熊本2日目は市電に乗って仕事へ出掛けた。
市電がある都市はとても豊かな町だと思う。適度な人口と適度な自動車社会。そこに共存の精神が今も残り、市電が欠かせない庶民の足になっているのであれば、それはあらゆる意味において豊かな文化を形成してきたのだと思う。
ここ熊本の市電も魅力的で、わたしは一見して好きになってしまった。
LRTもスマートな外観でかなりカッコいい。
取材後、バスに乗って「創作地鶏料理 よあけの里」へ向った。
何故、そういう流れになったか、ここでは詳細はお伝えできない。ひとつ言えるとしたら、その取材先と「よあけの里」の経営者が同じということだけである。
したがって、「よあけの里」は貸切状態であった。
「よあけの里」のウリのひとつはその名の通り、地鶏料理にある。
地鶏料理とは「天草大王」と呼ばれる品種だ。
お店に貼ってある説明文によると「天草大王」という品種の地鶏は以下の通りのものであるらしい。
「かつて熊本には『天草大王』という我が国最大級(雄最大級のもので背丈90cm、体重約7kg)の鶏が飼育され、『博多の水炊き』用として珍重されていました。
『天草大王』とはどのような鶏であったか、大正時代の文献には『明治中期頃中国から輸入されたランシャン種を基に天草地方において肉用に適するように極めて大型の品種に改良されたもの』と記述され、飼育地名と大きさから『天草大王』とよばれました。
しかし、昭和初期頃に絶滅してしまいました。
そこで、熊本県農業総合研究センター(菊池郡合志町)では、平成四年から『ランシャン種』から『大シャモ』『熊本コーチン』を交配し、特に発育と羽色に重点を置いて、選抜交配を繰り返し、十年の歳月をかけて復元することができました。
このたび、復元された『天草大王』と『九州ロード』の雌を交配したくまもとの地鶏『天草大王』の生産を開始しました」
「生産を開始した」とあるのは恐らくM山社長が自ら飼育を行なって、それを店に供給していることを指しているのであろう。
M山社長が鶏の生産業者でもある。
そんなことで、店に案内され、お昼ご飯と相成ったのだ。
同店の代表料理「天草大王の水炊き」を頂く。
実は、「天草大王」については、眉唾だった。
しかしどうだろう。
弾力がある歯ごたえ。そして、噛めば噛むほどにジューシーな脂分。
断然にうまい。
明らかに、普段東京で食べ慣れている鶏とは違う。
瓶ビールはキリン「一番搾り」。
昼間からの酒はたとえビールであろうとかなり効く!
「水炊き」のスープは鶏のジューシーな脂が沁みだし、極上の出汁を作る。味のベースは塩味だ。これもまたあっさりとした味わいを生み、それがまた食欲をそそる。
具材にアクセントを加えていたのが、肉団子。
これも恐らく「天草大王」をミンチにしたものであろう。
団子は芯まで熱く、ハフハフとしながら口の中で転がる。
これがまたウマイんだ。
ひとしきり、水炊きを堪能すると、〆はご飯を入れておじやに。
最高の出汁でいただく、そのおじやのまたウマイことといったら!
本来なら焼酎で一杯やりながら、この水炊きを味わうのが最もベストマッチングなのだろうが、如何せん仕事中(この日は土曜日だから、就業時間ではないが、他社や取引先とご一緒している手前、余り羽目を外せない)だから、遠慮させてもらった。
しかし、恐らく飲み物は焼酎を中心に豊富に取り揃えていることだろう。
もっとゆっくり様々な食べ物と飲み物を堪能したかった。
やっぱり、東京人て貧乏人なんだな、と改めて思ったところである。
つまり、ホントにうまい食べ物に恵まれていないということだ。
市電がある都市はとても豊かな町だと思う。適度な人口と適度な自動車社会。そこに共存の精神が今も残り、市電が欠かせない庶民の足になっているのであれば、それはあらゆる意味において豊かな文化を形成してきたのだと思う。
ここ熊本の市電も魅力的で、わたしは一見して好きになってしまった。
LRTもスマートな外観でかなりカッコいい。
取材後、バスに乗って「創作地鶏料理 よあけの里」へ向った。
何故、そういう流れになったか、ここでは詳細はお伝えできない。ひとつ言えるとしたら、その取材先と「よあけの里」の経営者が同じということだけである。
したがって、「よあけの里」は貸切状態であった。
「よあけの里」のウリのひとつはその名の通り、地鶏料理にある。
地鶏料理とは「天草大王」と呼ばれる品種だ。
お店に貼ってある説明文によると「天草大王」という品種の地鶏は以下の通りのものであるらしい。
「かつて熊本には『天草大王』という我が国最大級(雄最大級のもので背丈90cm、体重約7kg)の鶏が飼育され、『博多の水炊き』用として珍重されていました。
『天草大王』とはどのような鶏であったか、大正時代の文献には『明治中期頃中国から輸入されたランシャン種を基に天草地方において肉用に適するように極めて大型の品種に改良されたもの』と記述され、飼育地名と大きさから『天草大王』とよばれました。
しかし、昭和初期頃に絶滅してしまいました。
そこで、熊本県農業総合研究センター(菊池郡合志町)では、平成四年から『ランシャン種』から『大シャモ』『熊本コーチン』を交配し、特に発育と羽色に重点を置いて、選抜交配を繰り返し、十年の歳月をかけて復元することができました。
このたび、復元された『天草大王』と『九州ロード』の雌を交配したくまもとの地鶏『天草大王』の生産を開始しました」
「生産を開始した」とあるのは恐らくM山社長が自ら飼育を行なって、それを店に供給していることを指しているのであろう。
M山社長が鶏の生産業者でもある。
そんなことで、店に案内され、お昼ご飯と相成ったのだ。
同店の代表料理「天草大王の水炊き」を頂く。
実は、「天草大王」については、眉唾だった。
しかしどうだろう。
弾力がある歯ごたえ。そして、噛めば噛むほどにジューシーな脂分。
断然にうまい。
明らかに、普段東京で食べ慣れている鶏とは違う。
瓶ビールはキリン「一番搾り」。
昼間からの酒はたとえビールであろうとかなり効く!
「水炊き」のスープは鶏のジューシーな脂が沁みだし、極上の出汁を作る。味のベースは塩味だ。これもまたあっさりとした味わいを生み、それがまた食欲をそそる。
具材にアクセントを加えていたのが、肉団子。
これも恐らく「天草大王」をミンチにしたものであろう。
団子は芯まで熱く、ハフハフとしながら口の中で転がる。
これがまたウマイんだ。
ひとしきり、水炊きを堪能すると、〆はご飯を入れておじやに。
最高の出汁でいただく、そのおじやのまたウマイことといったら!
本来なら焼酎で一杯やりながら、この水炊きを味わうのが最もベストマッチングなのだろうが、如何せん仕事中(この日は土曜日だから、就業時間ではないが、他社や取引先とご一緒している手前、余り羽目を外せない)だから、遠慮させてもらった。
しかし、恐らく飲み物は焼酎を中心に豊富に取り揃えていることだろう。
もっとゆっくり様々な食べ物と飲み物を堪能したかった。
やっぱり、東京人て貧乏人なんだな、と改めて思ったところである。
つまり、ホントにうまい食べ物に恵まれていないということだ。
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