今度の日曜日、浦和はアウェイのパナソニックスタジアム吹田で、ガンバ大阪と対戦します。ガンバ大阪はここまで1勝4分け4敗の成績で、未消化の試合が多く残っており巻き返す可能性はありますが、18位と降格圏に沈んでいます。この未消化の試合が発生したのは、開幕直後にチーム内で起こった新型コロナウイルスの流行です。
これがたたって、約1か月間試合ができない状態が続いたので、キャンプで作ってきた戦術や体力はやり直しに近い状況を強いられたでしょう。4月3日からようやく試合ができるようになりましたが、鳥栖に1-0で勝ったものの、他の試合は引き分けに持ち込むのがやっとでした。また、大阪府内の新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、この浦和戦は無観客で開催されます。
この低迷の理由の一つに、ここまで9試合でわずか2得点という攻撃面の不振があります。9試合で7失点に抑えている守備陣は頑張っているので、点を取れれば浮上の可能性はありますが、浦和としては相手の恐ろしさは良く知っているので、調子が出る前に確実に叩いておきたいところです。
浦和は前節、仙台に2-0で勝利しています。相手は下位とはいえ、入りの悪かった試合を我慢してひっくり返したところは粘り強さが出てきており、新外国人選手のユンカーにいきなりゴールが生まれたという好材料もあります。パスを回せるロドリゲス監督のサッカーを選手たちが消化してきており、この勢いの継続を期待したいです。
この試合は、浦和は中6日ですが、G大阪はミッドウイークに広島戦が入っていて中3日というコンディション面の差もあります。相手は確実にきついはずなので、その差をより大きくできるように、ボールをキープするいつものサッカーを見せて欲しいです。
これがたたって、約1か月間試合ができない状態が続いたので、キャンプで作ってきた戦術や体力はやり直しに近い状況を強いられたでしょう。4月3日からようやく試合ができるようになりましたが、鳥栖に1-0で勝ったものの、他の試合は引き分けに持ち込むのがやっとでした。また、大阪府内の新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、この浦和戦は無観客で開催されます。
この低迷の理由の一つに、ここまで9試合でわずか2得点という攻撃面の不振があります。9試合で7失点に抑えている守備陣は頑張っているので、点を取れれば浮上の可能性はありますが、浦和としては相手の恐ろしさは良く知っているので、調子が出る前に確実に叩いておきたいところです。
浦和は前節、仙台に2-0で勝利しています。相手は下位とはいえ、入りの悪かった試合を我慢してひっくり返したところは粘り強さが出てきており、新外国人選手のユンカーにいきなりゴールが生まれたという好材料もあります。パスを回せるロドリゲス監督のサッカーを選手たちが消化してきており、この勢いの継続を期待したいです。
この試合は、浦和は中6日ですが、G大阪はミッドウイークに広島戦が入っていて中3日というコンディション面の差もあります。相手は確実にきついはずなので、その差をより大きくできるように、ボールをキープするいつものサッカーを見せて欲しいです。
昨日の浦和対仙台は、2-0で浦和の勝利に終わりました。試合の入りは仙台の方が良かった内容で、仙台がカウンターから高い位置を取る浦和のSBの裏を速いパスで攻略する、前節のアビスパ福岡の戦い方を参考にしたような試合運びを見せてきました。序盤の何度かあったピンチを、プロ初スタメンの鈴木彩艶が止めていなければ、浦和は敗れていたでしょう。
浦和は攻めても、素早く帰陣して自陣に2ラインを引いて守る仙台の守備の前に、パスを前に出すことができずに後ろで回さざるを得ない、厳しい試合の序盤でした。初スタメンの新外国人選手、ユンカーにもいいボールを入れることができず、ボール支配率だけは高くても、ゲームをコントロールしているのは仙台の方でした。
そんな試合が逆の展開になったのは、浦和がユンカーの生かし方に気付いたからでした。ユンカーは186cmと、日本では長身の部類になりますが、長身の男性が多い北欧ではそれほど圧倒的な高さではありません。そういう国のリーグ戦で得点王になれたのは、瞬間的に速いスピードで相手DFラインの裏へ何度も走れたからでした。
明本が入れたクロスに、DFラインの裏へ出てヘディングで合わせたプレーで、浦和の選手たちは特徴を理解したようです。前半こそ0-0で折り返した試合でしたが、ユンカーには縦に速いボールを入れると判断して、バイタルエリアで武藤と小泉がパス交換してできたチャンスから、ユンカーに縦パスが出てDFラインの裏へ出て、得意の左足シュートが決まって浦和が先制点を得ました。
この新外国人選手が、初スタメンで即結果を出したことは、浦和のリズムを良くしました。次第に仙台の運動量が落ち始めたこともあって、小泉や武藤が前でボールを持てるようになり、小泉が倒されたFKを直接決めた阿部勇樹のゴールで2-0として、試合を優位に進めました。最後は自陣に2ラインを引く手堅い守備も見せて、この試合を2-0で勝ち切った浦和は貴重な勝ち点3を得ました。
また、GK鈴木彩艶も頑張りました。正GK西川を外しての起用は思い切ったものでしたが、身体能力が高く届くかどうかというシュートに手が届く良さを見せました。まだ、ゴール前のポジショニングに課題こそあるものの、18歳でこれだけの能力があれば今後の成長も見込めます。得たものの多い勝利だったように思えます。
浦和は攻めても、素早く帰陣して自陣に2ラインを引いて守る仙台の守備の前に、パスを前に出すことができずに後ろで回さざるを得ない、厳しい試合の序盤でした。初スタメンの新外国人選手、ユンカーにもいいボールを入れることができず、ボール支配率だけは高くても、ゲームをコントロールしているのは仙台の方でした。
そんな試合が逆の展開になったのは、浦和がユンカーの生かし方に気付いたからでした。ユンカーは186cmと、日本では長身の部類になりますが、長身の男性が多い北欧ではそれほど圧倒的な高さではありません。そういう国のリーグ戦で得点王になれたのは、瞬間的に速いスピードで相手DFラインの裏へ何度も走れたからでした。
明本が入れたクロスに、DFラインの裏へ出てヘディングで合わせたプレーで、浦和の選手たちは特徴を理解したようです。前半こそ0-0で折り返した試合でしたが、ユンカーには縦に速いボールを入れると判断して、バイタルエリアで武藤と小泉がパス交換してできたチャンスから、ユンカーに縦パスが出てDFラインの裏へ出て、得意の左足シュートが決まって浦和が先制点を得ました。
この新外国人選手が、初スタメンで即結果を出したことは、浦和のリズムを良くしました。次第に仙台の運動量が落ち始めたこともあって、小泉や武藤が前でボールを持てるようになり、小泉が倒されたFKを直接決めた阿部勇樹のゴールで2-0として、試合を優位に進めました。最後は自陣に2ラインを引く手堅い守備も見せて、この試合を2-0で勝ち切った浦和は貴重な勝ち点3を得ました。
また、GK鈴木彩艶も頑張りました。正GK西川を外しての起用は思い切ったものでしたが、身体能力が高く届くかどうかというシュートに手が届く良さを見せました。まだ、ゴール前のポジショニングに課題こそあるものの、18歳でこれだけの能力があれば今後の成長も見込めます。得たものの多い勝利だったように思えます。
ライオンズの今日のビジターゲーム、ソフトバンク戦は、栗山と愛斗のタイムリーで得た2点を、松本航、森脇、平良、ギャレットの継投で守り抜いて2-0で勝利しました。制球を乱して満塁のピンチを招いたものの、何とか今季2セーブ目を挙げた臨時クローザー、ギャレット投手を取り上げます。ギャレットは最速158kmが出る剛腕ですが、去年は四死球で崩れることもある不安定な中継ぎでした。
今季、森脇が肩を痛めて開幕に間に合わなかったので、ギャレットは7回を抑える勝ちパターンの中継ぎに入ります。こういう、不安定な剛腕を何とかして戦力にしてきたのがライオンズで、今日も制球が乱れて2四球を与えて苦しみましたが、変化球主体で何とかストライクゾーンに入れてきた捕手の森の工夫もあって、辛くも無失点で切り抜けました。
ギャレットは高校卒業後、バージニア州立軍事学校に入学した異色の経歴を持ちます。メジャーリーグから声がかからなければ軍人になるつもりだったのでしょう。もっとも、アメリカでは2018年にデトロイト・タイガースで中継ぎで13試合に登板して防御率8.22だったのが唯一のメジャーリーグのキャリアで、それ以外の年はマイナー暮らしでした。
もっともマイナー時代には先発して10勝を挙げた経験もあり、どこでもやるつもりでライオンズに入団してきたのでしょう。ライオンズではその球の速さが貴重な戦力と判断され、中継ぎとして出番を得ました。外国人枠が4人と緩くなったことで、こういう中継ぎの外国人選手がどこの球団にもいますが、ギャレットは素材としては一級品です。
日本でプレーすると、牽制球やクイックモーション、変化球などを覚えて、メジャーリーグに戻ると上手くなって帰ると聞きます。こういう、アメリカで育て切れなかった素材をどう生かすか、外国人選手にも育成が問われる時代です。ライオンズはどうしてもFAで選手を引き抜かれるチームなので、こうした「育成力」でどこまで戦えるか、今後楽しみにしたいと思います。
今季、森脇が肩を痛めて開幕に間に合わなかったので、ギャレットは7回を抑える勝ちパターンの中継ぎに入ります。こういう、不安定な剛腕を何とかして戦力にしてきたのがライオンズで、今日も制球が乱れて2四球を与えて苦しみましたが、変化球主体で何とかストライクゾーンに入れてきた捕手の森の工夫もあって、辛くも無失点で切り抜けました。
ギャレットは高校卒業後、バージニア州立軍事学校に入学した異色の経歴を持ちます。メジャーリーグから声がかからなければ軍人になるつもりだったのでしょう。もっとも、アメリカでは2018年にデトロイト・タイガースで中継ぎで13試合に登板して防御率8.22だったのが唯一のメジャーリーグのキャリアで、それ以外の年はマイナー暮らしでした。
もっともマイナー時代には先発して10勝を挙げた経験もあり、どこでもやるつもりでライオンズに入団してきたのでしょう。ライオンズではその球の速さが貴重な戦力と判断され、中継ぎとして出番を得ました。外国人枠が4人と緩くなったことで、こういう中継ぎの外国人選手がどこの球団にもいますが、ギャレットは素材としては一級品です。
日本でプレーすると、牽制球やクイックモーション、変化球などを覚えて、メジャーリーグに戻ると上手くなって帰ると聞きます。こういう、アメリカで育て切れなかった素材をどう生かすか、外国人選手にも育成が問われる時代です。ライオンズはどうしてもFAで選手を引き抜かれるチームなので、こうした「育成力」でどこまで戦えるか、今後楽しみにしたいと思います。
明日、浦和はホーム埼玉スタジアムで、ベガルタ仙台と対戦します。仙台は昨年17位と低迷したことで、切り札とも言える手倉森監督の復帰を選びましたが、今季は1勝3分け7敗の成績で19位と低迷しています。前節、ようやく柏に1-0で勝って今季初勝利を得ましたが、J1では資金力が少ない方というところが響いています。浦和から移籍したMFマルティノスが在籍しているチームです。
得点数を調べると8得点23失点です。得点者は分散していますが、海外から復帰しているFW西村が2得点と唯一複数得点を挙げています。仙台としては、少ない得点を守り抜くサッカーが、浦和に勝つための条件でしょう。もっとも、仙台にとって埼玉スタジアムは鬼門で、まだ埼玉スタジアムで勝ち点3を挙げたことがないジンクスがあります。
浦和はリーグ戦の前節では、福岡のカウンター狙いの戦術にはまって敗れ、上位進出の好機を逃しています。もっとも、ルヴァン杯の柏戦で、1-3と絶対不利の状況からロスタイムに2点を返して引き分けに持ち込んでいます。この試合では、新加入のFWユンカーにゴールが生まれたという好要素があります。まだコンビネーションは合っていませんが、思い切って起用してくる可能性もあります。
この試合は、その週の水曜日にようやく試合がない状況の試合です。ここまでルヴァン杯がリーグ戦の間に挟まっており、選手層が決して厚くない浦和はリーグ戦のスタメン組もベンチに入れざるを得ませんでした。選手の疲労は隠せないでしょうが、ここは少し休めるタイミングなので、あと1試合無理をして欲しい判断も考えられます。
浦和のロドリゲス監督のボールを回すポゼッションサッカーはようやくなじんできています。福岡戦こそ相手のカウンターに引っかかって敗れましたが、やっているサッカーの内容は決して悪くありません。その内容の良さを、この仙台戦でも出すことができるかが、この試合を左右するポイントになるでしょう。
得点数を調べると8得点23失点です。得点者は分散していますが、海外から復帰しているFW西村が2得点と唯一複数得点を挙げています。仙台としては、少ない得点を守り抜くサッカーが、浦和に勝つための条件でしょう。もっとも、仙台にとって埼玉スタジアムは鬼門で、まだ埼玉スタジアムで勝ち点3を挙げたことがないジンクスがあります。
浦和はリーグ戦の前節では、福岡のカウンター狙いの戦術にはまって敗れ、上位進出の好機を逃しています。もっとも、ルヴァン杯の柏戦で、1-3と絶対不利の状況からロスタイムに2点を返して引き分けに持ち込んでいます。この試合では、新加入のFWユンカーにゴールが生まれたという好要素があります。まだコンビネーションは合っていませんが、思い切って起用してくる可能性もあります。
この試合は、その週の水曜日にようやく試合がない状況の試合です。ここまでルヴァン杯がリーグ戦の間に挟まっており、選手層が決して厚くない浦和はリーグ戦のスタメン組もベンチに入れざるを得ませんでした。選手の疲労は隠せないでしょうが、ここは少し休めるタイミングなので、あと1試合無理をして欲しい判断も考えられます。
浦和のロドリゲス監督のボールを回すポゼッションサッカーはようやくなじんできています。福岡戦こそ相手のカウンターに引っかかって敗れましたが、やっているサッカーの内容は決して悪くありません。その内容の良さを、この仙台戦でも出すことができるかが、この試合を左右するポイントになるでしょう。
昨日のライオンズは、オリックス先発のエース山本由伸から10安打で6点を奪う頑張りを見せて、6-2と勝利しました。2打点の中村剛也選手については既に書いたので、好守とタイムリー三塁打の源田壮亮選手を取り上げます。源田は愛知学院大学から社会人野球のトヨタ自動車を経て、ドラフト3位で西武ライオンズ入りしていますが、トヨタ自動車時代の打順は9番でした。
社会人野球の9番打者の打撃がプロで通用するか?と思うのは当然の発想ですが、西武ライオンズは源田について「走と守は持っている」と即戦力の評価をしていました。課題の打撃も、新人の年のキャンプで、同じように社会人野球から入団した辻監督から、当てて走る「走り打ち」から、右方向に強く引っ張る打撃への改造を仕込まれます。
この改造が当たりました。左打者の源田の場合、進塁打の右方向の打球を飛ばすには、強く引っ張る打撃が必要なので理に適っていました。オープン戦で3割近い打率を残して開幕スタメンを勝ち取ると、辻監督も源田については親心を見せて、負け試合の終盤でもあえて代打を出さず、相手の抑え投手の球筋を見てもらいたいと配慮しました。
その結果、ライオンズで長年課題だった遊撃手のポジションが固定できたのは大きく、源田はほぼ全試合遊撃手を守れる選手になります。打順も2番に上がり、当時の1番秋山と名コンビを見せるようになってきました。また、源田といえばその好守は入場料の元が取れます。打球に対するスタートの良さと正確な送球を誇っており、地肩が強いので普通の遊撃手より守るポジションが後ろ気味です。
並みの選手なら内野安打になる、三遊間の深い位置で捕球しても、相手打者が俊足でなければ1塁でアウトにできるほどで、この守備がライオンズの投手を救った場面は多いです。今や走攻守全てにおいてレベルの高さを誇り、チームキャプテンにもなって周りにも目配りができる存在になっています。大分での高校時代からのライバル甲斐(ソフトバンク)とは、盗塁を巡って争う今でもライバルです。
これからは、打点が増えてくれるともっといい打者になれると思います。塁に出ると効果が大きいのは既に知られていますが、今は打点がちょっと少ないです。それでも、遊撃手としては日本でも有数の選手で、侍ジャパンの期待もしたいところです。
社会人野球の9番打者の打撃がプロで通用するか?と思うのは当然の発想ですが、西武ライオンズは源田について「走と守は持っている」と即戦力の評価をしていました。課題の打撃も、新人の年のキャンプで、同じように社会人野球から入団した辻監督から、当てて走る「走り打ち」から、右方向に強く引っ張る打撃への改造を仕込まれます。
この改造が当たりました。左打者の源田の場合、進塁打の右方向の打球を飛ばすには、強く引っ張る打撃が必要なので理に適っていました。オープン戦で3割近い打率を残して開幕スタメンを勝ち取ると、辻監督も源田については親心を見せて、負け試合の終盤でもあえて代打を出さず、相手の抑え投手の球筋を見てもらいたいと配慮しました。
その結果、ライオンズで長年課題だった遊撃手のポジションが固定できたのは大きく、源田はほぼ全試合遊撃手を守れる選手になります。打順も2番に上がり、当時の1番秋山と名コンビを見せるようになってきました。また、源田といえばその好守は入場料の元が取れます。打球に対するスタートの良さと正確な送球を誇っており、地肩が強いので普通の遊撃手より守るポジションが後ろ気味です。
並みの選手なら内野安打になる、三遊間の深い位置で捕球しても、相手打者が俊足でなければ1塁でアウトにできるほどで、この守備がライオンズの投手を救った場面は多いです。今や走攻守全てにおいてレベルの高さを誇り、チームキャプテンにもなって周りにも目配りができる存在になっています。大分での高校時代からのライバル甲斐(ソフトバンク)とは、盗塁を巡って争う今でもライバルです。
これからは、打点が増えてくれるともっといい打者になれると思います。塁に出ると効果が大きいのは既に知られていますが、今は打点がちょっと少ないです。それでも、遊撃手としては日本でも有数の選手で、侍ジャパンの期待もしたいところです。
今日の浦和のルヴァン杯柏戦は、3-3の引き分けに終わりました。もっとも、内容を見ると負けの試合を辛くも持ち込んだ引き分けです。浦和は新外国人のユンカーをFWで起用してきました。ユンカーは初めて見る選手なので注目しましたが、タイプ的にはスピード型で、開始9分にいきなり汰木のスルーパスを受けてからの左足シュートで先制ゴールを決めます。
まだ、浦和というチームのやり方には慣れておらず、周りの選手の動きがわからないのでパスがずれる場面も見られましたが、前線でハードワークしながらスピードで相手DFを振り切り、精度のある左足シュートを生かす選手だというところは見えてきました。興梠慎三を左利きにしたような選手で、これからノルウェーリーグ得点王の能力を見せて行って欲しいです。
もっとも、柏が3-4-3でしかも両アウトサイドを前に出して圧力をかけてくるやり方に苦しんだ試合でもありました。球際については両チームとも厳しく行った試合で、柏は高い位置で回収してシュートで終わる攻撃ができていました。GK鈴木彩艶の好守で防いだものの、前半のシュート数では柏が上だった、苦しい内容でした。その球際の厳しさは、柏FWペドロ・ハウルの負傷交代という形でも出ることになります。
しかし、このハウルに代わって投入されたアンジェロッティが、柏のキーマンになります。ラグビー選手のような体格で相手DFを追い回すアンジェロッティは、選手交代直後でマークが曖昧だった浦和の盲点を突いてFKからのヘディングシュートで同点に追いつくと、小泉のファウルで得たPKを決めて2得点に絡む活躍を見せます。浦和はサイドを使いたい様子でしたが、汰木がフリーでシュートを打てるチャンスがありながらスルーしてしまう、福岡戦から続く積極性のなさが出てしまいます。
CKの流れで3点目を取られた浦和の勝機はついえたかに思えました。しかし、この試合で敗れるとルヴァン杯の決勝トーナメント進出が難しくなる浦和は、ロスタイムに反撃を見せます。CKからの折り返しを、途中出場の伊藤敦樹が豪快なダイレクトボレーで蹴り込んで1点を返すと、DFラインの裏に抜け出した関根がGKの横を抜くシュートで同点ゴールを得ました。
試合はそのまま3-3で引き分けました。この引き分けで、浦和は最終節の横浜FC戦に勝利すれば、2位以内が確定しプレーオフステージに進出できます。引き分け以下では敗退とはいえ、この状況に持ち込んだのもチームの力です。伊藤敦樹がようやく見せてくれた積極性が、チームを変えてくれたのではと思いたいです。
まだ、浦和というチームのやり方には慣れておらず、周りの選手の動きがわからないのでパスがずれる場面も見られましたが、前線でハードワークしながらスピードで相手DFを振り切り、精度のある左足シュートを生かす選手だというところは見えてきました。興梠慎三を左利きにしたような選手で、これからノルウェーリーグ得点王の能力を見せて行って欲しいです。
もっとも、柏が3-4-3でしかも両アウトサイドを前に出して圧力をかけてくるやり方に苦しんだ試合でもありました。球際については両チームとも厳しく行った試合で、柏は高い位置で回収してシュートで終わる攻撃ができていました。GK鈴木彩艶の好守で防いだものの、前半のシュート数では柏が上だった、苦しい内容でした。その球際の厳しさは、柏FWペドロ・ハウルの負傷交代という形でも出ることになります。
しかし、このハウルに代わって投入されたアンジェロッティが、柏のキーマンになります。ラグビー選手のような体格で相手DFを追い回すアンジェロッティは、選手交代直後でマークが曖昧だった浦和の盲点を突いてFKからのヘディングシュートで同点に追いつくと、小泉のファウルで得たPKを決めて2得点に絡む活躍を見せます。浦和はサイドを使いたい様子でしたが、汰木がフリーでシュートを打てるチャンスがありながらスルーしてしまう、福岡戦から続く積極性のなさが出てしまいます。
CKの流れで3点目を取られた浦和の勝機はついえたかに思えました。しかし、この試合で敗れるとルヴァン杯の決勝トーナメント進出が難しくなる浦和は、ロスタイムに反撃を見せます。CKからの折り返しを、途中出場の伊藤敦樹が豪快なダイレクトボレーで蹴り込んで1点を返すと、DFラインの裏に抜け出した関根がGKの横を抜くシュートで同点ゴールを得ました。
試合はそのまま3-3で引き分けました。この引き分けで、浦和は最終節の横浜FC戦に勝利すれば、2位以内が確定しプレーオフステージに進出できます。引き分け以下では敗退とはいえ、この状況に持ち込んだのもチームの力です。伊藤敦樹がようやく見せてくれた積極性が、チームを変えてくれたのではと思いたいです。
西武ドームから帰ってきました。試合分析は明日に回し、とりあえず撮ってきた写真を貼っておきます。
以下翌日追記
昨日の西武対オリックス、結果は6-6の引き分けでした。この試合はいろいろあったゲームで、初回に先発の上間が2連続四球を出し、吉田正尚に走者一掃の二塁打を打たれて2失点するところから始まります。上間の場合、ストレートが最速142kmとあまり速くないので、スライダーをどう振らせていくかが生命線ですが、この日は明らかなボール球が多く、捕手の森も組み立てるのが難しい内容でした。
それでも、打線が相手先発の竹安を攻略します。1回裏、先頭の若林楽人が安打で出塁して盗塁を決めて、源田の二ゴロで三塁に進み、森の犠飛で生還する辻野球らしい点の取り方で1点を返します。2回裏に愛斗のタイムリーが出て同点に追いつきますが、1死満塁で源田が投ゴロ併殺打で追加点を奪えません。この試合は展開が遅く、2回を終えた段階で既に1時間が経過していました。
3回に吉田正尚にソロ本塁打が出て2-3とオリックスが1点リードを奪い、4回までそのままのスコアで進みます。もちろん、西武ベンチは上間の先発ということで継投の勝負になることは織り込み済みで、3回の時点で佐野をブルペンで準備していました。5回表、辻監督はスパッと佐野をリリーフに送りますが、先頭の宗に四球を出す不安定な立ち上がりで、吉田正尚にタイムリーを浴びて2-4とされます。
その裏、西武は森の二塁打から足がかりを作り、1死満塁から呉の中前打で1点を返すと、続く愛斗が左中間にはじき返す2点タイムリー2塁打を放って5-4とこのゲームをひっくり返すことに成功します。下位打線が当たっていたのがこの日の西武の強みで、8番愛斗はこの日3打点の活躍でした。さらに、オリックスが阿部をリリーフに送ると、栗山の内野安打でさらに1点を追加して優位に試合を運びます。
それでも、この試合はそのままでは終わりませんでした。どうしても吉田正尚を抑えたいと、西武投手陣で最も頼りになる平良を7回に送ったところがもう一つのポイントでした。平良はその通り無失点で切り抜けますが、8回を抑える中継ぎがおらず、宮川が紅林に安打を浴びて小川にスイッチすると、代打ロメロにレフトへ特大の一発を浴びて同点にされます。
9回だけでもいろいろありました。ギャレットがライナーを浴びて負傷交代し、代わった森脇が満塁のピンチを併殺打で切り抜け、その裏は2死ながら1,3塁のチャンスを作るも源田が二ゴロで無得点に終わりました。これだけいろいろあり、中継ぎ陣が総動員になる試合はなかなかないと、最後までスタンドで見られて良かった?ことにします。
源田壮亮
金子侑司
中村剛也
若林楽人
源田壮亮
若林楽人
コーリー・スパンジェンバーグ
源田壮亮
上間永遠
吉田正尚
愛斗
呉念庭
源田壮亮
山田遥楓
愛斗
佐野泰雄
以下翌日追記
昨日の西武対オリックス、結果は6-6の引き分けでした。この試合はいろいろあったゲームで、初回に先発の上間が2連続四球を出し、吉田正尚に走者一掃の二塁打を打たれて2失点するところから始まります。上間の場合、ストレートが最速142kmとあまり速くないので、スライダーをどう振らせていくかが生命線ですが、この日は明らかなボール球が多く、捕手の森も組み立てるのが難しい内容でした。
それでも、打線が相手先発の竹安を攻略します。1回裏、先頭の若林楽人が安打で出塁して盗塁を決めて、源田の二ゴロで三塁に進み、森の犠飛で生還する辻野球らしい点の取り方で1点を返します。2回裏に愛斗のタイムリーが出て同点に追いつきますが、1死満塁で源田が投ゴロ併殺打で追加点を奪えません。この試合は展開が遅く、2回を終えた段階で既に1時間が経過していました。
3回に吉田正尚にソロ本塁打が出て2-3とオリックスが1点リードを奪い、4回までそのままのスコアで進みます。もちろん、西武ベンチは上間の先発ということで継投の勝負になることは織り込み済みで、3回の時点で佐野をブルペンで準備していました。5回表、辻監督はスパッと佐野をリリーフに送りますが、先頭の宗に四球を出す不安定な立ち上がりで、吉田正尚にタイムリーを浴びて2-4とされます。
その裏、西武は森の二塁打から足がかりを作り、1死満塁から呉の中前打で1点を返すと、続く愛斗が左中間にはじき返す2点タイムリー2塁打を放って5-4とこのゲームをひっくり返すことに成功します。下位打線が当たっていたのがこの日の西武の強みで、8番愛斗はこの日3打点の活躍でした。さらに、オリックスが阿部をリリーフに送ると、栗山の内野安打でさらに1点を追加して優位に試合を運びます。
それでも、この試合はそのままでは終わりませんでした。どうしても吉田正尚を抑えたいと、西武投手陣で最も頼りになる平良を7回に送ったところがもう一つのポイントでした。平良はその通り無失点で切り抜けますが、8回を抑える中継ぎがおらず、宮川が紅林に安打を浴びて小川にスイッチすると、代打ロメロにレフトへ特大の一発を浴びて同点にされます。
9回だけでもいろいろありました。ギャレットがライナーを浴びて負傷交代し、代わった森脇が満塁のピンチを併殺打で切り抜け、その裏は2死ながら1,3塁のチャンスを作るも源田が二ゴロで無得点に終わりました。これだけいろいろあり、中継ぎ陣が総動員になる試合はなかなかないと、最後までスタンドで見られて良かった?ことにします。
源田壮亮
金子侑司
中村剛也
若林楽人
源田壮亮
若林楽人
コーリー・スパンジェンバーグ
源田壮亮
上間永遠
吉田正尚
愛斗
呉念庭
源田壮亮
山田遥楓
愛斗
佐野泰雄