Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ルヴァン杯松本山雅戦(H)プレビュー

2020-02-22 20:48:50 | 浦和レッズ
今度の水曜日、浦和はホーム埼玉スタジアムで、ルヴァン杯松本山雅戦です。初戦の仙台戦はリーグ戦まで間隔が空いていたのでベストメンバーの投入が可能でしたが、この松本山雅戦はリーグ戦の間に開かれる日程なので、メンバーは落とす可能性もあります。もっとも、湘南戦にスタメン出場していない選手でメンバーを組んでもそれなりに選手はいます。

GKだけは歴代監督がどんなときでも西川の起用がほとんどですが、DFには槙野、新外国人デンがおり、ボランチにも青木、エベルトン、攻撃的MFには伊藤、マルティノス、FWには杉本の起用も可能です。開幕戦の湘南戦から大きくメンバーを変えても、今季からJ2の松本山雅に対してはある程度戦えると思います。

彼らサブ組にとっても大事な試合です。彼らがひどい試合をすれば、大槻監督はレギュラー格を固定してしまうでしょう。ここでいいプレーをして、リーグ戦でのスタメン出場に向けて大いにアピールしたい試合です。過去には那須のように、サブ組の試合で活躍してスタメンを奪った選手もいるので、チャンスは誰にでもあると思って欲しいものです。

対戦相手の松本山雅は、長年監督を務めた反町監督が退任して、元市立船橋高校監督で高校選手権優勝も果たした、布啓一郎監督が後任監督になっています。昨年のJ1では17位となりJ2に降格していますが、昨年埼スタでの対戦では松本山雅が2-1で勝利しており、松本山雅の守備を軸に少ないチャンスに賭けるサッカーがはまる可能性もあります。

山雅は、松本山雅のアマチュア時代に、選手たちが集まって戦術の話をした喫茶店の名前です。その喫茶店は今ではないですが、松本山雅のオフィシャルショップの喫茶店の名前になって復活しています。カタカナ名が主体のJリーグで、漢字のチーム名はインパクトがあり、Jリーグ参戦時に名前を変えなくて良かったのではと今では思います。

松本山雅の方も、J1昇格が大事なので、リーグ戦に力を注ぐ立場は同じです。ルヴァン杯というタイトルに挑めるのは光栄としても、ベストメンバーで全試合戦うのは不可能なのである程度メンバーは落ちると思います。予想は困難ですが、埼スタでいい試合ができるよう、試合までの調整に期待しています。
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DFの間を狙われる(2/21湘南対浦和)

2020-02-21 22:58:02 | 浦和レッズ
今日のJ1リーグ開幕戦、アウェイの湘南戦は3-2で浦和の勝利に終わりました。もっとも、勝つには勝ったものの課題は多く出た試合で、浦和の4バックが崩された危ない勝利だったと振り返ります。今季から試している4バックは、ここまで見た印象では3バックから1枚DFが減ったデメリットがまともに表れています。

湘南はそこが狙い目だったようで、高いボールでクロスを入れてCB鈴木大輔の背後を狙うという意図を徹底してきました。先制点は湘南に入り、元浦和FW石原直樹が鈴木大輔の後ろで見事にフリーになっていました。時間帯によっては2バック気味になることもある、浦和の攻守の切り替えが遅れたところを狙われました。

それでも、浦和の攻撃力は確実にアップしています。この日は興梠とレオナルドが2トップを組みましたが、動ける興梠でスペースを狙い、レオナルドがいい位置で待つという補完関係が成り立っていました。同点ゴールは左サイドを縦に走った汰木からで、興梠が前を向いて走り込んで一旦GKに当たったところを再度詰めました。2点目は山中のアーリークロスをレオナルドが頭でうまく合わせました。

そのまま2-1で逃げ切っていれば、浦和が良かったと言ってもいいでしょう。しかし、先ほど書いた鈴木大輔の背後は常に湘南に狙われており、湘南の左アウトサイド鈴木冬一らのクロスで何度も肝を冷やす場面がありました。湘南に食らった同点ゴールは、山田直輝がさばいてからゴール前に入り込み、鈴木大輔の背後に回って頭で合わせたものです。

さらにVAR判定の結果、鈴木大輔のハンドでPKを与える大きなピンチがありましたが、相手キッカーのタリクがバーに当てる失敗で辛くもピンチを逃れます。これが勝負を分けた瞬間で、最後は途中出場のマルティノスのカウンターから関根が相手DFの隙間を抜く左足のシュートで3点目を決めて、浦和が3-2でこの試合を勝利します。

このままでは点を取るものの、それ以上点を取られる試合が増えることになってしまうでしょう。大槻監督は試合の途中で3バックに変更するようなオプションは使わない様子ですが、このようなアーリークロスにはSBが絞るなどの対策を打たないと、全チーム狙ってくるでしょう。単純に高さがあればいいというものではないので、機能のさせ方は難しいのですが。
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河津桜

2020-02-20 22:31:54 | 埼玉
さいたま市でも、写真の河津桜が見頃を迎えました。今年の開花は早く、例年ならまだ咲かない頃です。2年前に本場の河津に行って、桜並木を見ましたが、当時は3月の頭で見頃でした。今年の暖冬はあらゆる植物に影響を与えており、ソメイヨシノも3月中旬には咲くのではという報道もあるほどです。また、どこか名所に行って花を堪能できればと、ぼんやり考えています。









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湘南戦プレビュー

2020-02-19 22:33:54 | 浦和レッズ
浦和は今度の金曜日、アウェイで湘南戦です。湘南との昨年の対戦は浦和の1分け1敗です。長年監督をしていたチョウキジェ元監督時代には「湘南スタイル」という全員守備全員攻撃のサッカーで、チーム走行距離トップの数字を出したこともあります。チョウ監督はパワハラ問題でチームを去りましたが、そのノウハウは今の湘南に受け継がれているでしょう。

湘南といえば、3-4-3でウイングを置いたスタイルを多く用いるイメージです。もっとも、湘南の売り物としてアウトサイドやストッパーがFWを追い越して上がってくることが多いものがあります。まさかあそこにあの選手がいるとはと、相手が驚くDFの攻撃参加が「湘南スタイル」の一端のように思えます。

今季の湘南は、いつものことながら逆風からのスタートになっています。DF山根(->川崎F)、MF杉岡(->鹿島)と守備の選手を強豪クラブに引き抜かれています。浦和が今季は攻めるサッカーになっていることから、この穴が埋められず守備に不安が残る状態なら、大量点での決着の可能性もあります。打ち合いの展開になれば、レオナルドの決定力が効いているでしょう。

今季の浦和にも不安はあります。それは3バックから4バックに変更していることによる守備の組織です。両SBが去年までアウトサイドだった橋岡と山中なので、彼らが3バックの癖を直して守備の意識をもっと高く持たないと、湘南のカウンターの餌食になります。橋岡には、極端な話時間帯によっては「上がるな」と指示を出してもいいのではと思います。

それでも、今季は攻撃力が上がっており浦和の前線は楽しみです。前でうまくボールを持つことができれば、レオナルドがフリーになる技術が生かせるでしょう。VARの導入でPKの判定が厳しくなるのが予想できるのは、攻めるチームに有利になるので、浦和が攻めることで道を切り開いて欲しいと期待しています。
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いい位置にいる(レオナルド)

2020-02-18 22:23:16 | 浦和レッズ
日曜日の仙台戦、ヒーローは何と言っても2得点1アシストのレオナルドです。彼は鳥取の岡野雅行氏がブラジルに出向いて探した才能で、J3鳥取、J2新潟と連続して得点王になっています。その点を取る秘訣は、昨日のプレーを見る限りでは「いい位置にいる」技術だと感じます。練習試合のJ2相手には、いとも簡単にフリーになっており、味方が彼の動きを見てパスを出せばそれだけで得点を量産できそうです。

プレースタイルはスピード型のように見えましたが、キャンプで走っているところを見た水内猛氏によれば「足はそんなに速くない」という評価です。タイプ的には、広島で得点を量産した佐藤寿人がイメージ的に似ており、相手の最終ラインと駆け引きして出し抜き、いいボールが来たら外さないテクニックを持っています。

ヒールキックなどのテクニックは持っていますが、彼の場合は味方が動きを見てくれるかが最大のキーポイントです。そういう意味では、2トップにして杉本や興梠がボールを持って、レオナルドの動きを見るというサッカーをやりたいという意図で、大槻監督が4-4-2を採用したのではないかと狙いの一端が見えてきます。

この日は仙台のDFが下がり過ぎているとみて、わざと下がり目の位置を取って相手マーカーから逃げるという技術も見せており、レオナルドのフリーになる技術は確かではと見ています。あとは本人がシュートを外さないことと、いいボールを何回入れられるかの勝負になってきます。相手がレオナルドを意識してくれば、仙台戦のマルティノスのゴールのように他の選手に取らせることもできます。

まだ年齢的にも22歳と若く、日本帰化も考えに入っていると聞きます。帰化のためには漢字が小学三年生レベルまで書けないといけないので、そう簡単ではないですが、日本語も勉強しているようで楽しみです。今季、彼に点を取らせるのが共通理解だとすれば、それが正解かどうかは彼の得点数で語れることになるでしょう。
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ルヴァン杯仙台戦マニアック分析

2020-02-17 22:51:14 | 浦和レッズ
4バックを導入したばかりの浦和は、どうしても守備が気になります。浦和は3バックの監督が続いたので、DFラインの選手が悪い意味で「3バック慣れ」していないかが気になります。3バックの場合、両アウトサイドはそれほど守備を気にせず思い切って仕掛けても、最悪後ろに3人いると割り切ることができます。しかし、左右のSBの橋岡と山中は、同時に上がらないなどバランスを常に気を配る必要があります。

そのバランスの悪さを仙台に突かれてしまいました。蜂須賀のクロスに常田が頭で合わせ、攻撃的MFの田中がフリーになってミドルシュートで失点すると、さらにジャーメインのパスから田中に決められてあっという間に3-2と一点差まで追い上げられることになります。右サイドの守備はこの試合の大きな課題で、関根と橋岡で、相手のDFやMFに誰がつくか決め切れなかったことは詰める必要があります。

また、この布陣ではアンカーの柴戸のところはどうしてもきついポジションになります。相手が2トップに加えて、ボールサイドの逆のMFをFWの位置に上げてくると、最終ラインをカバーするのは柴戸しかいません。運動量は多い柴戸ですが、そのパスは相手に狙われていた印象で、3バックのボランチよりも動きの量は必然的に増えることになります。

それでも、縦に速いサッカーを目指した浦和は、仙台の攻撃よりも多くのチャンスを作ることができました。仙台のDFを後ろ向きにさせたのは良く、どうしても下がりながら相手のFWをマークするのは難しいので、レオナルドが得意とする相手を出し抜いてフリーになる技術が遺憾なく発揮できることになります。ヒールキックでゴールを狙ったプレーがファウルで取り消されてハットトリックはならなかったですが、このJ2得点王を生かす戦術はできている印象を受けます。

後半、縦パス主体で相手守備陣のギャップを狙った攻撃が機能して、杉本のPKと途中出場マルティノスのゴールで5-2と差を広げた浦和は、幸先良い勝利を飾ることができました。もちろん、課題としてはミスからカウンターを食らう場面があったことで、この試合は開幕したばかりで動けますが、夏場に動きが落ちたときに戻る動きが間に合うかという疑問はあります。

それでも、多くの選手に攻める意識が出た、浦和が変わったかに思えた勝利で、杉本や山中など昨年機能しなかった選手が絡めば補強並みの効果はあります。もちろん、相手も研究してカウンター狙いに特化するなどの対策も練られるでしょうが、選手の層が厚くなっており戦い方を微調整して対応して欲しいものです。































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サンウルブズ対チーフス

2020-02-16 21:12:34 | 他スポーツ
スーパーラグビー(SR)第二戦、サンウルブズ対チーフスをテレビ観戦していました。チーフスはニュージーランドの強豪で、開幕から2連勝と好調なスタートを切っています。W杯で見かけたようなビッグネームはいなかったですが、一人重要な選手がFBに入っていました。負傷でW杯にこそ出ていないものの、SRでMVPも取ったダミアン・マッケンジーです。

もっとも、今年はサンウルブズも開幕戦のレベルズ戦を勝利して、これまでの弱小チームとは違うと見せつける仕上がりを見せています。このチーフス戦では、ラインアウトの獲得率が上がっているのが注目ポイントでした。これまでラインアウトやタックルに弱く「子供扱い」されてきたサンウルブズとは一味違う内容で、事実SOエイプリルのトライで先制点はサンウルブズに入っています。

それでも、チーフスはマッケンジーがいます。彼は試合の流れを一人で変えられるほどの能力を持っており、FBながらライン参加したときのパスの強さや判断の早さなどは、サンウルブズにはいないほどの選手です。このマッケンジーのパスから試合が動くことが多く、サンウルブズが自陣に押し込まれたピンチで蹴り出さずにFBからゲインを狙ったミスを見逃してくれませんでした。

もうマッケンジーを褒めるしかないというスーパープレーも出ています。サンウルブズのパスをカットして、個人技でサンウルブズDFをまとめて抜き去るプレーから、左WTBに回して楽々トライになります。このWTBが、「これはマッケンジーのトライだ」と判断して、インゴールで走り込んでいたマッケンジーにボールを譲るという、サンウルブズとしてはもうどうしようもない結果を見せつけられます。

サンウルブズもモールを押し込むような強さも出しており、前半終了間際に1トライを返して意地を見せますが、後半にCTB守屋がパスを落球するという凡ミスをチーフスに拾われるというプレーが出て、勝負は決まりました。4週間で合わせた急造チームのサンウルブズの脆さが、強いチーフスと戦うときに出てしまった印象も受けます。

それでも、サンウルブズにとって豪州やNZのアウェイで戦える強化のチャンスがあります。この試合の後、豪州のレッズと対戦するために遠征に出ており、そこでこれまでと違った結果を出せるか見てみたいと思います。
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縦に速く(2/16ルヴァン杯浦和対仙台)

2020-02-16 21:00:00 | 浦和レッズ
Jリーグ開幕前の前哨戦とはいえ、開幕一週間前の仕上がり具合を見る機会であった、ルヴァン杯仙台戦を見に埼玉スタジアムまで出かけていました。浦和は今季、J2得点王のレオナルドの加入に伴い、彼を生かすという意味も含めて4-4-2へのシステム変更を行っています。練習試合はJ2以下が相手で、5戦全勝という結果はあまりあてになりませんが、レオナルドがその5試合ですべて得点と、仕上がりという意味では悪くないのかなとイメージは持っていました。

その改革は、試合前の練習にも現れていました。20mほどの距離にコーンを置いて、3人一組で一人が縦パスを追いかけて、残り二人はフォローに走ってパスを交換するという練習をしていました。ちょうど相手DFライン裏へのスルーパスくらいの距離で、浦和は積極的に縦に速いサッカーを目指すぞという意図は見て取れました。

また、浦和の4-4-2の完成度という意味でも楽しみにしていました。もちろん完璧ではないでしょうが、誰がボールを出して誰にボールを集めて点を取りに行くかという意図だけは見たかった試合でした。それを見ることは叶いました。サイドの山中、関根が縦に仕掛けて、サイドからのクロスをレオナルドに集めるようだと、意図は十分見ることができました。

レオナルドは初めて見る選手なのでタイプ的なところから注目しました。彼の売り物は「いいところにいる」技術です。仙台のDFラインが下がっていると見れば、わざと後ろ目のポジションを取ってフリーになるなどの観察眼を持っており、この技術で、J3鳥取、J2新潟と2年連続得点王を取ってきたのだろうと感じられました。

また、杉本の使い方も整理していました。去年、1トップで起用して孤立することが多かった杉本を、少し下がり目のFWでキープさせてレオナルドを生かすという役割を与えていました。浦和の4-4-2ではバランス的にトップ下を置けないため、その役割の一部を杉本に任せるという発想はいいと思います。

その、戦い方が見違えるようだった浦和は、仙台のDFライン裏を仕掛けてレオナルドのゴールで開始9分で先制すると、さらに杉本がペナルティエリア角付近から巻くようなシュートを決めて2-0と追加点を得て、「去年とは全然違う」と期待感を持てる立ち上がりでした。そんな試合がどういう決着を見たかは、明日以降にマニアック分析で補足します。





























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ベティス対バルセロナ残り30分

2020-02-15 22:51:44 | ワールドサッカー
2-2の同点ながら、試合がうまく運べていないと感じたバルサのセティエン監督は、左SBのフィルポとトップ下のビダルout、アルトゥール、アラバinの交代を打ってきました。特に左サイドはこの日のバルサはうまく使えておらず、普段試合に出ているアラバをベンチに置いて温存を狙ったのであれば、意図しない出場となりました。

しかし、この交代は確実に効果がありました。ビダルについては1枚警告をもらっている事情もありますが、ゲームメーカータイプのアルトゥールでボールをさばき、左サイドはアラバで崩すという流れができました。この日はゲームメーカー的な仕事をしているメッシにとって、アラバに安心してパスが出せたのもいい効果がありました。

メッシにはビッグチャンスも来ました。アラバのクロスからファーサイドでフリーになり、寄せてきたDFをフェイントで外しますが、シュートが利き足でない右足だったことでGKロブレスが間に合いました。この日はメッシはノーゴールでしたが、それでもスペインリーグ得点ランキングトップで、シュートが狙えるときは決定機に近い形に持ち込んでいることが強みのように見えました。

メッシはこの日はアシストで見せました。長い距離のFKから、DFラングレーが打点の高い浮き球のヘディングシュートでゴールを得て、この試合で初めてバルサが勝ち越しに成功します。直後に、ベティスMFフェキルがファウルの判定を巡って主審に異議を唱えたという理由で立て続けに2枚の警告を受けて退場します。

これでバルサは安全運転を狙う手もありましたが、バルサにとっても前半にフェキルの突破で何枚か警告が出ていた影響が出ます。DFラングレーが相手FWの左足を後ろから蹴って倒したというプレーで2枚目の警告を受けて退場します。これで両者とも10人の試合となり、バルサは4-3-2、ベティスは4-4-1と布陣を変えて最後の攻防を見せます。

ベティスが無理に前に出たことでバルサには多くチャンスが来ましたが、バルサはアウェイということであまりファウルを取ってもらえず、ロスタイムのメッシへの相手DFの反則を取ってもらえない不運もありました。それでも試合は3-2でバルサの勝利に終わり、3/1に行われるレアルとのクラシコは今季の流れを左右する試合になりそうです。
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ベティス対バルセロナ60分

2020-02-14 23:23:09 | ワールドサッカー
DAZNのテレビで、ベティス対バルセロナのビデオを見ていました。バルサは途中就任のキケ・セティエン監督に代わっていますが、これまでのバルサのようにメッシの良さを皆で生かすチームを作ろうとしている様子は見えました。メッシはバルサの試合を見るときは最大の注目ポイントですが、メッシも32歳という年齢もあって動きの量は減っています。

それでも、メッシから出る長短自在のパスの精度は今でも高く、バルサの前半9分の同点ゴールはメッシの浮き球のパスにデヨングが走り込み、デヨングが絶妙なトラップを見せてゴールに流し込んだ点でした。どうやら、中盤の前目を中心に、どこからでもゲームを作れることをメッシの良さとして生かしたい様子です。

試合はVARから動きました。バルサDFラングレーのハンドでPKとなり、これをカナレスが決めて前半6分でバルサ相手に先制する絶好の展開に持ち込みます。この日のバルサは若干ちぐはぐなところがあり、4-3-1-2のサイドのMFが前にかかったところでミスが出て、ベティスにカウンターを食らう場面も何度もありました。

ベティスで良かったのは左MFのフェキルです。彼の重心の低いドリブルはバルサ守備陣にとってやりにくい相手で、彼の突破からバルサDFに何枚も警告が出る苦しい展開を強いられます。勝ち越し点はベティスに入り、ビダルのトラップミスを拾ってからのカウンターから、フェキルの左足のシュートが鋭く決まって2-1とリードします。

メッシは「さぼり方」もうまい印象を受けます。相手にカウンターを食らうときは「自分のところにはボールは来ない」と割り切ってゆっくりとオフサイドポジションから戻っています。それでも、メッシはここぞというときにはゴール前に入って行ける観察眼は持っており、この試合でもうまくフリーになり、相手GKロブレスがギリギリ左手で止めたもののいいシュートも放っています。

メッシはFKキッカーでもあります。長い距離のボールが蹴れるので、バルサの高さのある選手を生かせるので、前半終了間際、混戦になったところからのブスケッツのゴールで2-2の同点に追いついています。バルサの攻撃の組織は、選手交代などによってどう変わったか、残り30分のビデオ観戦を楽しみにしています。
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