京急の新馬場から旧東海道に続く道に中華が3軒。小道の半ば居酒屋と化したラーメン屋も含めると4軒。密度的には多いと思う。その中で異彩を放っているのが、「chinese restaurant 野沢屋」。なんかベタな店名だと感じるが、店構えが中華っぽくない。白木の引き戸に、上物は黒木の合わせ板。色調はツートンで落ち着いた雰囲気の外観。チャイニーズレストランとは思えないエクステリアだ。
そのアンバランスな雰囲気の店に引き寄せられ、ランチを頂いた。
ランチは日替わりと「麻婆豆腐」。
へぇ、わざわざ単独で「麻婆豆腐」をメニューにしているのなら、余程麻婆に自信があるのかな。ということは四川料理で修行したか。そう思い、「麻婆豆腐」をオーダー。
その「麻婆豆腐」、予想通り、花椒が効いていて、辛く痺れてまさに本場の味。といっても本場に行ったことはないが、自分の大好きな横浜中華街の四川料理、「景徳鎮」を彷彿とさせる味。いや、「景徳鎮」と比べるのは褒めすぎか。けれど、850円で、他に小籠包が2個もつくとは、なんとお値打ちか。しかも、この小籠包も絶品だった。
しかし何故に小籠包。
後でネット情報を見たら、どうも店主は上海料理ご出身らしい。四川じゃないようだ。それにしても、「麻婆豆腐」も抜群に旨い。優しい味の「麻婆豆腐」が蔓延しているが、久々に荒ぶる麻婆を頂いた。
次回はしっかり、上海料理を頂きたい。
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