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kotoba日記                     小久保圭介

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ワクチンの取り合い

2021年01月30日 | パンデミック
  
  



土曜日




屋根に雪
空に雲
天に青


毎日
いろんな人に会う
見知った人も何人か
初めてお会いした人は
尾鷲出身
一ヶ月に一度
帰るという
定年を過ぎたら
帰るという

尾鷲から
熊野古道へ登る道を
教示していただく
なるほど
Googleマップを見ながら
古道の先に
三木里
九鬼と繋がる
なるほど
地元の人の
地元の話ほど
おもしろいことはない

男たちは
屋根に登っていった
壁階段を昇って


西へ行く
すぐ近く
ああうれしい

黒き川の
墨色
それ
筆をつけ
天然の墨汁の如く

電気圧力鍋と発する
天才が昨日来て
それ
贈っていただき
今日は
寒いのだし
生姜焼き定食
しかも
ニンニクもたくさん入れて
体を温める
昨日の寒さを
侮るなかれ

『夜の街で生きる~歌舞伎町 試練の冬~』の動画見る
いくら
自分が行かぬところだからといって
安易に否定批判してはいけない
その理性を養う力を得るための動画
他者を知るとは多言語を知るに等しく
そのための貴重な動画
これは私自身が試される動画
難解な書物を読むとき
自身が試されるに等しい動画
見て良かった
答はまだずっと先にある

パンデミックの隠された
場所の苦悩
それは発展途上国だけではなく
こうした歓楽街で働く人たちの
さみしさや優しさを知るに至る

パンデミックは巨大な書である
どの切り口からでも
わたしたちは学ぶことができる
他の価値を知り
認めるということ

批判するのは簡単
肯定するのは難解です


人類は
そこに『自分が見つからない』ことで
安易に批判非難する
そこに『自分が見いだせる』ことで
肯定応援となる
よって
物事とは自分がそこに<あるか、ないか>の基準で
計られる

みんな自分を知らず知らず
事象に探し続け、求める
『潜在的共有の希求』は
他者を排除して
自身が生き延びる本能に基づいている

人間は理性を持っているのだから
本能の後付に理性を駆使して
『自分でない』事象、人物等を
見つめねばならない
価値の拡大と視野の拡大は
『自分でない』ところを認めることによって
もたらされる



ワクチンを金持ちの国が買いあさっている
争奪戦と見出しにあるけれど
「争奪戦」とは
こんなふうに使う言葉ではない
「争奪戦」に失礼だ

人の自利をこれほど
見知る機会はない
一昨年のマスク然り
よく見ておいた方が良い

発展途上国は明日の命が
全体でまったくの保証がない
先進国とは違う

発展途上国、先進国という
言葉も好きになれない
どうしたものか

地球の人類は
パンデミック状況下
何をするか
人がすることを見ている

ただし他を批判する時は
注意深くなければならない
それはしない方がいい
いや
してはいけない
政治家のせいにしてはいけない
誰かのせいにしてはいけない
パンデミックは自分の問題だ
それはずっと肝に銘じている(つもり)

わたし
ワクチン打ちたくない
親であるのかもしれぬ日本国は
金持ちの国だ
「子よ打ちなさい」
と言うだろう
他の人への感染を防ぐためにも
だがしかし
他の人がワクチンを打っていたら
感染しないだろう

皇后様、雅子様は言った
「国民が先にワクチンを打ってください」
高貴な言葉の教えは
上皇后、美智子様からの伝承と聞く

一晩中
朝起きた時も
ワクチンについて
思っていた
どうするべきか
発展途上国にまわらないワクチンを
わたしが打っていいのか
それでいいのか
考える
本当にそれでお前はいいのか
自答する

一つの選択は
その分
他の方法で
というのが出た
宮沢賢治が言った
『ご恩送り』
ご恩を頂いた人に返すのが恩返し
ご恩を頂いた分を他に返す
それがご恩送り
恩返しができない時が多々ある
そんな時
他に返し
恩は地球を巡る
そういう思想

ワクチンを接種したとしても
それをありがたく恩として受け
他にその恩を心の形で贈る
それしか今のところ
考えが及ばない
それか
ワクチンを打たぬか
けれど
それでは
ワクチンが無駄になる可能性が出る
むつかしい
パンデミックは
半径3メートルで考えてはいけない
遠近法を使わねば
それは想像力ではない
地球規模の人類及び生物への
最低限の
礼儀かもしれない

生姜焼きを食べながら