kotoba日記                     小久保圭介

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おばばが忍ばせていたもの

2021年01月14日 | 生活
  




昨夜
作った具だくさんの味噌汁で
朝食
暖まる

自動車学校の垣根が
めちゃくちゃに切られておった
「おまんら、どげんしたんじゃあ。めちゃくちゃじゃあなあ。気の毒にのう」
と声をかけ
歩道に散らばった
葉っぱや小枝を見る
「これはザンバラじゃねえか」
気の毒や

二度目の緊急事態宣言の朝
特に変わったことなし
太平洋戦争の末期の如く
有事であっても
こんなふうに慣れてゆくのか
と考
一度目の緊張感なし

---

男は
バナナ
グレープフルーツを
胸に抱え
北へ向かった

三重弁の方に聞く
「三重ですか?」
「はい。御在所の方です」
と三重弁
そこから通っていると言う
「だったら猿とか出るでしょ?」
「猿、猪、鹿」
とやわらかい三重弁で発す
猪鹿蝶と花札で覚えているので
どうしても
「猪、鹿」
という音声で言われると
花札の絵柄を思
花札とはよく日本の四季を表している
今になってそう思う
兄様とよくやったなあ
『こいこい』を
我らに伝授したのは
父様だ
父様の父様は
船乗りで港では
博打打ちだったので
しょうがないね
今でも大好きなじいちゃんです

ご先祖さまと父母兄夫婦の笑顔を描いて
出かけるのだけれど
父様の母様であるおばあちゃんは
いつも満面笑顔でニコニコして
喜んでくださる
ありがたいねえ
見とってくれんじゃなあ
って思う
去年
母様の父様の命日である
12月25日に
特別に手を合わせた朝
おじいちゃんは言うた
「母を頼むな」

真顔で言われたので
「はい」と答えた
その意味がわかる
じわじわわかる

年始の日も
『頑張りなさいお母さんを大事にしなさい』
と早口でミッションを与えられたし
上の両者から言われたら
そうするしかねーじゃんか
頑張ろう

---

ヘリコプターの歌
響く

バイオリンを背負った女性
東へ向かった

植え込みに
白い野薔薇が咲いている

その植え込みで
赤い薔薇が咲いていた時
以前
ちょくちょくちぎっている
おばあちゃんがいて
「何してんるん?」
って聞いたら
「薔薇」
って言う
「ああ、そっか」
と答えて
おばあちゃんが
家で一輪挿しにするのを想像していた

そのおばあちゃんが
たまたま茶色の古い手押しカートで
横断歩道の前に来たので
「あのね、咲いてるよ、白いやつ」
おばあちゃんは
植え込みをちらっと見た
そして何事かを言った
「ん?」
と聞き取れないので
そんな顔をすると
おばあちゃんは手押しカートのサイドカバーを開けて
見せてくれたのは
白い小さな薔薇一輪
なんて素敵な景でしょう

手押しカートの中に
白い小さな一輪の薔薇を
忍ばせて歩いているとは
誰が想像できるだろう
「あ、なるほど。いいねえ」
「ありがとう」
と言って
おばあちゃんは
古い茶色の手押しカートとともに
横断歩道を渡って
南へ進んでいった

おばばが忍ばせていたのは
一輪の小さな白い薔薇
ああ
たまらん

それにしても寒い
けれど
わたしの手は熱いので
手袋はいらない
見渡してみると
あんがい
みんな手袋をしている
ということは
手が冷たいということだよな

以前から手が温かい
きっと深部が冷えているのだろう
と思っていたけど
血行がいい証拠らしい
嬉しいことに
今日調べてみたら
スピリチュアル的にも
良いことらしい
交感能力に長けていて
草や木に触ると自然界の力が
もらえるとか
手が温かい人は
植物もよく育つとか
とにかくうれしいね
確かに
万物に話しかける癖がついていて
マスクをしているからいいようなものの
朝なんてほぼ
ずっと自転車のペダルを漕ぎながら
木や草
カラスや川や水鳥や
みんなに話しかけてるもんなあ
とくに桜並木なので
つぼみが堅い桜に触ってみたり
声をかけているのは確か
「寒いねえ、頑張れな、もうすぐ暖かくなるけん、もうちょい辛抱や。桜は冬眠爆破してるやろ。あ、知ってるかみんなはな。知っとるわいな。あはは」
とか
カラスには
「かーちゃん、おはよ!」
とか
草にも木にも
「みんなおはよう」
なんてやってるから
マスクしてなかったら
ちょっと恥ずかしいかも
まあ平気だけど
正しいことだし
人だけ生きてると思ったら
大間違いぜよ
声かければ
きっと聞いてくれている
だから仲良しになれる
そんなもんや

アマゾンから腹巻き届く
早速
お風呂上がりに
古い腹巻きの上から
さらにしている
良い感じ
暖かいし

パソコンをデフラグし
再起動したら
直った
あんなにフリーズし
重かったパソコンに触って
ありがとうとお礼を言う
ずっと使ってるんもんなあ
これだって
このASUSの親分のおかげだし
キーボードはソニーのVAIO単売りのおかげ
直ってよかった
労働場で若い人に聞くと
「寒いからじゃないですか。うちの事務所のでも、朝は立ち上がり遅いですから」
と言う
さすが若い人は知ってるなあ

ともかく
セカンドで用意してあるパソコンは未だ
箱の中
出してセットする時間がない
というか
このパソコンが正常である以上
開ける必要が今はない
執筆の時は
次からは立って打つから
机も用意してあるし
それようのセカンドで用意したから
そんときかな
アマゾンの特別セール期間で
ノートパソコン二万ですよみなさん
おそらく今時のパソコンですから
スペックも高いし
25年前なんて
キャッシュでNECのラビを25万でっせ
今2万でっせ
「あまり安いのはよくないですよ」
と違う若い人に苦笑いで揶揄されたけれど。。。
けれど相対的多数意見は
「安いですね!」だった
わたしはきっと正しい買い物をした
と思う、、、