は、FWで起用すると下がってきてしまい、トップ下のようになってしまいます。

それでも、調子の良いときの永井なら、その位置からカウンターで飛び出して走り回れるのですが、昨日の永井は運動量もさほどではなく、しかもたまに上がったときもフォローがほとんどなく機能していませんでした。ただ、後半の10分過ぎから、勝ちに来た大分が浦和を押し込んでいた時間がありました。

この時間を見た浦和ベンチは、カウンター狙いにターゲットを絞ったらしく、パサーのポンテを下げて山田を入れて、山田の長い距離のドリブルで勝負する采配を打ちました。しかし、ターゲットの枚数が足りず、大分に真ん中を固められて逃げ切られてしまいました。

高原がオフサイドに何度も引っかかったのも気になりましたが、それまでなら動きの量が足りないことがあったので、副審が変わる後半に一度オフサイドラインをくぐればゴールだからとあまり気にしていませんでした。しかし、後半も爆発しなかったのは残念です。

代表でも1トップの経験はある高原ですが、今はちょっと1トップではきついかなというのが正直なところで、アル・カディシア戦に行くようなら永井が近い距離でフォローしてやる必要がありそうです。(エコノミークラス症候群がある高原はクウェートには行かない可能性もありますが。)
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キープ力とテクニック(松井大輔)

2008-09-12 19:28:07 | ワールドサッカー
岡田ジャパンが、前でボールを持つ強気なサッカーができるのは、右MFに中村俊輔、左MFに松井大輔と、ボールをしっかりキープしてくれるサイドハーフがいるからです。このサイドハーフがスピード型だったら、おそらく岡田監督のサッカーそのものが変わってくるでしょう。

そんなテクニシャンの松井大輔選手ですが、私が初めて見たのは鹿児島実時代の高校選手権決勝でした。1トップの田原を後ろで支えるトップ下でしたが、当時からキープ力は確かなものがありました。

卒業後はJリーグのトップレベルのチームからオファーが来てもおかしくないと思っていましたが、本人が故郷の京都に思い入れがあったのか、あまり上位チームとは言えない京都サンガに入団します。実は、浦和のエンゲルス監督は京都時代の松井を指導しています。

当時は韓国代表の朴智星が在籍するなど、黄金時代だった京都は、天皇杯優勝という大きな成果を残します。しかし、翌年開幕から、朴智星が抜けた穴を埋められなかった京都は低迷して、エンゲルス監督は解任され、チーム状態を立て直せなかった京都はJ2に降格します。

このとき、松井は京都残留を表明するのですが、海外クラブからオファーが来たら移籍金ゼロで移籍できるというオプションをつけました。おそらく、京都サイドはJ2の選手に海外からオファーがくることはあり得ないと思って、このオプションをつけたのでしょう。

しかし、オファーは実際に届き、当時フランスリーグ2部だったルマンでした。2部のチームへ行くのは、思い切りも必要だったでしょうが、自分の力でチームごと1部に上げるという強い意志で、当時は日本人がプレーしたことがないフランスリーグに渡ります。

ルマンという町は、自動車レースのルマン24時間があることから、知名度は高いですが、小さな町だそうです。松井にとっては、初めての海外が、温かい雰囲気のルマンだったことは幸運でした。

本当にチームごと1部に上げると、持ち前のテクニックには磨きがかかり、相手にとってはなかなかボールが取れない選手になりました。生で久々に見た、オマーン戦でのプレーは、まさに芸術でした。

相手を手玉に取る深い切り返しや、相手ボールになりそうなボールを諦めずに追って俊輔のゴールにつなげるなど、すっかり別の選手になったかのような成長ぶりでした。実は岡田ジャパンのキーマンは松井だったと、最終予選が終わる頃は言っているかもしれません。
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下手でも点を取る選手

2008-09-11 22:56:09 | ワールドサッカー
いろいろ、外国のサッカーを見ていると、必ずしもうまい選手がたくさん点を取るとは限りません。日本ではほとんどいませんが、外国人ではこんなに下手な選手がなぜ代表?と思う選手がいます。

その代表格は、ドイツW杯で日本代表が2ゴールを決められた、豪州代表MFのティム・ケーヒルという選手です。この選手は中盤に入ることが多いですが、パスセンスは今一つです。ボールが来たときもトラップミスもあります。

そんな選手がなぜ代表かと言うと、それは点だけは取るからです。ケーヒルはイングランドのプレミアリーグのエバートンという名門チームにいるのですが、それも点を取るからいられるのです。ケーヒルの長所はセットプレーに絶対の自信を持つことです。

どんなテクニックがあるかは、テレビではなかなかわかりませんが、ケーヒルはいつのまにかフリーになっている技術が高いです。また、そういうシュートを外さないのも重要な長所です。

そんな、「下手でも点を取る」という選手は、Jリーグでは新潟で見たことがあります。その選手の名前は、アンデルソン・リマと言います。アンデルソン・リマはFKの名手で、直接FKを何度かねじ込んでいますから、下手ではないかもしれません。

しかし、このアンデルソン・リマは、右SBでありながら、守備がほとんどできないという致命的な欠点があります。逆サイドからのクロスを頭でクリアできませんし、もっとひどいのは自分のサイドの相手選手に対しても、クロスを上げさせないという意識がまったくないのです。

そのため、見かねた当時の反町監督は、アンデルソン・リマの守備範囲を3ボランチの右サイドの選手にカバーさせていました。ただ、アンデルソン・リマのFKは年間8点も取るほどでした。そこまでしても使いたかったのでしょう。

ただ、こういう選手が現れる背景には、外国ではうまいけれどゴールを決められない選手より、下手でも点を取る選手を使う傾向があるからだと思います。日本人でそんな選手はゴン中山とも言われますが、彼は下手ではありません。

チームプレーもしっかりこなせるし、得意の体ごと飛び込むヘディングも、動き回って前のスペースを空けているからです。ただ、こういう選手が最近出てきていないのも確かです。日本代表の決定力不足解消には、第二、第三のゴン中山が出てきて欲しいところです。
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